ぶどうは皮ごと食べる派?皮は食べない派?あなたはどっち?
結局は好みでわかれちゃうんですが・・・
ぶどうって皮ごと食べると栄養がありそう!
そうなんです。
果皮には栄養があるので一緒に食べた方がいいんです。
そうはいっても・・・
「ぶどうって皮ごと食べると農薬が心配・・・」
「ぶどうを皮ごと食べたいけど、上手な洗い方が知りたいな」
ということも気になります。
そんな疑問についてわかりやすく解説しますね!
Contents
ぶどうは皮ごと食べたほうが栄養がある!
ぶどうはむしろ皮の方にポリフェノールが多く含まれていますので、丸ごとがおすすめなんです。
昔は薬用として栽培され、ヨーロッパでは「畑のミルク」ともいわれていました。
そんなぶどうの甘味は果糖とぶどう糖なんです。
そしてぶどう糖は、唯一の脳のエネルギー源!
疲労回復に非常に効果が大きく、暑い夏のエネルギー補給にはもってこいの果物です。
そのほかにぶどうに含まれる主な栄養素は
ビタミン類・・・抗酸化作用・疲労回復など
※ビタミンC・ビタミンE・ビタミンB1・ビタミンB2
ポリフェノール・・・抗酸化作用
※アントシアニン・タンニン・レスベラトロール・オリゴメリックプロアントシアニン
ミネラル・・・疲労回復などに効果的
※カリウム・カルシウム・リン・マグネシウム
有機酸・・・腸内環境を整える作用
※酒石酸・りんご酸
食物繊維・・・整腸作用など
※ペクチン
などぶどうには、特にビタミンとポリフェノールが豊富に含まれているんです。
ぜひ、ぶどうは皮のまま丸ごと食べていただきたいフルーツですね。
皮ごと食べやすいぶどうの品種はこれ!
最近では皮が薄くやわらかい品種も増えました。
具体的には、皮の色で緑系・黒系・赤系とおおまかに3種類あります。
その中で、皮ごと食べやすいぶどうの品種のおすすめを紹介しますね。
- 緑系・・・シャインマスカット、瀬戸ジャイアンツなど
- 黒系・・・ピオーネ、ナガノパープルなど
- 赤系・・・甲斐路、デラウエア、安芸クイーンなど
これらのぶどうは種もないので、一口で食べられちゃいます!
このほかにも、ぶどうは世界中にたくさんの種類があり、日本でも50種類以上あるんです。
ちなみに、粒も大きくふっくらとした品種(巨峰など)は皮が厚いので、果肉だけ食べる方が多いですね。
でもジュースにしちゃえばどんな品種でも皮ごといただけます!
栄養を吸収しやすく、体にもいいのでおすすめですよ(おいしいので飲み過ぎ注意)。
ちなみに・・・種ありぶどうに関しても種を出す方が多いのでは?
じつはあれ、種を出すときに酸っぱさを感じるんです。
なので種ありぶどうも種ごと食べちゃった方が美味しいと思います。
でも、ぶどうって皮ごと食べると農薬が心配・・・
基本的にぶどうの農薬散布は農林水産省で義務付けられています。
その一方で、消費者庁では農薬の残留基準値が定められています。
どんな残留基準値かというと、農薬の残留成分については乳児の時から一生涯、毎日食べ続けたとしても人体には影響しない程度とのこと。
だから安心なんですよ。
そして、ぶどうは害虫の被害にあいやすいので、農薬を使うことで安定して供給ができるってことでもあるんです。
あの白い粉は農薬ではなく「ブルーム」
ときどき、
ぶどうってたまに白い粉が残ってるじゃないの・・・あれ農薬なんじゃないの??
って心配する人がいますが、違うんです!
気になるぶどうの皮についている白い粉は「ブルーム(果粉)」。
ぶどうの水分の蒸発を防ぐ役割をしているので新鮮で高級だという証拠なんです!
