はっ・・・!バナナに赤い筋が入ってるんですけど?
これって食べても大丈夫なのか教えてください。
バナナを食べようとしたら赤い筋ができてることってありませんか?
あと、食べてみたら「シャリシャリ」していて、見たらバナナの中心に黒い芯ができていた・・・こんな経験をした方もいらっしゃるのでは?
じつはあれ、バナナでおなじみのシュガースポットではありません。
原因不明だったり病気の一種だったりするのですが、とはいえ食べても心配はなく、体に悪影響はないそうです。
ただ味は独特のえぐみがあって、あまり美味しくはありません。
わたしも昔食べたときにまずかった覚えがあります。
かといって捨てるのは・・・なんとなくもったいない気がしますね。
そんなわけで今回は、
- バナナの赤い(黒い)筋って何者?
- バナナについての基本知識
- 変色したらこうする!美味しいバナナの食べ方
の3点についてお伝えしていきます。
Contents
バナナの赤い(黒い)変色って何者?
バナナが赤かったり黒かったりする変色の正体についてですが、結論から言いますと
- 芯が黒い変色・・・モキリオ病
- 赤い変色(あかあざ)・・・はっきりとした原因はわかっていない
- シュガースポット・・・甘さが増したバナナ
の3つがあります。
順番に解説していきましょう。
バナナの芯が黒い変色について
この黒い変色についてですが、バナナの花が咲いた後、咲いた場所から雑菌が入りバナナの食べる部分に赤褐色や、黒い筋があらわれたり、バナナが空洞になったりする症状をモキリオ病と呼びます。
この黒くなっている部分は樹脂なので食べても問題はありません。
ただ、普段食べているバナナよりエキサイティングな味(笑)になっていることは間違いないです。捨てることをおすすめしている方もいます。
食べても無害なので、あまり気にしない方はそのまま食べても大丈夫。
また、
- 生育環境が乾燥していたり寒かったり気候変動が激しい
- 肥料の与えすぎ
上記の要因でバナナの枝や根が弱ることがあります。
その影響で、バナナに茶褐色の芯のようなものができる場合もあるんですね。
この場合は味の大きな変化はありません。食べても違いを感じることはあまりないはずですよ。
赤い変色(あかあざ)について
赤い変色については現在のところ、詳しい原因がわかっていません。
この赤い変色は「赤あざ」と呼ばれていますが、症状については99年後半から発生しはじめたとのこと。
バナナの実が密着している部分にあらわれるそうです。
産地の仮説としては、
- 接触している部位の水分や、通風が表皮の細胞に影響している。
- 発生が産地全域ではない事から地質、土質が影響している。
- 「アザミウマ」と呼ばれる害虫の食害痕ではないか?
等諸説あり、明確な原因がわかっていません。
引用:鳥取県生活協同組合
ただ、あかあざの場合は皮の見た目だけの変化。
食べる実の方には特に影響はでていないので、美味しく食べることはできます。
シュガースポットについて
出典:カコの巣
こちらは見慣れたおなじみの黒い点。
バナナの熟成が進むと、バナナの皮もしくはむいた実にぽつぽつと斑点があらわれます。
これは、モキリオ病ではありません。
バナナの熟成が進み、シュガースポットと呼ばれる甘い場所ができ始めた証拠です。
このシュガースポットができたバナナは甘くやわらかく、食べると体の免疫力が上がるとも言われています。
風邪を予防したい人は、シュガースポットのできたバナナを食べるといいかもしれないわね。
ちなみに、これよりさらに熟成させてしまうと傷みはじめます。
シュガースポットができはじめたら、すみやかに食べてください。
モキリオ病や赤あざのバナナに当たらないためには?
バナナの選び方についてですが、モキリオ病のバナナは成長が止まるので出荷前に見分けがつき選定されていきます。つまりスーパーに流通することは基本的にないということですね。
ですが、まれにそのまま成長してしまう場合があります。
その場合は外見で見分けをつけるのが難しく、買って食べてみるまでわかりません。
赤あざのバナナについてはスーパーで購入するときに皮に赤いあざがついてます。
よくみればわかるので、外見をチェックしてきれいなバナナを購入しましょう。
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バナナについての基本情報
バナナは栄養豊富でしかも安価。お財布にやさしい果物として知られていますね。
年間を通して食べている方も多いと思います。
日本で輸入されているバナナは主にフィリピン産。
「ジャイアント・キャベンディッシュ」と呼ばれる品種が輸入の8割を占めているそうです。
ちなみに、バナナは青いうちに収穫し、輸送中にエチレンという植物ホルモンをかけて追熟します。
これできれいな黄色に熟させているんですよ。
バナナの歴史はとても古く、バナナがいつから栽培されたかはよくわかっていません。
紀元前8000年~紀元前3000年頃には東南アジア地域で食べられていたようです。
その後、紀元前2000~紀元500年頃までにはインド、東アフリカまでに伝わり、エジプトなどにも交易品として持ち込まれていました。引用:野菜ナビ
また、日本で正式にバナナが輸入されはじめたのは明治36年のこと。
台湾産のバナナだったそうです。
そんなバナナですが、栄養も豊富。中でもナトリウムの排出をうながすカリウムが豊富に含まれています。
つまり、むくみの解消に役立つ効果が期待できるのが特徴です。
さらにバナナにはフラグオリゴ糖が含まれています。
フラグオリゴ糖には腸内のビフィズス菌を増やす働きがあるため、ふだんからバナナを食べている人は大腸が生き生きとして元気とも言われています。
ちなみにバナナは種類が豊富で、
- フィリピンバナナ
- 台湾バナナ
- エクアドルバナナ
- モンキーバナナ
- レッドバナナ
- 島バナナ
- ピサンマスバナナ
- バナップル
といった感じで形や色によって呼び方が変わります。
変色したらこうする!美味しいバナナの食べ方
モキリオ病のバナナはえぐみがあるためそのまま食べるにはちょっとつらいかもしれません。
見た目的にもちょっと気になりますよね。
ではどうやって食べるか?
焼いたり、ハチミツをかけたりするのも美味しいですが、他の果物やカルピスを加えてお手軽にスムージーにするのがおすすめです。
まとめ
バナナの赤い&黒い変色についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
ひとまず食べても体に無害であることはお分りいただけたかと思います。
うっかり食べてしまった方も、健康を害することはないので安心してくださいね。
しかし、残念なことにあまり美味しいとはいえません。
もし当たってしまった場合は、スムージーなど気にならない調理方法で食べてみてくださいね。
私は捨てません!
もったいないのでがんばって食べようと思います。
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