美容食や健康食として知られるようになってきたクランベリー。
ドライフルーツやジュースなどで食べたことがあるという方も多いと思います。
クランベリーにはビタミンCやポリフェノール、食物繊維が豊富です。
美肌効果やお通じを改善に効果的な果物といわれています。
でも、
「美容・健康にいいんだったら、たくさん食べても大丈夫?」
「食べすぎると体に良くないことがあるの?」
などと不安に思う方もいるのではないでしょうか?
「結局、どのくらいが適量なの?」
そんな疑問にお答えします!
この記事では、クランベリーを食べ過ぎた場合の症状や1日の摂取量について、まとめてお伝えしていきますね。
Contents
クランベリーを食べ過ぎると副作用ってあるの?
まず、お伝えしておきたいのが、クランベリーは食べ物なので体に強い症状が出る心配はありません。
ただ、食べ過ぎると次のような健康へのデメリットがある可能性があります。
- 下痢や腹痛
- 太る
- シュウ酸がたくさん入っている
- サリチル酸がたくさん入っている
食べ過ぎるとどんな症状があるのか、一つずつ詳しく解説していきますね。
※ワルファリンを服用している方はクランベリーの摂取にご注意ください。
下痢や腹痛
クランベリーを食べ過ぎると、下痢や腹痛を引き起こすことがあるんです。
例えば、1日に1L以上のクランベリージュースを飲み、胃腸障害を引き起こした事例などが報告されています。
ジュースだと飲みやすいので、夏場などついたくさん飲んじゃいそうですよね。
クランベリーに含まれる食物繊維・ペクチンには整腸作用があり、お通じを改善する効果があります。
しかし、量を過ぎれば逆効果になってお腹をこわしてしまうんです。
太る
「え?美容や健康にいいって聞いてたのに!」
などとびっくりする方も多いのではないでしょうか?
クランベリーは酸味が強いため、生よりもドライフルーツに適した果物といえます。
また、生よりも一粒あたりの栄養素が約5倍アップするため、健康食品としても好まれています。
でも、ドライクランベリーのカロリーはものすごく高いんです。
生のクランベリーが100gあたり約45kcalなのに対し、ドライクランベリーは100gあたり約300kcalもあるから驚きですね。
美容や健康によいとされるクランベリーも、食べ過ぎるとむしろ太ってしまうということも。
また、他のドライフルーツと比較しても、クランベリーのカロリーは高いのです。
※100gあたりのカロリー
ドライフルーツ | カロリー(kcal) |
クランベリー | 323 |
ブルーベリー | 311 |
プルーン | 237 |
レーズン | 315 |
バナナ | 287 |
桃 | 294 |
あんず | 246 |
いちじく | 271 |
参照:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
酸味の強いクランベリーはドライフルーツで加工する際に甘みを加えている場合がほとんどです。
これによりさらにカロリーが増しているので食べ過ぎには注意してくださいね。
シュウ酸がたくさん入っている
クランベリーに含まれる「シュウ酸」は、体内のカルシウムのバランスを保つ働きがあります。
ただ、シュウ酸をとりすぎると体に結石ができやすいといわれているんですよね。
とりすぎの目安ですが、クランベリージュースでは1日1Lくらいなんです。
それ以上は飲まないほうがいいかもしれませんね。
でも、それはあくまでも毎日何リットルも飲むなど、多量に摂取した場合のことです。
普通に飲んだり食べたりする量であれば問題ありませんのでご安心くださいね。
サリチル酸がたくさん入っている
クランベリーには鎮静作用のあるアスピリンと同じ性質を持つ「サリチル酸」がたくさん入っています。
そのため、アスピリンに対してアレルギーがある方はご注意ください。
心配な場合には摂取する分量に関わらず、お医者さんに相談してくださいね。
このようにクランベリーの副作用は、多量摂取するなど極端な食べ方をしなければむやみに怖がる必要はないことが分かります。
この後、クランベリーの一日に食べてよい量についてもご紹介しますので参考にしてくださいね。
なお、クランベリーには体によい栄養素もたくさん含まれています。
こちらの記事でクランベリーの効果・効能をご紹介していますので、知りたい方はご覧ください。
>>クランベリーのスゴイ栄養!気になる健康へ影響する効果・効能を紹介!
