ベビーキウイってどんなフルーツ？キウイとの違いは？驚きの成分を紹介！

海外からの輸入が盛んになることで、フルーツに関してもいろんな種類のものが私たちのくらしに身近なものとなっています。
そんな中、近年販売されるようになってきた「ベビーキウイ」を知っていますか？

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このような疑問にお答えします！

ベビーキウイは見た目はキウイに似ていても種類も栄養価も異なるフルーツ！
その栄養価はキウイ以上で、圧倒的に栄養素に優れていることから、スーパーフルーツとも呼ばれているんですよ。

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実は私もベビーキウイについて全く知りませんでした。
でもその成分や特徴を調べてみると、とても体にいいフルーツだということがわかったんです！

今回はベビーキウイとキウイの違いや、おすすめの食べ方を紹介します。
あわせて食べ頃の見極め方などもお伝えするので、参考にしてみてくださいね。

ベビーキウイとキウイの違いってなに？

ベビーキウイというだけあって、小さいキウイをイメージするかたもいらっしゃるかもしれません。
でもベビーキウイは小さいキウイではないんです。
その違いを見ていきましょう！

名前と種類

ベビーキウイは「キウイベリー」「ミニキウイ」とも呼ばれ、和名は「サルナシ（猿梨）」「コクワ」と呼ばれます。

ベビーキウイとキウイはどちらもマタタビ科マタタビ属。
しかし、キウイは「シナサルナシ」という種類で、ベビーキウイは「サルナシ」という種類の植物になる果実なので、近いけど種類の異なるフルーツなんですね。

ちなみにサルナシという名前は「猿が好んで食べる。梨に似ている」ということからサルナシ（猿梨）という名前がついたという説もあるそうです。

生産地

ベビーキウイもキウイも原産地は中国です。
現在キウイは、イタリア・ニュージーランド・日本国内でも栽培され、さらに海外からの輸入の増加で私たちは日常的にキウイを食べられるようになりました。

一方ベビーキウイは、中国だけでなく朝鮮半島や日本の山岳地域などが原産地。
キウイより寒さに強いため、キウイの栽培には向かない北海道でも自生しています。

日本も原産国のひとつでなのですが、サルナシはニュージーランドで品種改良された後、チリやアメリカで生産されるようになり「ベビーキウイ」という名前で日本に輸入されています。

もちろん国内産サルナシもありますが、栽培自体が難しいため大量には生産されておらず、市場には多くは出回っていないようです。

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キウイほどスーパーであまり見かけないのも納得ですね。
運良くベビーキウイを見かけたら産地にも注目してみてくださいね。

見た目

キウイはおなじみの手のひらに乗るサイズが一般的ですよね。
ベビーキウイはその約1/10サイズ。
完熟しても果実は2〜3cmの大きさです。
キウイには産毛がありますが、ベビーキウイには産毛はなくつるんとしていて、マスカットに近い見た目です。
だけど、切ってみると断面はキウイそっくり！
キウイのミニチュアみたいでかわいいですよ。

味

キウイは甘いものもありますが、酸っぱさが強いこともあります。
ベビーキウイは皮をむいて果実だけを食べると濃厚な甘みがあります。
皮には酸味があるため、皮ごと食べることで味が引き締まって、バランス良いおいしさになるんですよ。

食べる時に気をつけたいのは、ベビーキウイにはキウイと同じ「アクチニジン」という、アレルギーを引き起こす可能性のある成分があります。
キウイアレルギーの方は食べるのを控えるようにしてくださいね。

ベビーキウイとキウイの成分はどう違う？

スーパーフルーツと呼ばれる理由はその成分！
ベビーキウイとキウイの代表的な成分はこちらの表をご覧ください。

なお、記載している成分の含有量はすべて100gあたりの数値です。

	ベビーキウイ	グリーンキウイ
ビタミンE（mg）	4.6	1.2
myo（ミオ）-イノシトール（mg）	575	116
クロロフィル（mg）	3.88	1.65
食物繊維（g）	4.7	2.5
ルテイン（μg）	762	418
カロリー（kcal）	52	53

