クランベリー・ラズベリー・木苺の違いは?ベリーの美肌効果も解説!

クランベリー・ラズベリー・木苺の違いは?ベリーの美肌効果も解説!フルーツの知識

ベリーは見た目もかわいくて食べても美味しい、女性には人気のフルーツですね。
その中でも、クランベリーとラズベリー、木苺は聞いたことのある名前だけど、

「みんな同じ種類?」

って思っている方も多いのではないでしょうか?

そうですよね、どれも木苺と同じくらいの感覚ですね。

でも一つだけ、違う種類のベリーがあるんです!
この記事では、それぞれのベリーの違いについてお伝えしていきます。

さらにおすすめの料理方法や、女性にうれしい美肌効果についても解説していきますね。
ぜひ最後までお付き合いください。
今回の記事は以下の内容でお伝えします。

  • クランベリーだけ違う種類!ラズベリー・木苺との違い
  • 「クランベリーソースは感謝の気持ち」「ラズベリーはメディカルハーブ」それぞれの歴史
  • 「クランベリー」「ラズベリー・木苺」それぞれの効果は虫歯予防と美肌効果

ではまいります!

クランベリーだけ違う種類!ラズベリー・木苺との違い

結論からいうと、3つのうち、クランベリーだけが違う種類で、ラズベリーと木苺は同じなんですよ。

ラズベリーは木苺の一種で、フランス語ではフランボワーズと呼ばれています。どれもよく聞く名前だけに、混乱しますよね。
おもな基本情報をお伝えしますので、クランベリーとラズベリー・木苺の違いを整理しましょう!

クランベリー

ラズベリー・木苺

分類

ツツジ科

バラ科

酸味が強い

甘酸っぱい

主な産地

北アメリカ

ロシア

旬の時期

9月~11月

6月半ば~9月まで

ベリーの他の種類

ブルーベリー

一般的なイチゴ・ブラックベリー

特徴

大きさは1cm~1.5cmでイチゴよりも小さく、楕円形をしています。

表面は凸凹がなく、つるっとしています。

中の果実は白く、硬いのが特徴です。

クランベリーよりも小さいサイズ。

粒状のものが集まって、一つの実になっています。

実の中が空洞になっているのが特徴です。

クランベリーはツツジ科でブルーベリーと同じ種類。
ラズベリー・木苺はバラ科で一般的なイチゴと同じ種類なんです。

クランベリーとラズベリーの違い・見た目

違いがよくわかるのが、見た目です。

クランベリーの表面にはおうとつがありません。
これはブルーベリーと一緒です。

一方でラズベリー・木苺は粒状のものが集まっていて、デコボコしています。
同じ種類の一般的なイチゴも種があるところがへこんでいて、デコボコしていますね。

種類分けしてみると、納得してしまいます。

クランベリーとラズベリーの違い・味

さらに味にも違いがあります。

クランベリーは酸味が強いので、そのまま食べる事はあまりありません。
北米の感謝祭に使われている、七面鳥のソースはよく知られていますよね。
肉料理にはとてもよく合うソースになります。
また、ジャムにして食べることもできますよ。

ラズベリーにも酸味がありますが、甘さが適度にあり甘酸っぱく感じるため、そのまま食べることもできます。

ではここで、クランベリーを使った肉料理のソースを紹介しましょう。
ぜひあなたもクランベリーソースに挑戦してみませんか?

お肉に合う!クランベリーソース


画像引用:COOKPAD

材料

  • ドライクランベリー 一人 / 戻す前20g程度(お好みで調整してください)
  • 白ワイン ベリーがつかる程度(お好みで調整してください)
  • バルサミコ酢 小さじ2=10ml程度(お好みで調整してください)
  • バター 15~20g=大さじ1程度(お好みで調整してください)

ドライクランベリーなら手に入りやすいので、いつでも作れますよ。
このソースなら、いつもと違う食卓になりませんか?

Cpicon お肉に合う!クランベリーソース by moririne

次はラズベリーの料理を紹介しましょう。
今回はマシュマロと一緒にデザートにしたレシピです。
こちらもぜひ挑戦してみて下さい。

2分で簡単にできるそうです!

熱々とろ~りマシュマロデザート


画像引用:COOKPAD

材料

  • いちご 1~2個
  • ブルーベリー 軽く2つまみ
  • ラズベリー 3~4個
  • マシュマロ 2~3個

生のベリーが手に入ったときは、そのまま食べてもいいけど、簡単でこんなにすてきなデザートになります!

