ぶどうジュースは、数ある果物ジュースの中でも酸味と甘みのバランスがよく、子どもから大人まで好かれるリッチな味わいが人気です。
すっきりとした飲み口で、ぶどうジュースが好きな人も多いと思います。
じつは私、ぶどうの産地に住んでいます。
ぶどうジュースも多く売られており、お中元やお歳暮などに贈るととても喜ばれますよ。
ついつい飲み過ぎてしまうぶどうジュースですが、そうなると糖質やカロリーが気になりますよね。
そこで今回は、ぶどうジュースの栄養価や気になる糖質の量についてくわしく見ていきたいと思います。
ぶどうジュースというと炭酸飲料などもありますが、ここでは100%のぶどうジュースについてお伝えしていきます。
体に良いぶどうジュースの飲み方もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
Contents
ぶどうジュースは(基本的に)体に良い!効果と栄養について
ぶどうジュースはストレートタイプの場合、ぶどうの栄養がそのまま入っています。
濃縮還元タイプの場合でも、ほとんどの栄養が残っています。
ぶどうの主な栄養成分は
炭水化物(ブドウ糖) | ビタミンA | ビタミンB1 |
ビタミンB2 | ビタミンB6 | ビタミンC |
カリウム | マグネシウム | 鉄分 |
アントシアニン | レスベラトロール | タンニン |
クエン酸 | リンゴ酸 | ペクチン |
など、様々な栄養が含まれており、たくさんの体に良い効果が期待できます。
主に期待される効果は
- 美肌効果
- 眼精疲労回復
- 高血圧予防
の3つです。
それぞれくわしくみていきましょう。
美肌効果
山ぶどうや赤ぶどうの赤い色素にはポリフェノールが多く含まれています。
このポリフェノールの一部であるレスベラトロールは、老化を防止し、その働きを活性化させると近年注目を浴びています。
また、動脈硬化や認知症予防にも効果があるとされ、乳がんや肺がんのリスクの低減にも効果が期待できるとの報告もあります。
ヒトにおける試験では、血圧が高めの被験者において、血管拡張反応を改善し、動脈硬化を防ぐことや、脳の血流量を増加させることで認知症を予防する可能性が報告されている。また、健常者に対しても、レスベラトロール2.5gを28日摂取した結果、有意に血中の増殖因子IGF-1やその結合タンパク質IGFBP-3の減少が認められ、乳がんや肺がんのリスクを低減する可能性が報告され、健常者にレスベラトロールを250mg又は500mg摂取後、45分以降で濃度依存的に前頭葉の血流の亢進が認められ、脳機能の改善に役立つと報告されている
(wikipediaより引用)
目に良い
眼精疲労の回復に効果があることで知られているアントシアニン。
ブルーベリーに多く含まれていると有名ですが、実は赤ぶどうにも多く含まれているんです。
また、アントシアニンは眼精疲労に効果があるだけでなく、血液をサラサラにする効果も期待できます。
高血圧予防
ぶどうジュースには高血圧予防に効果があると言われています。
ぶどうジュースに多く含まれているカリウムは塩分を排出してくれます。
また、マグネシウムは血圧を正常に保つ働きを持つため、高血圧予防には最適な飲み物と言えます。
糖質は高いので飲み過ぎ注意
基本的に体にいいぶどうジュースですが、飲み過ぎると逆効果になってしまう場合があり、注意が必要です。
ストレートのぶどうジュースの場合、200cc(コップ1杯)あたり110kcalで、19.8gの糖質が含まれています。
コーラやサイダーなどの一般的な炭酸飲料の場合、200cc(コップ1杯)あたりのカロリーは100kcal以下のため、ぶどうジュースのカロリーや糖質は高めの値と言えます。
このため、1日に1〜3杯程度に抑えるのが良いでしょう。
また、加糖されているものもあります。購入前に成分表をチェックするのも重要です。
ぶどうジュースの体に良い飲み方
ここではぶどうジュースの効果的な飲み方についてご紹介します。
ダイエットのためには毎食前に飲むのが効果的
