青汁の原料として知られるケールですが、その栄養価の高さから「野菜の王様」と呼ばれています。
ケールに含まれる食物繊維は便秘解消に、カリウムはむくみ解消に効果的で、妊婦さんや授乳婦さんにも強い味方ですね。
妊娠するとそれまで以上に健康を気遣うようになり、ケールを摂り始めたママさんも多いのではないでしょうか?
そんな栄養満点なケールを生まれてきた赤ちゃんにも食べさせたいところですが、いつから食べさせていいものなのか気になります。
ここでは、
・赤ちゃんの離乳食の進め方とケールを使い始める時期
・ケールを使った離乳食レシピ案
をご紹介していきます。
Contents
離乳食にケールはいつから使っていい?
離乳食のステップは、初期、中期、後期、そして完了期と進めていきますが、実は、離乳食初期からケールは使っても大丈夫なんです!
では、どのようにケールを使っていくか、離乳食の進め方とともにお伝えしていきますね。
離乳食初期「ゴックン期」(生後5~6ヶ月)
それまで、母乳やミルクを飲むことだけに特化していた赤ちゃんが、舌を前後に動かして「ゴックン」と飲み込むことに慣れていく時期です。
ポタージュスープや食べ物をすりつぶしたヨーグルト状のものから始めていきます。
この初期からケールを使っても大丈夫とはいえ、ケールは苦みが強く味が濃いので、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんはびっくりしちゃうかもしれません。
また、赤ちゃんはまだ母乳やミルクで必要な栄養を摂っているので、せっかくケールを使ったとしてもこの時期の離乳食からは栄養を摂らないんです。
焦ってケールを使う必要はないかもしれませんね。
離乳食中期「モグモグ期」(生後7~8ヶ月)
上手く飲み込めるようになったら次のステップ、口の中で食べ物をつぶしながら、口全体を「モグモグ」と動かす練習です。
豆腐をつぶした柔らかさくらいの離乳食になっていきます。
食べられるものや使える調味料も増えるので、ケールを使った離乳食を始めるタイミングとしてはこの中期頃が良いでしょう。
特に、こうして母乳やミルクから離乳食に変わっていくことで、赤ちゃんの便も固くなっていき、中には便秘になってしまう赤ちゃんもいます。
食物繊維が豊富に含まれるケールをお粥やスープに上手く取り入れて、赤ちゃんのお腹の調子を整えてあげましょう。
離乳食後期「カミカミ期」(生後9~11ヶ月)
つぶしながら食べられるようになったら、徐々に形のあるものにトライしていきましょう。
歯茎で食べ物を「カミカミ」、手づかみで自ら食べる赤ちゃんも出てきます。
バナナくらいの柔らかさのものを食べられるようになってきますので、物を噛んで食べている感が強くなってきます。
ケールも見てそれとわかる摂り方ができていきますね。
離乳食完了期「パクパク期」(生後12~18ヶ月)
この時期になるともう離乳食は終わりで「幼児食」とも呼ばれます。
もちろん注意すべき食材などありますが、肉団子の固さくらいなら、大人の食事とほとんど同じようなものが食べられるようになり、一日の必要なエネルギーや栄養素を食事から摂れるようになります。
私たち同様、食事バランスを考えながら赤ちゃんにも食べさせたいですよね。
栄養満点なケールを大きさや固さに注意しながら、色んなメニューに取り入れてみましょう。
ケールを使った離乳食レシピ案
それでは、ケールを使った離乳食のご提案です。
離乳食の時期によって形状を工夫すれば、赤ちゃんの時から日常的にケールを摂ることができるので、ぜひ試してみてください。
ケールとさつまいものピューレ
ケールだけでは苦みが強いので、さつまいもの自然な甘さで赤ちゃんも食べやすいものになります。
さつまいもの代わりにかぼちゃでもいいですね。
ペースト状なので初期から食べさせられます。
ケール粥
離乳食デビューに欠かせないのがお粥ですが、ケールをみじん切りにしたものをトッピングするのはいかがでしょう。
七草粥のように、お粥に混ぜるだけで彩りも良くなります。
ケールを細かくみじん切りにしてお粥の固さを変えることで、離乳食の時期を選ばず、定期的に食べさせることができますね。
ケールスープ
ポタージュスープを作る要領でケールをスープにします。
レストランでもほうれん草のポタージュがメニューにあるので、基本的にほうれん草をケールに代えればメニューの幅も広がりそうです。
スープは初期からおすすめのメニューです。
ケールのおひたし
上の「ほうれん草をケールに代え」るで思いつきました!
離乳食初期はペースト状にして、中期は少しつぶして、後期は小さく切って、完了期には私たちと一緒に食べられるメニューになる一つです。
ケールチップス
ポテトチップスならぬ、ケールチップスです。
オリーブオイルを軽く吹きかけたケールの葉をオーブンでカリカリに焼きます。
手づかみで食べるようになってきた離乳食後期頃の間食にちょうどよいでしょう。
私はなんとなく塩分が気になるので塩を振りかけるのは控えますが、ケールの苦みで味は十分に感じると思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
赤ちゃんの離乳食でも初期からケールは使えます。
ただ、ケールの栄養をしっかり摂れていけるのは、離乳食中期頃から。
栄養満点なケールは、赤ちゃんの離乳食にも色々とアレンジして取り入れていきたいですね。
とはいえ、生のケールを手に入れるのはなかなか難しくないですか?
私の近所のスーパーには並んでいません。
そんなときは、ケール入りの青汁で手軽にチャレンジしてみてください。
粉末なので、むしろ離乳食には取り入れやすくなります。
青汁の粉末をお粥やハンバーグに混ぜたり、ホットケーキに混ぜればおやつとしてもケールを摂れることになりますね。
色々なメニューにケールを取り入れることができるので、ケール入りの青汁はおすすめです。
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