「離乳食にトマトはいつから使えるの?」
「加熱は必要?大きさはどのくらいがいいのかな・・・」
赤ちゃんが産まれて半年も経つと、離乳食がはじまります。
初めてのパパ・ママだと、戸惑うことも多いのではないのでしょうか。
特に離乳食初期は、食べられる食材が限られています。
食材選びも慎重になりますよね。
そのなかでも、トマトは栄養価も高く、離乳食におすすめの野菜です。
トマトはビタミンA、Cが豊富。赤い色の成分である「リコピン」には高い抗酸化作用があると言われています。
さらにリコピンは、アレルギー症状を抑制する働きをもつとされています。
特に、ハウスダストによる症状を緩和するという研究結果も出ているんですよ。
私も、離乳食によくトマトを使っていました。
トマトには自然の甘みがあるので、調味料がなくても赤ちゃんが喜んで食べていましたよ!
今回は、トマトを離乳食で与えるときのポイントを、4つに分けてお伝えしていきます。
- 離乳食にトマトは何カ月からOK?調理するときのポイントは?
- トマトを甘くすると赤ちゃんが食べやすくなる?
- 月齢ごと!トマトを使った離乳食レシピ
- 離乳食でミニトマトを使うなら冷凍保存が便利
あなたの離乳食作りの「困った!」が解決できると良いですね!
Contents
離乳食にトマトは何カ月からOK?調理するときのポイントは?
トマトは離乳食初期の生後5~6ヵ月ころからOK。
初期のころは消化器官がまだ未発達なため離乳食中期までは加熱が必要になります。
2歳ころまでは、飲み込みやすいように種と皮を取ってあげるのが望ましいようです。
初期・ゴックン期(5~6ヵ月ころ)
トマトの皮・種を取り、果肉を裏ごしして滑らかにします。
水や出汁でのばし、飲み込みやすい固さに調整します。
中期・モグモグ期(7~8ヵ月ころ)
トマトの皮と種を取り、果肉を飲み込みやすいように、丁寧にすりつぶします。
後期・カミカミ期(9~11か月ころ)
トマトの皮と種を取り、果肉を5㎜程度の大きさに細かく刻みます。
完了期・パクパク期(1歳~1歳半ころ)
トマトの皮と種を取り、手づかみ食べがしやすいように、果肉を1㎝程度の大きさに切ります。
初めて食べさせる場合は、小さじ1からスタートして1日ごとにゆっくりと量を増やしていきます。
アレルギー症状などが出たときのために、病院が空いている昼間に与えると、より安心ですね。
離乳食にはミニトマトが栄養豊富で便利
離乳食は一度の量が少量なので、食材があまりがち。
そんなときは、ミニトマトが無駄にならず、必要な量だけ使えて便利です。
さらに、ミニトマトは大玉・中玉トマトより栄養豊富で、リコピンが2.5倍も多く含まれているのです!
とはいえ、ミニトマトの皮むきって、少し手間がかかりますよね。
そこで、ミニトマトの簡単な皮むきの方法をご紹介します。
毎日大忙しのママにとって、時短テクニックはぜひ取り入れたいですね!
熱湯と爪楊枝で簡単湯むき
ミニトマトは小さい分、皮むきする量も多くなりますね。
なるべく簡単に、道具も少なく済ませたいものです。
そんなときは、熱湯と爪楊枝を使えば、驚くほど簡単に皮がむけちゃうんです!
冷凍ミニトマトでラクラク皮むき
ミニトマトを凍らせれば、面倒な皮むきだってとっても簡単!
凍ったトマトを、30秒ほど水につけておくだけでツルン!っと簡単に皮が剥けちゃうんです!
直火で一気に皮むき!
数が多い時は直火で一気に炙りましょう!
冷凍したり、お湯を沸かす時間がないときや、すぐに使いたいときに良いですね。
料理名:ミニトマトの皮むき
作者:フルーツブーケ
■材料(2人分)
ミニトマト / 10個
■レシピを考えた人のコメント
トマトの皮むき方法の1つである、直火焼きの方法を使って、ミニトマトの皮むきを一気にする方法です。名付けてトマトのだんご剥き。
電子レンジでもトマトの皮むきができちゃう!
「火を使わずに皮むきしたい!」というときは、電子レンジが便利。
先に種を取り除き、そのあと電子レンジで加熱します。
気になる方は、動画をご覧くださいね。
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それでもトマトの皮と種を取るのが面倒…離乳食にトマト缶は使っても良い?
皮をむいて、種を取って、刻んだり、すりつぶして裏ごししたり…離乳食作りはとても手間がかかるもの。
赤ちゃんが泣いていたりすると、時間をかけられませんよね。
そんなときは、トマト缶やトマトペースト、トマトジュースなどが便利!
生のトマトと同様に、加熱してから与えます。
赤ちゃんに与える時は、無塩のものを選びましょう。
おすすめは「カゴメトマトペースト」!
「カゴメトマトペースト」は、大さじ1杯分が個包装になっているので、少量の離乳食作りにピッタリの量なのです。
保存が効くので、使いたいときに使いたい分をすぐに使えるが嬉しいですね。
トマトペーストは約6倍に濃縮されているので、だし汁や水で10~12倍に薄めて使用することが薦められています。
トマトを甘くすると赤ちゃんが食べやすくなる?
赤ちゃんは本能的に甘い味を好むといわれています。
それは、母乳やミルクがほんのりと甘いためです。
トマトが苦手な赤ちゃんには甘くする工夫をしてみましょう!