Cpicon 熱々とろ〜りマシュマロデザート by ◉さっちゃん◉

クランベリーはお肉料理のソース、ラズベリーはデザートとベリー類は色々楽しめる果実ですね。
そんなベリー類ですが、実は、それぞれ海外の歴史と深い関係があるんです。

クランベリーとラズベリー、それぞれの歴史

まずは、クランベリーソースに関係する、海外の歴史から紹介しましょう。

クランベリーソースに込められた「ある気持ち」

先程もお伝えしましたが、クランベリーといえば、北米の感謝祭に食べる七面鳥のソースとしてよく知られていますよね。

このクランベリーソースはインディアンへの感謝の気持ちでもあるんです。

今からおよそ400年前、ピルグリムという人たちが、イギリスから北米に移民した時の話です。
移民した後、彼らは病気によって一年で半数にまで減ってしまったんです。
それは、食べるために持ち込んだ植物が北米の土地に合わなかったためです。

さらに、狩猟も行わない彼らは生きるすべを先住民のインディアンに教えてもらいました。
このようなことから、感謝祭は、収穫はもちろんインディアンにも感謝するために開いた祝宴が始まりとされています。

言い伝えによると、このインディアンが祝宴に持ち込んだ食材の一つが、七面鳥なんだとか。
さらに、クランベリーの料理法もインディアンに教えてもらったんだそう。
クランベリーソースには感謝の気持ちが込められているんですね。

ラズベリーはメディカルハーブとして愛用されていた

一方でラズベリーは、メディカルハーブとして、古くからヨーロッパで使われていたんです。

ラズベリーは16世紀から17世紀頃イギリスで栽培が始まりました。
その後、ハーブとしてヨーロッパ全域に広がっていったんです。
滋養強壮の目的で修道士が栽培を始めたのがきっかけだそう。

こうして、食用だけではなく、メディカルハーブとしてもラズベリーは使われてきたんです。

特に、つわり軽減、産後回復を助けるなどの効果があるとされています。

このようなことから、妊婦さんにもハーブティーとして、愛用されてきました。
日本でもラズベリーティーを飲んでいる妊婦さんはいらっしゃるようですよ。

ですが、ラズベリーティーには子宮収縮作用があります。
妊娠初期には、おすすめできませんので、注意してくださいね。

「クランベリー」「ラズベリー・木苺」それぞれの効果

ハーブとして愛用されてきたラズベリーですが、他にも体にいい効果があるんですよ。
クランベリーの効果と一緒に見ていきましょう。
アンチエイジング効果があるポリフェノールはベリー類の代表的な効果といえます。

そのうち、クランベリーのポリフェノールには虫歯予防。
ラズベリーのポリフェノールには美肌効果があるんです。

くわしく紹介していきますね。

クランベリーのポリフェノール効果で虫歯予防!

クランベリーに含まれているポリフェノールは尿路感染症に効果があるといわれています。
ポリフェノールの一種である「キナ酸」は細菌の増殖を抑える効果があります。

さらに、「プロアントシアニジン」は尿路への細菌の付着を防ぎます。
この両方の効果で感染症を予防するんです。

そして、このプロアントシアニジンには、虫歯予防に効果があるんです。
虫歯を予防するためには、その原因となる菌が歯に付着するのを防ぐことが大切です。
尿路感染症の場合と同じく、虫歯の原因菌を歯に付着するのを防ぐことから、予防になるんですよ。

なんでも外国ではクランベリージュースをよく飲んで、虫歯予防をしているんだとか。
ちなみに、この場合のジュースには砂糖は含まれていません。
さらに、クランベリーに含まれている化合物がガン予防にも効果があると期待されているんです。

ラズベリーのポリフェノール効果で美肌効果!

次はラズベリーの効果をお伝えしましょう。

ラズベリーにはポリフェノールの一種、「エラグ酸」が豊富に含まれています。
このエラグ酸にはメラニンの生成を抑える効果があるんです。

私たちの体には、紫外線にあたると肌を守ろうとする働きがあります。
この働きによって、メラニンという色素が作られ、シミの原因になってしまうんです。


画像引用:シミが出来るメカニズム ハイチオール エスエス製薬

でも、このシミも一時的なものなら、肌のターンオーバーによって6週間ほどで消えてしまいます。

ですが、このターンオーバーのサイクルが、乱れてしまうことがあるんです。
サイクルが乱れてしまうと、メラニンが消えるのに時間がかかり、

「シミがなかなか消えない・・・」

なんてことに!
ターンオーバーが乱れる原因になるのが、大量の紫外線や肌へのストレスです。

ということは、ストレスをなくせばいいのですが・・・
正直なところ、不可能に近いですよね。

そんな時にはラズベリーのポリフェノール効果です。
メラニンの生成を抑えて、シミ対策におすすめ!

まとめ

クランベリーとラズベリー・木苺の違いについてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか?

ラズベリーと木苺は同じ種類でしたね。
それぞれ、歴史があり、ちょっとした知識として覚えていただけたら嬉しいです。

ちなみに、クランベリーの花言葉は「天真爛漫」・ラズベリーの花言葉は「謙虚や愛情」「深い後悔」です。
ラズベリーには棘があることから、マイナスの花言葉もあるんですね。
贈り物にする時などはご注意ください。

また、紹介したレシピを参考にして料理にも挑戦してみてくださいね。
クランベリーソースを食べれば、ピルグリムたちの感謝の気持ちに寄り添えるかもしれません。

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