高血圧予防のためには、ぶどうジュースを朝昼晩の3回飲むのが効果的と言われています。
さらに食前に飲むことにより食べ過ぎ防止につながり、ダイエットの効果も期待できます。
また、美肌や老化防止の効果を狙うなら、ポリフェノールが入っている赤ぶどうジュースを飲むのがおすすめです。
ぶどうジュースにも色々ある!種類について解説
100%のぶどうジュースには濃縮還元とストレートのタイプの違いや、使っているぶどうの種類の違いがあります。
それぞれ見ていきましょう。
濃縮還元タイプとストレートタイプ
ぶどうジュースには、水分を飛ばしてから再度水で薄めた濃縮還元タイプと果物をそのまま使ったストレートタイプがあります。
濃縮還元タイプは、一度水分を飛ばしている工程で、ビタミンCや酵素が壊れたりするという欠点がありますが、ストレートタイプよりも安価であることが大半です。
また、薄める際に飛ばした水分量と同量の水で薄めたものが100%還元、2倍に薄めたものが200パーセント還元、というように、薄める水分の量が調整されているのも特徴です。
ストレートタイプは、100%果汁を低温殺菌してパックされたもので、水分が果汁のため、高品質でぶどうの栄養や美味しさをそのまま味わうことができます。
濃縮還元と比べてちょっと割高ですが、そのかわり風味や飲み口はワンランク上といえます。
ちなみにぶどうの栄養をそのまま取り入れるなら、手作りのスムージーがおすすめです。
最後にレシピを紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
赤ぶどうと白ぶどう
ぶどうジュースは、使われているぶどうの品種によって味や栄養価が違います。
自分の口や目的に合ったものを選ぶのがポイントです。
赤ぶどうの皮の赤い色素は、主にポリフェノール。
ポリフェノールにはタンニンやアントシアニンが含まれており、抗酸化作用に効果があると言われています。
白ぶどうにはポリフェノールは含まれませんが、赤ぶどうと同じようにビタミンB6やマグネシウム、カリウムが豊富に含まれています。
また、赤ぶどうに比べてすっきりとした後味で、飲みやすいのが特徴です。
山ぶどうジュースもおすすめ
赤ぶどうに分類される山ぶどうですが、一般的な赤ぶどうジュースよりもポリフェノールを多く含み、鉄分が豊富であるというメリットがあります。
少し酸味が強く割高ですが、美容と健康の効果をより高めるなら、山ぶどうジュースがおすすめです。
生ぶどうの手作りスムージーもおすすめ
スムージーなら、生のぶどうを種や皮ごと飲むことができ、手軽に生のぶどうジュースの効果を得ることができます。
参考までに、一つレシピをご紹介します。
【材料】1杯分
- ぶどう(冷凍) 50g
- ヨーグルト 50g
- 牛乳 50cc
【作り方】
- ぶどうはよく洗い、冷凍しておく(冷凍ぶどうの場合はそのままでOK)
- 各材料をミキサーに入れてスイッチオン(ぶどうの皮はそのまま)
- なめらかになったら出来上がり
【ポイント】
- 余計なものをあえて加えず、シンプルで覚えやすい分量のレシピです。
- ぶどうは生のものを冷凍させても良いですし、今はコンビニなどで冷凍ぶどうが売られていますので、そちらを利用すると簡単です。
- このレシピを基本に、酸味を加えたい場合はレモン汁、甘みを加えたい場合ははちみつをお好みで入れてみてください。
手作りスムージーにはミキサーが必要なので、持っていない方はこちらの記事を参考にしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
ぶどうジュースは抗酸化作用があることで有名なポリフェノールが豊富に含まれている他、美肌効果のあるレスベラトールなども含まれており、美容と健康に嬉しい飲み物です。
ですが、糖質が多く含まれているため、いつもの食事の前に1日3回程度に抑えておくのがおすすめの飲み方です。
1日に朝昼晩3回、食前に飲むことにより、高血圧予防やダイエットの効果も期待できます。
おいしいぶどうジュースで、みずみずしい肌と健康を手に入れましょう!
コメント