ジューサーを買ってみようと思うんだけど、スロージューサーって他のジューサーと何が違うの?
メリットとデメリットが知りたいな・・・
このような疑問にお答えします。
そもそもジューサーには、スロー(低速)ジューサーと高速ジューサーがあります。
のちほど詳しく説明しますが、スロージューサーの方が、素材の栄養素を効率よく摂取できるので、美容やダイエットにはおすすめです。
そこで今回の記事では、スロージューサーのメリットとデメリットを、高速ジューサーと比較してお伝えします。
また、スロージューサーで出てきた搾りかすの有効活用法として、レシピも紹介します。
ぜひジューサー選びの参考にしてくださいね!
Contents
ジューサーとミキサーの違い
という方もいらっしゃると思いますので、ジューサーとミキサーの違いについてまずは簡単に説明していきましょう。
ジューサー
ジューサーは、フレッシュジュースを作る場合に使います。
材料の水分だけを搾るので、サラサラしたジュースができます。
搾るだけなので、ミキサーと比べると栄養素や酵素が壊れにくいのがメリット。
食物繊維は搾りかすとして分離されてしまいます。
ミキサー
ミキサーは、グリーンスムージーなどを作る場合に使います。
下部についてる刃で材料を細かくカットするので、入れた材料を丸ごと摂ることができます。
とろみがあり、食物繊維なども全て摂取できるのがメリットです。
スロージューサーと高速ジューサーの比較
冒頭で、ジューサーにはスロー(低速)ジューサーと高速ジューサーがあるとお伝えしました。
名前の通り、回転する速さが違います。
それだけでなく、ほかにも特徴がありますので簡単に説明しますね。
スロージューサー
1分間で30~45回転とゆっくりすりつぶすように搾り出します。
刃が無く、スクリューと呼ばれるもので圧縮しながら搾ります。
搾り出されたジュースは「コールドプレスジュース」とも呼ばれています。
高速ジューサー
1分間で1万回転以上と高速で搾り出します。
スロージューサーとは違い金属の刃があるので、固い野菜なども高速でジュースにすることができます。
スロージューサーのメリット
それはスロージューサーは高速ジューサーと比べると以下のメリットがあるからです。
- 栄養素が壊れにくい
- 葉物野菜をジュースにしやすい
- 攪拌(かくはん)の音が静か
- 使用後のお手入れで、安全に洗うことができる
- サラサラで飲みやすい
メリットについてそれぞれ詳しく説明します。
栄養素が壊れにくい
スロージューサーは、ゆっくりと野菜や果物の水分を搾るため、摩擦熱が発生しません。
そのため栄養素をあまり壊さずジュースを作ることができます。
ミキサーの熱はビタミンCを壊してしまうのよね。
また、高速ジューサーは使用中に空気に触れます。
ポリフェノールなどの栄養素が酸化しやすく、栄養価が下がってしまうんですね。
でも低速ジューサーだとあまり空気に触れないままジュースが作れるので、素材そのものに近い栄養素を摂取することができます!
葉物野菜をジュースにしやすい
高速ジューサーでは葉物野菜が上に浮いてうまく混ざらないことがあります。
特に安価なミキサーだとそうなることが多いのだとか。
でもスロージューサーだと、ゆっくり回転してすりつぶすので葉物野菜もしっかり搾ることができます。
攪拌(かくはん)の音が静か
スクリューがゆっくり回転するので、とても音が静かです。
子どもが寝ているときでも使えると好評なので、騒音を気にせずいつでも使えるのが嬉しいポイントです。
ちなみに「静音ミキサー」というのもあります。
本当はミキサーを使いたいけど音が・・・という方はこちらも参考にしてくださいね。
使用後のお手入れで、安全に洗うことができる
金属の刃がないので、分解しやすく安全に洗うことができます。
刃の周りって手を切らないように気をつける必要があります。
それで洗いにくかったりしますが、スロージューサーは樹脂製のスクリューでできているので、スポンジでさっと洗えますよ。
サラサラで飲みやすい
ゆっくり圧縮しながら食材の水分だけを搾るので、とてもサラサラしていて飲みやすいです。
高速ジューサーだと若干の食物繊維が混ざるので、完全にサラサラというわけにはいきません。
また、空気を含んでしまうので、ふわっとしたり、泡がたち、味が薄く感じられることがあります。
そのため、同じ食材でもスロージューサーで作った方が、甘くて美味しいという方が多いです。
スロージューサーのデメリット
スロージューサーは高速ジューサーよりメリットが多い分、以下のようなデメリットもあります。
- 食物繊維が完全に取り除かれる
- お手入れする部品が多い
- 作るのに時間がかかる
- 値段が高い
デメリットについてそれぞれ詳しく紹介します。
食物繊維が完全に取り除かれる
スロージューサーは、完全に圧縮して水分を搾るため、食物繊維は全て搾りかすとなってしまいます。
しぼり出したジュースでは食物繊維は摂れないので、便秘スッキリ効果はちょっと少なめかもしれませんね。
ちなみに搾りかすは捨てるともったいないですよ。
活用レシピをのちほど紹介しますので参考にしてみてください。
お手入れする部品が多い
スロージューサーは高速ジューサーと比べると1~2個部品が多いことがあります。
そのぶん、お手入れに少し時間がかかります。
スロージューサーの中でも人気のある、ヒューロムのスロージューサーだと以下の7個のお手入れが必要になります。
- ドラム
- ドラムキャップ
- フィルター
- スクリュー
- 押し棒
- 搾りかすカップ
- ジュースカップ
スロージューサーの部品ってどんな感じなのか知りたい方は以下のリンクをチェックしてみてくださいね。
>>Amazonでヒューロムの「スロージューサー」を見てみる
部品は多いですが、食洗機対応であればそれほど手間ではないと思いますよ。
メーカーによっては洗いやすいように部品に工夫がされていたりするので、選ぶときに洗いやすさも確認してみてくださいね!
