突然ですが、質問です。
りんごの皮、むいてませんか?
じつは・・・!それってすごくもったいないことなんです。
りんごは果肉よりも皮のほうが栄養豊富なんですよ。
りんごの皮の栄養は、健康にはもちろん美容にも効果が期待できます。
なので女性の方は特に、皮付きのままりんごを食べていただきたい!というわけなんです。
とはいっても・・・
「皮つきのままだと食べにくい・・・」
「農薬は大丈夫なの?」
といった悩みが出てきますよね?
この記事では、そのようなお悩みや不安を解決できる情報を伝えていきますので、ご安心ください!
\この記事で分かること/
- りんごの皮に含まれる栄養と効能
- 農薬について
- りんごを皮つきのまま食べるおすすめのレシピ
ではさっそく、りんごの皮に含まれる栄養と効能からみていきましょう!
Contents
りんごの皮に含まれる栄養と効能【健康と美容に効果大!】
りんごの皮は健康と美容にいいんです。
以下の3つの栄養が豊富に含まれているんですよ。
- ポリフェノール(3つある)
- 食物繊維(ペクチン)
- カリウム
それぞれ健康と美容にどんなメリットがあるのか、ざっくりと表にしてみました。
栄養名 | 効能 | |
ポリフェノール(3つ)
| プロシアニジン |
|
エピカテキン |
| |
アントシアニン |
| |
食物繊維(ペクチン) |
| |
カリウム |
|
それでは、細かく解説していきますね!
りんごポリフェノールの種類と効果について
りんごに含まれるポリフェノールは、総称して「りんごポリフェノール」と呼ばれています。
こうしたよび名がつくほど、りんごにはポリフェノールが豊富ということですね。
そんなりんごポリフェノールですが、実は3つの種類に分かれています。
- プロシアニジン
- エピカテキン
- アントシアニン
この3つのポリフェノールは、以下の割合で含まれているそうです。
りんごポリフェノールは様々な成分で構成されていますが、その約6割を占めているのが「プロシアニジン」です。
プロシアニジンが6割と、ダントツで多く含まれていますね。
このプロシアニジンの割合が高いことによって、「りんごの栄養価は高い」と評価されているんです。
というのも、プロシアニジンはエピカテキン、アントシアニンよりも高い抗酸化力をもっているからです。
りんごポリフェノールはその高い抗酸化力によって、生活習慣病などを予防効果が期待できます。
さらに美白やアンチエイジングなど、女性にとっては美容にも嬉しいというわけですね。
活性酸素は免疫力としてはたらいてくれますが、その一方で体の細胞を傷つける悪い面もあります。これが「酸化」です。
活性酸素は、細胞伝達物質や免疫機能として働く一方で、過剰な産生は細胞を傷害し、がん、心血管疾患、ならびに生活習慣病など様々な疾患をもたらす要因となります。
参考サイト:e-ヘルスネット「活性酸素と酸化ストレス」
その酸化を防ぐはたらきを「抗酸化」といいます。
ポリフェノールには抗酸化力があるので、老化防止や病気予防に効果が期待できるという訳なんですね。
エピカテキンには殺菌、抗菌作用があります。
カテキンといえば緑茶を思い出しますね。
カテキンは、細菌やウィルスの繁殖を抑える効果が期待できます。
風邪の予防に、お茶でうがいをしたりするのはそのためね。
エピカテキンの嬉しい作用はそれだけではありません。
食事中のコレステロール(悪玉コレステロール)の吸収をおさえ、スムーズな排出をうながしてくれます。
このように、りんごにふくまれているりんごポリフェノールの効能だけでも、健康と美容に大きな力をもっています。
「1日1個のりんごで医者いらず」ということばもうまれるわけですね。
ペクチン(食物繊維)は腸内環境を整えてくれる!
食物繊維のペクチンには、整腸作用があります。
つまり腸内環境を整えて体の調子をアップしてくれるんですね。
ペクチンには整腸作用があって下痢や便秘を予防する効果があります。
また血液中のコレステロール、なかでも悪玉と呼ばれているLDLを下げる働きもあって、動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病にもよい効果を上げるといわれ注目を集めています。
また、ペクチンには血液中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が増えすぎないようにする効果も期待できます。
動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病など生活習慣病が心配な方にとっては嬉しいですよね。
LDLコレステロールが血液中に増加しているということは、体の隅々に運ばれるコレステロールが増えるということで、コレステロールが血管壁の内膜に溜まってしまいます。そうすると血液の通り道が細くなったり、血栓ができやすくなり動脈硬化を促進させてしまいます。そのため心筋梗塞や狭心症、また脳梗塞などの動脈硬化性疾患の危険性が増すことになります。
先ほど紹介したエピカテキンも似たような作用が期待できるので、りんごはコレステロール低下のための栄養が豊富、といえそうですね。
カリウムはむくみ予防に効果期待!
