「健康に良いって言ってもまずい」
「せっかく作ったのに美味しくない・・・」
「野菜のえぐみが強くて飲めない」
グリーンスムージーは好きな野菜や果物をミキサーにかけるだけという、時間もかからず簡単に作れて健康によい飲み物。
ですが、野菜のえぐみが強くて飲めないこともありますよね。
そこで、今回は飲みやすくて美味しいグリーンスムージーを作りたい方に向けて
- グリーンスムージーがまずく感じる原因
- グリーンスムージーの組み合わせの基本
- 飲みやすいグリーンスムージーをつくるために
といった内容をわかりやすくお伝えしていきます。
実は私も初めてグリーンスムージーを作ったとき、
「いろんな種類の野菜が入っていた方がいいに決まっている!!」
と、とにかく野菜をたくさん入れていました。
その結果、苦くてまずくて、また作ろうという気持ちになれず・・・グリーンスムージーはまずいものというイメージから抜け出せずにいました。
そんなとき、友人宅でグリーンスムージーを飲むことがあり、
「グリーンスムージーなのに甘くて美味しい!!!なんで!?」
と感動したことがありました。
ポイントを押さえれば、グリーンスムージーは美味しく飲めます。
「グリーンスムージーを作ってみたいけど美味しくできるか不安」
「一度作ってまずかったけど、どうにか美味しくならないかなぁ」
と思っている方はぜひこの記事を参考にして、試してみてください。
Contents
グリーンスムージーがまずいと感じる原因→クセやえぐみが強い
そもそもグリーンスムージーがまずく感じる原因は何でしょうか?
ポイントは4つあります。
- クセの強い食材を使っている
- 柑橘類の種や皮を使っている
- アブラナ科の葉野菜の茎や根元まで使っている
- 葉野菜が多すぎる
それぞれ具体的に確認していきましょう。
クセの強い食材を使っている
セロリやパセリ、生姜などクセの強い食材を使う場合は、味のバランスが崩れる可能性が高いです。
豊富な栄養が含まれていますが、これらの食材をはじめから入れすぎると飲みやすさはなくなってしまいます。
もしも使う場合は、少しずつ入れて調節してください。
また、セロリやパセリは「光毒性(ソレラン)」という性質を持っています。
光や紫外線を吸収する力が強く、シミに変える働きを持っているため、光毒性をもつ食材を利用するときは朝よりも夜の方がおすすめです。
柑橘類の種や皮を使っている
柑橘類の皮や種には「ナリンギン」という苦み成分が含まれています。
おいしくないわけですが、実は「ナリンギン」には以下のようなメリットも。
- ダイエット効果
- 血流を改善する効果
- アレルギーを抑制する効果
- 生活習慣病の予防・改善効果
ナリンギンは柑橘類の果肉にも含まれていますが、より多く含まれているのは皮や種の部分です。
柑橘類をスムージーに使用する際は、種と皮をしっかりと取り除くといいでしょう。
アブラナ科の葉野菜の茎や根元まで使っている
小松菜や水菜などのアブラナ科の葉野菜には、茎や根元にわさびと同じ「イソチオシアネート」という辛みの原因成分を持っています。
イソチオシアネートは野菜そのものが持つ成分ではなく、植物をすりおろしたときに出るものです。
つまりミキサーをかけた時に生まれる辛み成分ということなんですね。
グリーンスムージーを飲んだ時に舌がピリピリする場合がありますが、それはイソチオシアネートが原因であることが多いんです。
ちなみにイソチオシアネートは
- がん予防効果
- 動脈硬化予防効果
- 殺菌作用効果
- ダイエット効果
- アンチエイジング効果
と、さまざまな効果が期待できます。
しかし、茎や根の部分を使うと辛みが出てしまうので、スムージーを作る際は辛さの原因になる茎や根の部分を取り除いて使うとよいでしょう。
葉野菜が多すぎる
健康に良いからといって葉野菜を入れすぎると野菜のえぐみが際立ちます。
結果的にまずいと感じてしまいますよね。
グリーンスムージーは野菜だけではなく、果物を加えることで野菜のえぐみやクセをおさえ、飲みやすくしています。
まだグリーンスムージーを飲み始めのころは、苦味に慣れていないこともあります。
その場合は葉野菜の量を少なくし、甘みのある飲みやすいグリーンスムージーで慣れていきましょう。
また、そもそも野菜のえぐみの原因は「アク」です。
少し手間がかかるように感じるかもしれませんが、アク抜きをするとえぐみを減らし、飲みやすいスムージーになります。
小松菜やほうれん草をよく洗った後、しばらく茎の部分を中心に水に漬けておくとアク抜きすることができます。
茹でなくてもアク抜きできるので、ぜひ試してみてください。
グリーンスムージーの組み合わせの基本
好きな野や果物を混ぜて作るグリーンスムージー。
どのような組み合わせで作るとおいしいグリーンスムージーが作れるのでしょうか?
