りんごが、ぼそぼそしていて美味しくない…簡単な活用レシピは?
もさもさしたりんごは、どうやって見分けたらいいの?
大量買いしたりんご、一度には食べきれない…保存方法は?
店頭に美味しそうなりんごが並ぶ季節になると必ず悩まされる、「りんごのぼそぼそ、もさもさ」問題を解決します!
我が家も、パリッとフレッシュなりんごが大好きです!
りんごは食後のデザートとしても大活躍!
でも、食卓にのぼったりんごがぼそぼそしていた場合、家族の誰一人、りんごに手をつけようとしません…
すでに剥いてしまった大量のりんご…どうしよう?となっているご家庭は、きっとうちだけではないはず。
かといって捨てるのはもったいない。
せっかくならぼそぼそ、もさもさのりんごも美味しく活用したいですよね!
というわけで今回は、
- 簡単に!すぐ使える!「ぼそぼそ、もさもさ」りんごの活用レシピ
- 美味しいりんごの見分け方
- りんごを、新鮮なまま長期保存する方法
をご紹介します。
Contents
りんごが「ぼそぼそ、もさもさ」になってしまう原因
りんごが、「ぼそぼそ、もさもさ」になってしまう原因は熟し過ぎです。
熟し過ぎたりんごは果肉の水分が抜け、スカスカ状態になっています。
このスカスカ状態により、りんごをかじった時の食感が「ぼそぼそ、もさもさ」になってしまうんですね。
ツヤツヤして美味しそうに見えるりんごでも、熟し過ぎている場合があるので要注意ですよ!
ちなみに私が生まれた地方の方言では、この「ぼそぼそ、もさもさ」になったりんごのことをりんごがボケたとか、ボケりんごなどといいます。
酸味が抜けて味がぼやけ、かじった時に、ぼそぼそとハッキリしない食感になってしまったりんごの状態をとても上手く表現していますよね!
りんごの品種によって違う!
どんなに美味しいりんごも、時がたてば、果肉の水分が抜けて「ぼそぼそ、もさもさ」りんごになります。
とはいえ、「ぼそぼそ、もさもさ」になりやすい品種と、なりにくい品種があります。
ぼそぼそ、もさもさになりやすい品種
「ぼそぼそ、もさもさ」りんごになりやすいのは、もともとりんごの果肉が柔らかい品種です。
主に早生種・中生種といわれる品種で、有名なものだと
- つがる
- 紅玉
があります。
これらは比較的ぼそぼそ、もさもさになりやすいので覚えておきましょう。
「早生種」「中生種」というのは、収穫時期を表しています。
早生種は8月下旬から、中生種は9月下旬から収穫が始まるりんごです。
「ぼそぼそ、もさもさ」りんごになりにくい品種
こちらは主に晩生種といわれる品種で、10月下旬頃から収穫がはじまります。
代表的な品種は、ふじりんごですね。
とはいえ、「じゃあつがる買うのやめよ・・」となるのは違います!
とにかく旬の時期においしく食べるということが大切ですよね。
美味しいりんごの選び方
うっかり「ぼそぼそ、もさもさ」りんごを買わないように、美味しいりんごの選び方を紹介します!
なるべく小玉のりんごを選ぶ
スーパーでは、ついつい大きなりんごに手を伸ばしがちですよね。
でも実は、小玉のりんごは大玉のりんごに比べ果肉がギュッとしまっていてジューシーなものが多いんです!
大きさに比べて重いりんごを選ぶ
りんごを手に持ったとき、ズシッと重く感じるりんごを選びましょう!
この重みは、りんごが水分をたくさん蓄えているという証拠です。
傷、ツル割れ、ひび割れがないりんごを選ぶ
りんごの皮に傷があると、そこから、りんごの水分が出てしまっている可能性があります。
店頭では、りんごに傷がついていないかを必ず確認しましょう。
軸が枯れていないりんごを選ぶ
新鮮でみずみずしい果肉のりんごは、その軸さえも新鮮な場合が多いです。
軽くたたくとコンコン音がするりんごを選ぶ
固く実がしまったりんごは、軽くたたくとコンコンと澄んだ音がします。
逆に、熟し過ぎて柔らかくなったりんごはボクボクと濁った音がします。
※店頭でりんごを叩くのは他の方の迷惑になる場合もありますので・・・こっそりと!
「ぼそぼそ、もさもさ」りんごの活用レシピ
ここでは「ぼそぼそ、もさもさ」りんごをとっても簡単に活用するレシピをご紹介します。
りんごを剥いてしまった後に「ぼそぼそ、もさもさ」りんごだった…と気づいたときはこうしましょう。
りんごが変色する前に!今すぐ何とかしたいという時に!お役立てくださいね。
鍋に入れてに煮るだけ!簡単りんごのコンポート
材料
- りんご……2個
- 水……600cc
- グラニュー糖……150g
- レモン果汁……大さじ1杯
作り方
- 鍋に、水とグラニュー糖を入れて中火にかけます。
- 1が沸騰してきたら、りんごとレモン果汁をいれます。
- 弱火で20分程、コトコト煮たらできあがり。
りんごを煮詰めるときに、りんごの皮を上からかぶせるようにのせるとほんのりピンクに色づいてキレイです!