カリウムは体の塩分(ナトリウム)を排出してくれる栄養素です。
利尿作用があるので汗を出やすくし、デトックスにも効果的と言われていますね。
カリウムは高血圧の予防やむくみ予防に効果が期待できることでも知られています。
立ち仕事が多い女性の、強い味方ね。
ここまでのまとめ【りんごの皮の栄養と効能】
ここで、もう一度りんごにふくまれている栄養と効能をもう一度まとめますと、
栄養素
- りんごポリフェノール(プロシアニジン、エピカテキン、アントシアニン)
- 食物繊維(ペクチン)
- カリウム
効能
- 老化、がん、生活習慣病(動脈硬化や心筋梗塞、高血圧など)の予防
- 抗菌、殺菌作用で風邪予防
- 整腸作用
- むくみ予防
皮ごとりんごを食べると健康になれそうですね。
老化を防いで美容にも効果的ってところが、女性にはとにかく嬉しい!
でもここで、「皮つきりんごって、農薬は大丈夫なのかな?」ということが気になりますよね。
健康的だと思って食べていたのに、本当は体に悪かった・・・ということでは困ってしまいます。
ですがそこは大丈夫。
実は、りんごはしっかり水洗いすれば農薬をちゃんと落とすことができます。
りんごは水洗いすれば皮ごと食べてOK!【農薬は大丈夫】
じつは、りんごは農薬を使わずに育てることが難しいんです。
虫がたくさんついちゃうということですね。
しかし、日本では残留農薬に対する審査基準が設けられています。
皮ごと食べてもからだに影響はないように配慮されているので心配はいりません。
そして農薬は基本的に水溶性。つまり水洗いで落とすことができます。
おすすめの洗い方は「流水で30秒洗う」です。
そのくらいちゃんと洗えばまず大丈夫!
りんごの皮を安心して食べられることがわかったところで、その栄養を活かす食べ方を紹介しますね!
どのレシピもあなたにおすすめなので、ぜひ参考にしてみてください。
りんごは皮ごと食べる!アレンジレシピも紹介します
りんごポリフェノールのプロシアニジンは、熱に弱い性質を持っています。
なのでりんごポリフェノールの栄養をそのままとるには、生で食べることが一番!ということになります。
「でも、皮がついているとどうしても食べにくい・・・」
そんなあなたには、皮つきのままでも食べやすいレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 生のままたべるおすすめのたべ方
- 調理してやわらかくしてたべる食べ方
以上の順で紹介していきますね。
皮つき生りんごで、りんごポリフェノールの栄養を活かそう
りんごを切ったら、変色する前に食べましょう。
というのも、りんごが変色して黒くなるのはポリフェノールが酸化するからです。
とはいえ皮つきりんごが食べにくい、という場合もあると思います。
そんな時は下記のような食べ方がおすすめ。
- 皮つきりんごをすりおろしてヨーグルトにいれてたべる
- 皮つきりんごをスムージーにして飲む
下記で簡単なスムージーのレシピを紹介します!
皮つきりんごとバナナでつくるスムージー
材料(2人分)
- りんご・・・1個
- バナナ・・・1本
- はちみつ・・・適量
- ヨーグルト・・・150g
- 牛乳・・・100㏄
つくり方
- りんごは一口大に切る。
- ミキサーに材料をすべて入れ、なめらかになるまでまわす(約1分)。
- グラスに注ぐ。
りんごは塩水にさっとつけておくと、スムージーがキレイな色に仕上がります!
「細かくしても、やっぱり皮つきの生りんごは食べにくい・・・」
そんなあなたには、焼きりんごのレシピも紹介します。
焼きりんご
焼きりんごは食感がとろとろになり、皮が苦手な人でも美味しく食べられます。
生食に飽きてしまった人にもおすすめ!ぜひ参考にしてみてください。
【余ったリンゴで♪♪絶品とろとろ焼きりんご】
《分量》
りんご・・・1つ
砂糖・・・大さじ1
バター(もしくはマーガリン)・・・大さじ1
シナモン・・・少々
《つくり方》
※耐熱皿は、深くて大きめのものを使ってください。水分がたくさんでるそうです。
- 洗ったりんごに、先の尖ったもの(私はグレープフルーツ用のスプーン)で芯をくり抜く。つまようじで15箇所くらい穴をあける。
- くり抜いた穴の中に、砂糖半分→シナモンひとふり→バター半分→砂糖半分→シナモンひとふり→バター半分の順に詰める。
- 深い耐熱皿に入れてふわっとラップをかける。レンジに入れ500w5分感チンする(たくさん汁が出るので大きめの皿で)
- ラップを外しトースターへ移す(熱いので注意!!)。更に5分焼く。軽く焦げ目がついたらホイルをかけて!
いかがでしたか?
いろんな食べ方があるので、あなたにぴったりの食べ方で、皮つきりんごをたべることが習慣化できるのではないでしょうか。
皮つきりんごがもつ栄養と効能、おすすめのたべ方(まとめ)
皮つきりんごには、たくさんの栄養がふくまれていました。また、その栄養は、りんごの果肉よりも皮に多くふくまれていました。
《含まれている栄養》
- りんごポリフェノール(プロシアニジン、エピカテキン、アントシアニン)
- 食物繊維(ペクチン)
- カリウム
《期待できる効能》
- 老化、がん、生活習慣病(動脈硬化や心筋梗塞、高血圧など)の予防
- 抗菌、殺菌作用で風邪予防
- 整腸作用
- むくみ予防
農薬が気になりますが、りんごは流水で30秒ほどしっかり洗えば、皮つきのままたべることができます。
あなたも今日から、皮つきりんごを食べることを習慣化してみてはいかがでしょうか?
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