参考：食品成分データベース　果実類/キウイフルーツ/緑肉種、生
 株式会社藍匠　魚沼山菜農園
 日本家政学会誌vol.61　くらしの最前線
 食べ物の情報〜マメ知識

ベビーキウイの成分は、栄養の宝庫と言われるキウイの約2〜5倍もあるんですよ。

さらにベビーキウイの栄養素には、以下のような6つの嬉しい効果があります。

アンチエイジング効果
コレステロールを下げる
デトックス効果
腸内環境の改善
目を守る
高すぎないカロリー

アンチエイジング効果

ベビーキウイに含まれるビタミンEにはアンチエイジング効果があります。
ビタミンEの強い抗酸化作用で細胞の酸化を防ぎ、老化を抑制してくれるんですよ。
さらに血行促進の効果もあるので、冷えや肩こりの改善にも効果が期待できます。

コレステロールを下げる

ビタミンB群に分類される、myo（ミオ）-イノシトールという成分。
聞き慣れない名前ですが、中性脂肪を燃焼しコレステロールを下げるという嬉しい効果があるんです！
ベビーキウイにはキウイの5倍近いmyo（ミオ）-イノシトールが含まれているので、ダイエット中にも嬉しいですね。

デトックス効果

ベビーキウイのに含まれるクロロフィルは不要なものを体外に排出しやすくするデトックス効果があります。

バナナやトマトは未熟なときに緑色をしていますよね？
その緑の成分がこのクロロフィルです。
多くのフルーツでは成熟したら色が変わり緑色は失われてしまいます。
しかしベビーキウイやキウイは、クロロフィルの量は減少するもの、熟してもまだその成分が残っているんです。

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ベビーキウイの色が濃い緑色なのは、クロロフィルがたくさん含まれている証拠なんですよ！

腸内環境の改善

食物繊維は腸内環境の改善にピッタリ！
なんとベビーキウイはキウイの2倍近い食物繊維が含まれています。
腸の働きがよくなるのはもちろん、人の免疫の半分は腸に存在するといわれているので、食物繊維を摂ることは風邪やインフルエンザなどの予防にも効果的です。

目を守る

ルテインは白内障や、視野が欠けたり視力が低下する黄斑変性症に予防効果があることががわかっています。

目の病気だけでなく、ルテインはブルーライトを吸収する作用があり、水晶体や網膜を守ってくれるんです。

これもベビーキウイはキウイの2倍近い含有量で、あらゆるフルーツと比較してもベビーキウイの含有量は別格！

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スマホやPCの画面を見る機会の多い人にもぴったりです。

高すぎないカロリー

「小さい果実でこれだけ栄養価が高いとカロリーも高いんじゃない？」
って気になりますよね。
ですがベビーキウイとキウイのカロリーはほぼ変わりません。

これだけ体に良い成分が含まれているベビーキウイ。
「スーパーフルーツ」と呼ばれるのも納得ですね！

ベビーキウイをおいしく食べよう！

私のようにベビーキウイを知らなかったという方はベビーキウイの食べ方も気になるところ。
おいしい食べ方を紹介します。

食べごろの見極め方

ベビーキウイはマスカットのように皮がパンと張ったものより、少しシワが出てきているのが食べごろです。

ベビーキウイは常温で追熟するフルーツなので、一粒食べてみてまだかなと思った時にはしばらく置いておいたら美味しさが増してきますよ。

ただ完熟して柔らかくなると早めに食べきる必要があります。
ゆっくり追熟させたい場合は常温ではなく冷蔵庫で保管するようにしましょう。

ベビーキウイはどこで買える？

海外からのベビーキウイの入荷時期は、チリ産は2月〜3月、アメリカ産は9月〜10月に入荷しています。
国産のものは9月〜10月に収穫・販売されるようです。
これだけ販売の時期が短いとスーパーではなかなか目につかないというのも納得でよね。
「食べてみたいけど、どこで手に入るの？」というあなたへ買い方を紹介しますね！