ちなみにブルームは病気を防いでくれる役割もあります。
だからぶどうは、洗ったらそのまま皮ごと食べてもいいんです。
袋がけで守られているぶどうの実
実は、ぶどうの収穫前にひと房づつ袋をかけています。
ぶどう狩りをしたことがある人なら見かけたことがあるのでは?
ぶどうに袋をかける理由は以下の通りです。
- 病気や害虫、鳥から守るため
- ブルームが雨で流れ落ちないようにするため
- 果実の色や艶を保護するため
- ぶどうの収穫前に直接農薬が掛からないようにするため
ぶどうは袋をかぶせると収穫を待つだけなので、あとは農薬は必要ありません。
ただ、収穫前にぶどうの葉っぱには農薬を散布します。
その時、収穫を待つぶどうの実に直接かからないように袋を被せて守っているんですね。
要は、収穫前に袋をかけるので、ぶどうには余計な農薬がついてないっていうことですね。
ぶどうを皮ごと食べたいけど、上手な洗い方が知りたいな
ぶどうをおいしく食べるための洗い方はほこりなどを落とす程度で大丈夫!
ぶどうはデリケートなので、ボウルなどに水を入れて軽くゆするだけ・・・
ゴミやほこりが取れればいいので、水道水を流しながらサッと洗うだけにします。
特に種なしの品種は、ザルの上で振って水を切ると、果実粒がポロポロ離れやすくなりますので丁寧に扱いましょう。
ぶどうについている農薬の残留成分を洗い流す方法
基本的にぶどうの残留農薬はサッと洗い流すだけで落とせますが・・・といっても、やっぱりお子さんに食べさせたり妊婦さんが食べるとなると、ちょっと心配ですよね。
というわけで、ここではぶどうについている残留農薬を落とす3つの方法を紹介します。
重曹や酢水で洗う
水を張ったボウルに重曹やお酢を適量入れ、ぶどうを1分位浸した後洗い流す。
水素水で洗浄
抗菌化作用のある水素水をボウルに入れ10分位つけ置き洗いするだけ!
ベジシャワーで洗う
ぶどうを洗う前にシュッとひと拭き!1分くらいしたら表面についた農薬が剥がれ落ちるんです。
有機栽培のぶどうなら大丈夫!
ぶどうの農薬についてはあまり神経質に考えなくても大丈夫ですが、どうしても心配というのであれば有機栽培のものを選ぶという選択肢も!
有機栽培は、国の基準を満たしJAS規格(日本農林規格)に合格した農家にのみ認められた「有機JASマーク」がついています。
有機JASマークは検査の基準が厳しく、ぶどうの栽培も難しいうえに時間もかかります。
収穫量も少ないのでブランドとしての価値も高いんです。
そのため一般のぶどうよりも希少価値があり、価格も通常よりも約2倍と高価になります。
有機栽培で育ったぶどうは、自然の力を生かし環境にやさしい生産方法など基準が定められています。
値段はちょっと高いかもしれませんが、そのぶん安心感が抜群。
手間を掛けて作られたおいしいぶどうなはずなので、この機会に試してみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
ぶどうの農薬については、しっかりと基準が設けられているので安心であることはわかりましたね。
ぶどうの旬は、品種ごとに収穫時期が違いますが、おおむね8月から10月初めがおいしいいです。
なんといってもぶどう糖は疲労回復に効果が大きいです。
「脳のエネルギーの源」ともいわれていますよね。
暑い夏の時期のエネルギー補給に役立ち、夏バテ予防にも効果的です。
そのほかぶどうには、特に女性にはうれしいポリフェノールも豊富に含まれています。
抗酸化作用がありますのでアンチエイジングにも効果が期待できますね。
また食物繊維がお通じを促してくれますので、便秘改善にもいいんです。
これからはぶどうを食べるときは、栄養を丸ごと取るためにも、ぜひ皮ごと食べちゃってくださいね!
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