グリーンスムージーには美容や健康・アンチエイジングなどの嬉しい効果がたくさんありますね。
手軽に食物繊維を摂ることが出来ることと、忙しい朝でも短時間で簡単にミキサーで作れるということもあり、朝食で利用している人も多いですね。
そんな中、グリーンスムージーはミキサーで栄養素が壊れる!なんて話を聞くと、愛飲している人にはちょっとビックリですね。
「スムージーはミキサーで作っちゃダメなの?」
「栄養素が壊れる?」
「栄養は摂れていないってこと?」
そんな不安そうな声が聞こえて来そうですが、大丈夫ですよ!
ミキサーで作ると確かに壊れてしまう栄養素もありますが、逆に吸収率がUPする栄養素もあるんです。
ということで今回は
- スムージーの栄養素がミキサーで壊れる!?
- ミキサーで栄養素が壊れる原因ってなに?
- 栄養素が壊れないための工夫
といった内容をわかりやすくお伝えしていきます。
まずはシンプルに考えましょう。なんでもいい所・悪い所はセットです。ミキサーで細かく粉砕すると壊れてしまう栄養素もありますが、その反面で吸収が良くなる栄養素もあるんですよ。
だから安心して下さい!全ての栄養素が壊されてなくなるわけではないんです。
この記事を読んでぜひ参考にしてくださいね。
Contents
ミキサーで壊れる栄養と吸収アップする栄養がある
ミキサーでグリーンスムージーを作ると一部の栄養素が壊れてしまうといったマイナス面もありますが、その反面で栄養素を吸収しやすくなるといった効果UPも期待されます。
- 壊れる栄養素・・・酵素やビタミンC
- 吸収がよくなる栄養素・・・βカロテンやリコピン
グリーンスムージーは季節ごとで色々な野菜や果物を使うことができるので、その時々の素材の組み合わせを変えることで栄養の偏りを防げます。
また、生食にこだわらず、加熱して食べることも大事ってことですね。
スムージーをつくるならミキサーが手軽で簡単!
ミキサーは使うのが簡単ですし、メンテナンスも比較的楽です。 食物繊維をまるごと摂れるのが魅力でもありますね。
「野菜はサラダとか野菜スティックなど生野菜で食べてるよ!」という方も多いと思います。
そのままの野菜は「かさ」があって食べた気になりますよね。
でも、食べた割には野菜不足を解消できるほどの量が摂れていないことも多いんです。
グリーンスムージーはその点、野菜不足を解消してくれるだけの栄養素を効率よく摂ることができます。
素材を細かく混ぜ合わせることでたくさんの量の野菜を摂ることができますし、栄養素の吸収も良くなるというメリットがあるんです。
ミキサーで栄養素が壊れてしまう原因は摩擦熱と酸化
ミキサーで栄養が壊れてしまう原因は摩擦熱と酸化によるものです。
グリーンスムージーは生の野菜や果物を使うため、ミキサーで粉砕します。
このとき、ミキサーの刃が高速で回転するので摩擦熱が発生します。
これによって一部の栄養素が壊れてしまうんです。
また、ミキサーは素材と一緒に空気も取り入れながら混ぜるため、酸化が進んでさらに栄養素が壊れるという面もあります。
熱に弱いのは酵素とビタミンC。体をサビ(酸化)から守ってくれる効果がありますが、ミキサーの摩擦熱によって減ってしまうと言われています。
(※全部なくなるわけではありません。)
また、野菜や果物の皮をむいて切ったままにしておくと、切った表面が褐色に変わってしまいますよね。
これは野菜や果物に含まれているポリフェノールが空気に触れて酸化することが原因で変色してしまうんです。
時間が経つにつれて酸化が進み栄養も壊れてしまいます。
食べても特に問題ないですが、見た目的においしくなさそうですよね。
変色を防ぐためには、当然ですがミキサーする直前に食材を切るのがいいでしょう。
忙しい朝用にあらかじめ下ごしらえするにしても、せいぜい1日程度で使い切る量にとどめておくことをおすすめします。
良い面:「細胞壁を壊す」という意味では吸収率アップ
野菜や果物は「細胞膜」で覆われていて、さらにその周りを「細胞壁」が覆っています。
この細胞壁を分解するための消化酵素を私たちは持っていないので、栄養素をなかなか体の中に取り入れることができないんですね。
素材を噛んだ程度では細胞壁を壊すことはできません。
でもミキサーすることによって細胞壁を壊し、栄養素を体の中へ取り入れやすくすることができます。
トマトやほうれん草・人参などの野菜の場合、ミキサーなどで粉砕することでβカロテンやリコピン・鉄分などが吸収されやすくなります。
これらの緑黄色野菜は、酸化を防いでくれる抗酸化作用があるので美容やアンチエイジングなどに効果があるんですよ。
ただ、ちゃんと細胞壁まで壊せるかどうかはミキサーの性能にもよります。
高性能なことで有名なバイタミックスなら可能みたいね。
ミキサーで栄養素を壊したくないって思ったら?