加熱する
トマトは加熱すると酸味が抑えられ甘くなるといわれています。
また、種の部分が特に酸っぱいので、丁寧に取り除きましょう。
大玉・中玉のトマトよりも、ミニトマトの方が甘みが強いとされているので、酸味が苦手な赤ちゃんには、ミニトマトを試してみるのも良いですね。
フルーツと合わせる
バナナなどのフルーツと組み合わせると、トマトの酸味が和らぎます。
フルーツの自然な甘みが加わって美味しさもアップしそうですね。
トマトをよくすりつぶすと、味がなじみやすくなります。
慣れている味と混ぜる
母乳やミルクなど、赤ちゃんが普段慣れている味にトマトを加えるのもおすすめの方法です。
片栗粉でとろみをつけると、赤ちゃんが飲み込みやすくなります。
トマトの品種で選ぶ
酸味が苦手であれば、甘みが強いトマトの品種で選ぶと良いですね。
「シシリアンルージュ」「アメーラ」「フルティカ」「レッドオーレ」などが甘みが強い品種として人気があります。
トマトが苦手で、食べさせるとべぇ~っと出しまう赤ちゃんも多いとか。
ところが、しばらく止めて数か月後に出してみたら、すんなり食べてくれた!ということもあるそうですよ。
最初はあまり食べなくても、トマトの味に慣れると食べられるようになるようです。
赤ちゃんにも味や食感の好みがあるので、無理に食べさせようとせず、ゆっくり見守っていきましょう。
月齢ごと!トマトを使った離乳食レシピ
赤ちゃんが離乳食をたくさん食べてくれると、手間のかかる離乳食作りも、さらに気合が入りますよね!
トマトは調味料の代わりとしても使えるので、離乳食のレパートリーもぐっと増えます。
ミートソースやスープであれば、大人の分から取り分けも出来るので、離乳食作りの負担が軽くなりますね。
それでは、離乳食初期・中期・後期・完了期別のおすすめレシピをご紹介していきますね。
離乳食初期・ゴックン期 ミルク入りで赤ちゃんが食べやすい!トマトミルク粥
【材料】
- 10倍粥 …小さじ4
- すりつぶしトマト …小さじ2
- ミルク+お湯 …30cc
離乳食中期・モグモグ期 野菜とたんぱく質が一度に摂れる!万能トマトソース
【材料】
- トマト …1個
- 鶏挽肉 …100g
- 人参 …5㎝ほど
- 玉ねぎ …1/4〜1/2個
- ピーマン …1個
- その他野菜 …好きなだけ
- ケチャップ …小さじ1
離乳食後期・カミカミ期 パクパク食べてくれると話題!牛肉とトマトの煮込み
【材料】
- 牛薄切り肉 …15g
- ミニトマト …2個
- 茹でた玉ねぎ …大さじ1〜
- ケチャップ …小さじ2分の1弱
- めんつゆ …小さじ8分の1
- 粉チーズ、パセリ …お好みで少々
離乳食完了期・パクパク期 ミックスベジタブルを使った簡単リゾット
【材料】
- ご飯 …80gくらい
- プチトマト …大2個
- ミックスベジタブル …適量
- コンソメ …1gくらい
- 塩 …ひとつまみ
- とろけるチーズ …適量
離乳食完了期☆野菜たっぷりトマトリゾット by mirubin
離乳食でミニトマトを使うなら冷凍保存が便利
ミニトマトは栄養豊富で離乳食にぜひ取り入れたい野菜ですが、皮や種を取る手間がかかってしまいます。
そこで、時間があるときにまとめて調理して、冷凍保存しておくと便利!
使うときは、鍋やレンジで温めるだけでOK!
赤ちゃんを待たせずに済みますね。
離乳食用に、1食分づ小分けできる冷凍保存容器が販売されています。
実際に使ってみて、個人的におすすめな商品をご紹介しますね!
リッチェル わけわけフリージング
冷凍保存する際の必須アイテム!と言っても良いほど、優れた保存容器です。
軽くて丈夫、冷凍後も軽い力で中身が取り出しやすい!
容量も15ml・25ml・50mlがあるので、好みのサイズが選べます。
同じシリーズであれば重ねて保存できるので、冷凍庫内にスッキリ収まりるのも嬉しいですね。
>>Amazonで「リッチェル わけわけフリージング」を見る
ピジョン 冷凍小分け用パック
冷蔵・冷凍のほか、電子レンジにも対応。
耐久性も抜群で、何度も繰り返し使用可能です!
忙しいときは、冷凍庫から取り出してすぐレンジでチン!
おかゆや汁物の保存に、ちょうど良いサイズで便利ですね。
まとめ
トマトは離乳食初期から使える、栄養豊富な食材です。
種と皮を取り除き、果肉だけを月齢に合わせて調理します。
酸味が苦手な赤ちゃんには、
- 加熱する
- フルーツと合わせる
- 慣れている味と混ぜる
- トマトの品種で選ぶ
など、酸味を和らげる工夫を取り入れると、食べやすくなるようです。
トマト缶やトマトペースト、トマトジュースも使用出来るので、時間がないときは上手に取り入れていきたいですね。
これで、あなたの赤ちゃんも安心してトマトデビューができますね!
食べられるものが増えれば、家族みんなで同じ食事を食べることが出来るようになります。
赤ちゃんも、みんなで食卓を囲む楽しさを感じられるようになりますね。
専門書やインターネットの情報は「目安」なので、あなたの赤ちゃんのペースに合わせて楽しく離乳食を進めていきましょう!
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