「離乳食に小松菜って使えるの?」
「栄養ってどうなの!?」
「アレルギーが気になる・・・」
小松菜を赤ちゃんの離乳食で食べさせられるのはいつから?値段も手ごろだし離乳食に使えるなのかな、と気になっている人もいるのではないでしょうか。
ということで今回は
- 赤ちゃんに小松菜の離乳食はいつから大丈夫?
- 小松菜を離乳食で食べさせるポイント
- 小松菜の保存方法
といった内容をわかりやすくお伝えしますね。
ぜひ参考にしてください。
子ども3人育ててますが、小松菜はよく使ってます!
赤ちゃんに小松菜の離乳食はいつから大丈夫なの?
赤ちゃんには5~6ヶ月くらいの初期の段階の離乳食から食べさせることができます。
小松菜の葉は柔らかく調理の手間も少ないこととアクが少なく栄養も豊富なので、離乳食で食べさせてあげたい野菜のひとつです。
離乳食はまず10倍粥からスタートしますが、大体1~2週間くらいすると赤ちゃんもゴックンすることに慣れてきます。
その頃を目安に食べさせてみるといいですね。
柔らかい小松菜の葉の部分ををペーストにして1さじから与えて様子を見ます。
小松菜の栄養素ってどうなの?
小松菜は緑黄色野菜のなかでもとっても栄養価の高い野菜なんですが、どんな栄養素が含まれているのか気になりますね。
カルシウム
丈夫な骨や歯を作ったり血液を固める働きがあるんです。成長する上で欠かすことのできない栄養素で、小松菜は野菜の中ではダントツにカルシウムの含有量が一番なんですよ。
βカロテン
体内に入るとビタミンAに変わって、髪の毛や視力・皮膚の健康維持や肺などの呼吸器系を守ってくれます。また抗酸化作用が強く活性酸素を抑えてくれる働きもありますね。
ビタミン類
小松菜にはビタミンAの他にB1・B2・B6・C・Eなどたくさんのビタミンが含まれているんです。これらは骨や筋肉などを健康に保って免疫力を高めてくれます。
鉄分
血液中では「ヘモグロビン」という形で存在して、体の中の様々な器官に栄養素を送り届けてくれます。健康のためには必要な栄養素ということです。
赤ちゃんは胎児の時に母体を通して鉄分をもらい「貯蔵鉄」を蓄えて生まれてきますが、生後9か月の頃には使い切ってしまいます。
離乳食で小松菜からその鉄分を補えるのは嬉しいですね。
小松菜には本当にたくさんの栄養素が含まれていますし、価格もリーズナブルで離乳食にも利用しやすいと言えます。
小松菜のアレルギーはどうなの?
小松菜はアレルギーの出にくい食物と言われていますが、まったくゼロということではないんですね。
政府が「アレルギーになりやすい食品一覧」というので発表しているものの中には入っていないということです。
では小松菜を食べてアレルギーと判断するにはどんな症状があるんでしょう?
小松菜を食べている時や食べた後に口の周りが腫れる「口腔アレルギー症候群」や、その他には、食中毒や花粉症に似ている症状の時もあります。
症状としては、下痢やおう吐・体のじんましんや鼻水、喘息などが出ることがありますね。
また症状の出方も2パターンあるので、ときには原因が特定できないこともあるんです。例えば小松菜を食べて30分以内に反応が出る「即時性」であればすぐに原因がわかりますね。
ところが、食べてから数時間や数日過ぎてから出る「遅延性」になると、いつ?何を食べてその症状が出たのか?がわからないので、原因の特定が難しくなるってことです。
小松菜を食べていて赤ちゃんの体調が悪くなったら食べさせるのを止めて様子を見てみましょう。それでも治まらないようであれば早めに病院で受診しましょう。
小松菜を離乳食で食べさせるポイント
お店で買う時の小松菜を選ぶポイント
小松菜を選ぶポイントは、葉の色が鮮やかな濃い緑色のものがいいですね。
そしてシャキッとして太くしっかりしている茎のものが新鮮です。
お店で買う時は葉や茎を見てなるべく新鮮なものを選びたいですね。
最近は年中お店に並んでいますが、小松菜の旬は11月~3月頃です。
この頃の小松菜は甘みも増して葉も柔らかくなりますので、離乳食でも食べやすいってことですね。
小松菜を離乳食で使うときはアク抜きをしましょう
比較的あくが少ない小松菜ですが、赤ちゃんの味覚は敏感なんです。
離乳食で食べさせる時は、茹でたり水にさらすなどアク抜きをして食べさせるようにしましょう。
アク抜きの仕方は熱湯でゆでるやり方と「電子レンジでチン!」するやり方があります。
熱湯で茹でてアクを抜く
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かし小松菜は水洗いして、硬い茎の部分から入れて1~2分くらいを目安に柔らかくなるまで茹でます。(塩は不要)
- 茎が柔らかくなったら鍋から出します。
※茹ですぎると栄養も逃げてしまいます。 - 小松菜の緑色を保つためとアク抜きの仕上げに水にさらします。
電子レンジで加熱してアクを抜く
- 小松菜を水洗いして、水気があるままラップで包んで電子レンジで500wなら2分位を目安に加熱します。
- 加熱したらラップのまま、緑色をキープするため冷水で余熱を取ります。
- 水にさらしてあく抜きをすればOK!