ここまでお伝えしたように、「ミキサーによって栄養素が壊れる」というのは悪い面もあれば良い面もあるということでした。
とはいえ、
「やっぱりせっかくの野菜の栄養素、壊したくないなぁ」
「酵素は生きたまま摂りたい・・・」
というのもあると思います。
そんな方向けに、ここではミキサーで栄養素が壊れないための工夫についてお伝えしていきます。
ミキサーで栄養素が壊れないようにするための工夫
摩擦熱を防げばOKです。方法は以下のとおり。
- 素材を凍らせる
- 素材をしっかりと冷やす
- ミキサーのボトルに材料を入れてボトルごと冷やしておく
- 氷や水を入れる
つまりなるべく冷たいままでミキサーするということですね。
でも冷たすぎるとお腹痛くなったり、頭痛になることもあるから注意が必要ね。
酸化も防ぎましょう。次の方法がおすすめです。
- 0.5%程度の塩を加える
- レモン汁やお酢・クエン酸を少量入れる
- 真空ミキサーを使う
真空ミキサーって知ってました?
かなり良さげですよ!
ミキサーとジューサーの違い
ジュースを作るならジューサーがいいのですが、スムージーを作るならミキサーがおすすめです。そうはいっても何が違うのかわからない・・・っていう人もいると思いますので簡単に説明しますね。
ミキサー
刃が容器の下についていて、野菜や果物などの固形物を細かく砕きドロドロの液状にすることが出来ます。
中には氷まで砕いてしまうほどのパワーがあるのもありますよ。
食物繊維などの栄養素をそのまま摂ることができるのでスムージーを作るにはBESTなアイテムですね。
ジューサー
果物の繊維質と果汁に分けてを絞り出すので、サラっとした飲み口でまさに果汁100%です。
果物を絞ってジュースにして飲みたい!っていう人にはおすすめですね。
繊維質のかすには栄養素が含まれていますので、ハンバーグに入れたりドレッシングやスープで利用できます。
これで無駄なく、栄養もバッチリですね。
参考までに、あまり野菜や果物の栄養素を壊さず摂りたいというのであれば、「スロージューサー」がおすすめです。じっくり圧縮しながら絞り出されるので、摩擦熱も少なく生きた酵素やビタミンなどの栄養素を壊さずに残すことが出来ますよ。
まとめ
ミキサーで作るときの摩擦熱や酸化によって壊される栄養素もありますが、その反面で栄養が吸収しやすくなるといった効果もあります。
グリーンスムージーは野菜や果物の豊富な栄養素を効率よく摂ることが出来ますが、それだけに頼るのではなくて、あくまでも不足分の栄養を補うといったイメージで取り入れるといいですね。
普段の食生活においてしっかりとごはんや肉、魚などの固形物を食べてバランスよく栄養素を摂れるようにすることが大事です!
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