作るのに時間がかかる
スロージューサーはジュースを作るのに1~3分程度かかります。
高速ジューサーは、早いものだと数十秒で作れるので、さっと作りたい方にとってスロージューサーは向いていないかもしれませんね。
値段が高い
低速ジューサーのお値段はやや高めです。
高速ジューサーは2000円前後から購入できますが、スロージューサーは安くても6000円代からとなります。
スロージューサーで効率よく摂取できる栄養素
「ジューサーだとどんな栄養素が効率的に摂れるの?」
「おすすめの材料ってあるの?」
こんな疑問がでできますよね。
それでは、スロージューサーで効率的に摂取できる栄養素とおすすめの材料をお伝えします。
ビタミンCとポリフェノール
スロージューサーでは、抗酸化作用のあるビタミンCとポリフェノールを効率的に摂取することができます。
ビタミンCとポリフェノールは非常に酸化しやすい性質を持っています。
スロージューサーは、あまり空気にふれずに作れるので、ジュースの中に栄養素を多く残せます。
おすすめの材料
ビタミンCとポリフェノールが多く含まれている材料をいくつか紹介します。
ジュース作りの際に、参考にしてくださいね。
- ビタミンC…小松菜、にんじん、みかんなどの柑橘類、キウイ、いちご等
- ポリフェノール…レタス、ほうれん草、りんご、ぶどう等
特に、ビタミンCは様々な野菜や果物に含まれていますので、こだわりすぎずたくさんの食材を試してみてください。
搾りかすを使ったレシピ
スロージューサーでジュースを作ると必ず出てくる搾りかす・・・
この搾りかすは食物繊維のかたまりなので、捨ててしまってはもったいない!
できれば全部摂りたいですよね。
搾りかすのレシピはたくさんありますが、材料が多くて意外と大変。
そんなあなたへ、搾りかすを使った簡単なレシピを3つご紹介しますね。
- 食物繊維たっぷり!搾りかすヨーグルトサラダ
- ぶどうジュースを作ったあとの搾りかすで!ぶどうジャム
- 野菜ジュースの搾りかすで!にんじんケーキ
それでは詳しい材料や作り方を紹介していきます。
食物繊維たっぷり!搾りかすヨーグルトサラダ
材料(1~2人分)
- 搾りかす(種類は何でもOK) …約50グラム
- ヨーグルト適量 …(スプーン大3程度)
- ナッツ …お好みで
- ハチミツ …お好みで
どの搾りかすでも作れるのがポイントです。
材料も美容やダイエットにいいものなので安心ですね。
ぶどうジュースを作った後の搾りかすで!ぶどうジャム
材料(15人分)
- ぶどうの搾りかす …約800g
- 砂糖 …150~200g
- レモン汁 …大さじ2
ぶどうだけでなくにんじんやりんごなどの他の搾りかすで作っても美味しいと思います。
使う材料によって色々なジャムを作ってみるのも楽しいかもしれませんね。
野菜ジュースの搾りかすで!にんじんケーキ
材料(小型(15㎝位)パウンド型)
- 卵 …2コ
- にんじんジュースの搾りかす …80g
- メープルシロップ …80g
- 薄力粉 …120g
- 塩 …ひとつまみ
- シナモン …少々
美容やダイエットのご褒美にいかがですか?
ノンオイルなのでカロリーの気になる方にも安心です。
にんじん以外の搾りかすでも代用しても美味しそうですね。
まとめ
いかがでしたか?
スロージューサーを選ぶメリットとデメリット、高速ジューサーとの違い、そして搾りかすを使ったレシピまでご紹介させていただきました。
スロージューサーにも高速ジューサーにも、メリット・デメリットがあります。
ぜひこの記事を参考にしていただき、あなたに合ったジューサーを見つけてくださいね!
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