クランベリーは一日どのくらい食べていいの?
クランベリーは一日どのくらい食べてよいのか、
- ジュース
- サプリメント
- ドライフルーツ
など、形状ごとに目安をご紹介しますね。
・ジュース
果汁100パーセントのクランベリージュースで一日250cc~500ccまでが目安といわれています。
コップだと1~2杯の分量です。
でも、もうちょっと飲みたいと思う方もいますよね。
その場合は、炭酸水で薄めて飲むのがおすすめです。
炭酸水はクランベリーの酸っぱさをおさえるため、飲みやすくもなりますよ。
・サプリメント
サプリメントはクランベリーの有効成分を凝縮しているので、健康維持の目的で摂取するにはとても便利です。
そこで大切なのが、各メーカーで決められた用法・分量を守ることです。
ジュースと同様、過剰に摂取することの内容心がけましょう。
・ドライフルーツ
ドライクランベリーの場合は、一日20g(大さじ2~3杯分くらい)ほどが適量といわれています。
なお、20gの場合のカロリーは約60kcalです。これくらいなら太ってしまうこともありませんね。
クランベリーと相性の良い食材や食べ合わせは?
クランベリーと相性の良い食材や食べ合わせは、クランベリーをより効果的に摂取できます。
ここでは、クランベリーと食べ合わせの良いものをご紹介しますね。
ドライクランベリーとカカオ
クランベリーを含むベリー類は、カカオと一緒に食べるとダイエット効果があるといわれています。
例えばチョコレートであれば、カカオ成分が多いものが効果的です。
カカオには脂肪燃焼効果のあるポリフェノール成分が含まれています。
高カロリーなドライクランベリーと一緒に食べると効果もばっちりですね。
なお、クランベリーチョコはスーパーやコンビニで売られています。
「グルメな栄養士セレクト洋菓子 カカオ70クランベリーチョコ」はカカオ成分が多く、お値段も手頃なのでおすすめです。
#クランベリーチョコ #Cacao70 #ポリフェノール320mg
チョコが食べたいけどたくさんは食べられないし、砂糖が少ないで食べやすいのを探して見つけました。
まあ砂糖の変わりに果糖があるので、食べても1日に4~5粒にしています。 https://t.co/BI0pa4SCrQ— 皐月 (@maro5551) February 7, 2020
クランベリーとりんご
クランベリーとりんごの食べ合わせは、育毛促進と抜け毛予防のW効果があると言われています。
特に男性にはうれしい効果ですよね。
クランベリーに含まれるビタミンAとCの成分が、頭皮トラブルやフケを抑制し育毛を促進してくれます。
りんごに含まれるポリフェノールは抜け毛を予防する効果があるんです。
特にりんごの皮にはポリフェノールが多いので、皮ごと食べられる無農薬りんごがベストですね。
なお、クランベリーとりんごを合わせたジャムを作れば、朝食のパンに塗って毎日食べられるのでオススメです。
参考までに「クランベリーとりんごのミックスジャム」のレシピをご紹介しますね。
クランベリーとりんごのミックスジャム
画像引用:COOKPAD
クランベリーの甘酸っぱさとリンゴの甘みが絶妙です。
無農薬のリンゴの場合、苦手でなければ皮つきで作っていただいてもOKです。
また、砂糖の代わりにハチミツを使うと、甘さ控えめのやさしい味になります。
クランベリーとりんごのミックスジャム by ハートフルキッチン麗
まとめ
今回は、クランベリーの食べ過ぎによる副作用について解説いたしました。
食べ過ぎると腹痛をおこしたり、太ったりしてしまうなんてちょっとびっくりですよね。
美容・健康によいクランベリーも、たくさん食べればよいというわけではありません。
- ジュースはコップ1~2杯
- サプリメントは各メーカーで決められた用法と分量
- ドライフルーツは大さじ2~3杯
これらの摂取量を守り、クランベリーの効果を最大限に引き出してくださいね!
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