「ぼそぼそ、もさもさ」りんごを使ったコンポートは、新鮮なりんごを使ったものと比べると身くずれしやすいです。
それでも、トーストやアイスクリーム、ヨーグルトにのせるとトロンと煮溶けたりんごがよく馴染み、とても美味しい一品になりますよ。
フードプロセッサーに入れるだけ!りんごの甘酸っぱいドレッシング
材料
- りんご……1個
- 酢……大さじ1杯
- レモン汁……大さじ1杯
- 塩……小さじ1杯
- 油……大さじ1杯
作り方
- りんごは一度、塩水にさらす(分量外)
- りんごと、その他全ての材料をフードプロセッサーで混ぜる
たまには、手作りのドレッシングを使ってみるのもいいですよね。
お野菜のサラダだけでなく、タコなどの魚介サラダとも相性抜群です!
すりおろして混ぜるだけ!お肉の下ごしらえに
材料
- りんご……1/2個
- 肉(肉は何でも可)……400グラム〜600グラム
作り方
- りんごをすりおろす。
- 全ての材料をポリ袋にいれて、よくなじませる。
- そのまま20分漬ければ、お肉の下ごしらえ完了です。
すりおろしりんごに漬けることによって、りんごに含まれているリンゴ酸がお肉の繊維を柔らかくしてくれます。
野菜炒めや生姜焼きなど、お肉が固くぼそぼそになってしまいがちな場合の下ごしらえに最適です。
「ぼそぼそ、もさもさ」りんごにしない!新鮮さ長持ち、りんごの保存方法
りんごを新鮮なまま長持ちさせるコツは、湿度と温度にあるのをご存知ですか?
りんごを長期保存するためには、湿度80%以上、温度0度~5度が最適な環境だといわれています。
それに対して、家庭の冷蔵庫の野菜室は、湿度が20%~50%。
湿度が足りませんよね。
家庭の冷蔵庫の野菜室は、りんごにとって、とても乾燥しやすい環境ということがよく分かります。
何もせずにりんごを冷蔵庫に入れたのでは、「ぼそぼそ、もさもさ」りんごになってしまうのも時間の問題です!
そこで次は、りんごの保存環境を最適に近づける方法をご紹介します。
ほんのひと手間なのでぜひ試してみてくださいね。
りんごの水分を保つ方法
りんごが「ぼそぼそ、もさもさ」になってしまう原因は、りんごの水分が抜けて果肉がスカスカになってしまうことにあります。
湿度が20%~50%しかない家庭の野菜室で保存するためには、りんごの水分が逃げない工夫をすることが大切。
というわけで新聞紙とポリ袋を用意しましょう。
まず、新聞紙で、りんごをしっかり包みます。
そのりんごをポリ袋に入れて、袋の口を縛ります。
こうすることで、ポリ袋内の湿度を高く維持することができます。
りんごの保存温度を低く維持する方法
冷蔵庫の扉を10秒間、開けたままにすると、庫内の温度は1度上昇するそうです。
野菜室の扉の開け閉めを繰り返せば、りんごの最適な保存温度から外れてしまいます。
そこで、りんごを野菜室の一番奥に保存するようにしてみましょう。
野菜室の奥ならば、扉の開け閉めによる温度変化の影響を最小限に抑えることができますよね!
りんごを冷凍保存する
りんごを冷凍保存する場合は、
- りんごを良く洗う
- 皮ごと8等分に切る
- ジップロックなどに入れてしっかりと密閉
この方法でりんごを冷凍保存しておけば、あらかじめ小さく切ってあるので解凍が楽チン。
お菓子作りなどの食材としてすぐに使え、とても便利です。
保存に適したりんごの品種を選ぶ
保存に向いているりんごの品種と、保存に向いていないりんごの品種があります。
先ほどもお伝えした、晩生種のふじなどは、保存に向いています。
逆に、早生種のつがるなどは、保存に不向きです。
りんごを大量に買ってしばらく保存する場合には、りんごの品種も意識してみましょう。
まとめ
りんごは新鮮なものを楽しみたい!という方は多いと思います。
私も、歯ごたえのあるパリッとしたりんごが大好きです。
でも、加熱調理したり、お料理の下ごしらえなどに使う場合はどうでしょう?
この場合は何の気兼ねもなく使える「ぼそぼそ、もさもさ」りんごの方が便利かもしれませんよね!
実際私も、お肉料理の下ごしらえには「ぼそぼそ、もさもさ」りんごを使っています。
もしあなたが「ぼそぼそ、もさもさ」りんごに出会ってしまったときには、がっかりせずに、色々なお料理の食材として楽しんでみてくださいね!
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