※この時熱くなっているのでやけどに注意しましょう。
離乳食の時期によって違う小松菜のレシピを紹介
離乳食も赤ちゃんの発達に合わせて初期・中期・後期・完了期と進んでいきますね。
初期はトロトロにしたペースト状から始まり、後期になると固形物も食べられるようになります。
時期によって素材の切り方も変わりますので、小松菜を使った簡単なレシピと一緒に紹介しますね。
離乳食初期は葉をペースト状に
離乳食の初期で小松菜を使う時は、小松菜の葉の柔らかい部分を使います。
葉を茹でたら、すり鉢ですりつぶしたり、裏ごしします。
味付けはせず、素材本来の味のまま。まずは1さじから始めましょう。
飲みにくいようであれば、ゆで汁のばしたり片栗粉でとろみをつけてあげるといいですね。
《小松菜と豆腐を使ったペースト》
赤ちゃんには小松菜の葉の柔らかい部分だけを使って、大人が茎を食べるようにすると無駄なく使えます。
材料
- 小松菜 1枚の葉の部分を5gくらい
- 絹ごし豆腐 25g
- だし汁 小さじ1
作り方
- 小松菜の柔らかい葉の部分を茹でてすりつぶします。
- 湯通しした豆腐もすりつぶします。
- だし汁で①と②を伸ばして出来上がりです。
※だし汁を昆布だしや野菜スープでアレンジしてあげると食べやすくなりますよ。
離乳食中期は2~3mmのみじん切りで様子をみます
離乳食にも慣れて来てきたころ、指でつぶせる硬さならモグモグ食べられるようになりますよ。
《小松菜としらすのあえもの>
材料
- 小松菜 1枚の葉の部分を25~30gくらい
- しらす 10~15g
- 昆布だし 少量
- かたくり粉 少々
作り方
- 鍋にしらすを入れ2分くらい茹でたら水でサッと洗います。
- みじん切りにした小松菜を柔らかくなるまで茹でます。
- しらすは粗く切って①と昆布だしであえます。
- 片栗粉でとろみをつければ出来上がりです。
離乳食後期は5mmの粗みじんでも大丈夫
手づかみで食べられるおやきは、赤ちゃんも喜んで食べてくれますね。
《小松菜とジャガイモを使ったおやき》
材料
- 小松菜 20g
- ジャガイモ 中くらいのもの1個
- 小麦粉 小さじ1
- だし汁 少々
- 水 小さじ1
- オリーブオイル 少々
作り方
- 柔らく茹でた小松菜は粗みじんに切っておきます。
- 洗ったジャガイモをキッチンペーパーで包みその上からラップで包みます。
- 電子レンジで500wなら5分くらい加熱します。
- 熱いうちにフォークなどを使って皮を剥いで柔らかくなるまでつぶします。
- オリーブオイル以外の材料をボウルに入れ混ぜ合わせます。
- フライパンにオリーブオイルひいて、おやきを楕円形など好きな形に形成し並べていきます。
- 並べ終わったら弱火で焼き色が両面に付けば出来上がりです。
離乳食完了期は1cmのみじん切りも食べれるようになります
小松菜をチャーハンに入れれば簡単に栄養が取れて、忙しいママも助かりますね。
《小松菜の簡単チャーハン》
材料
- ごはん 柔らかめ90g
- 小松菜 1枚の葉の部分5g
- にんじん 5gくらい
- たまご 小さめ1個
- だし 小さじ2
- 醤油 小さじ半分
作り方
- ごはんと卵を混ぜます
- なべに小松菜とにんじんをいれて茹でます。
- 茹であがった②を細かく切ったらフライパンで炒めます。
- 材料に油が回ったら①を入れて更によく炒めます
- だし・しょうゆで味を整えて出来上がりです。
赤ちゃんが離乳食を嫌がったら無理に食べさせなくても大丈夫!
離乳食の食べ始めの頃は食べたり嫌がったりするのはよくあることなんです。
いままで母乳やミルクだけだった赤ちゃんにとって、離乳食は異物のようなものです。
嫌がったら無理をしない!ってことが大事です。
そんな時は様子を見てまたチャレンジすればいいんです。
離乳食で下痢や便秘になることもあります
離乳食を食べ初めの頃に下痢や便秘になることもありますが、これは、まだ内臓の機能が未熟なため、赤ちゃんが離乳食で学習しているというだけです。
機嫌がよく食欲もあるようなら、心配しなくても大丈夫ですよ。
小松菜は冷凍保存もおすすめ
小松菜を冷蔵庫で保存するなら、キッチンペーパーを湿らせて包んで野菜室に保存し2~3日のうちに使い切りましょう。
・・・とはいっても、なかなか使い切れないですね。赤ちゃんの食べる量って少ないですから。
そんな時は冷凍で作り置きしておけば、毎回いちいち茹でたりする手間も省けます。時短にもなって楽ですよ!
冷凍の保存なら製氷皿が便利
離乳食用の小松菜は多めに作ってストックしておくと便利です。
下ごしらえをしてブレンダーなどでペースト状にした小松菜を製氷皿に入れて冷凍。
しっかり凍ったら保存袋などに入れ直して冷凍保存すれば、これで1~2週間は持ちます。
また、ブレンダーでペーストにするのもいいですが、使わなくてもできます。
茹でた小松菜をラップに包んで冷凍しておいて、使う時は冷凍のままですりおろします。
水で伸ばしたり片栗粉でとろみをつければOK!簡単ですよね。
この方法なら使いたいときに使う分だけ解凍すればいいので、時短にもなります。
離乳食を作るときの手間が省けて楽になりますね。
まとめ
小松菜は野菜の中でも栄養価が高く、赤ちゃんの離乳食にも向いていることがわかりましたね。
また冷凍保存することによって時短になったり、無駄がなくなります。
この先、赤ちゃんの離乳食にも小松菜のメニューがどんどん増えていくといいですね。
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