シンプルな組み合わせで作りましょう
たくさん栄養を取れるようにとついついあれもこれもとグリーンスムージーに入れたくなりますが、何種類も混ぜるのは逆効果です。
野菜や果物の味がぶつかってしまい、まとまりのない味になってしまったり、苦みが出てしまうことも。
材料は多ければいいというものではない点に注意してくださいね。
ちなみに野菜と果物は多くても4種類ほど。これが飲みやすくて美味しいグリーンスムージーを作るコツです。
フルーツを上手に使う
野菜だけのグリーンスムージーはヘルシーですが、どうしても野菜のえぐみが出てしまい飲みにくくなってしまいます。
そこで、フルーツを入れます。
1つ入れるだけで味にまとまりと甘みが出て、飲みやすくなります。
全体的にマイルドにしたい、甘みを増やしたいときはバナナを加えるのがおすすめです。
一方でさっぱりとした風味にしたいときは、水分が多く酸味のある柑橘類やリンゴを加えると良いでしょう。
特にバナナとリンゴは使いやすく、手に入りやすい素材なのでとてもおすすめです!
飲みやすいスムージーをつくるために
グリーンスムージーをより飲みやすく美味しく作るためにどんな食材を使うのが良いのでしょうか?
よく使われるおすすめ食材
小松菜
小松菜はすべてのビタミン、ミネラル、鉄分、カルシウムを豊富に含む野菜です。特にカルシウムは牛乳並みで栄養面で大変優れた野菜です。
また、他の葉野菜に比べてくせが強くないため、グリーンスムージーに使いやすい野菜です。
ほうれん草
ほうれん草はたくさんのビタミンを含んでいるだけでなく、ミネラルも豊富に含んでおり、骨の形成や健康維持に役立ちます。
また鮮やかな緑色がきれいなため、グリーンスムージーにしたときに健康のみだけでなく目でも楽しむことができます。
水菜
水菜はビタミンCを効果的に取るのにうってつけです。βーカロテン、カルシウム、鉄分などがバランス良く含まれ高い栄養価のある野菜です。
また、生で食べることができ、小松菜同様くせがないためグリーンスムージーにも使いやすいです。
バナナ
バナナはエネルギーの補給が長時間持続するうえに、ビタミンB群が豊富に含まれているため消化を促します。
しっかりと甘みを感じられるだけでなく、他の野菜の風味を抑えることができるため、他の野菜や果物との相性が良く、スムージーに最適な食材です。
フルーツを入れるのにいちばんおすすめです!
リンゴ
リンゴは胃腸のはたらきを助ける他、「1日1個のりんごは医者を遠ざける」ということわざがイギリスにあるほど、健康効果が高い果物です。
また、皮近い部分に活性酸素を除去するりんご由来のポリフェノールが多く含まれており、皮ごとスムージーにするとより効果的です。
野菜のえぐみが苦手な人におすすめのレシピを紹介!
初心者でも簡単に作れる、シンプルで飲みやすいレシピを紹介します。
甘めが好きな人におすすめ!バナナと小松菜のスムージー
<材料>
- バナナ 2本
- 小松菜 50g
- 水 100cc
<作り方>
- バナナと小松菜を適当な大きさに切る。
- 切ったバナナ、小松菜、水をミキサーに入れて混ぜる。
小松菜はよく洗って水に漬けておき、茎を使わず葉っぱの部分を使う。
水を50ccにして、豆乳もしくは牛乳を50ccを加えるとよりマイルドになります。
さっぱり派にはこちらがおすすめ!ほうれん草とりんごのスムージー
<材料>
- ほうれん草 60g
- りんご 100g
- レモン汁 小さじ1/2
- 水 200ml
<作り方>
- ほうれん草とりんごを適当な大きさに切る。
- 切ったほうれん草、りんご、レモン汁と水をミキサーに入れて混ぜる。
- よく洗って10分ほど水に漬けておくと、えぐみを抑えることができます。
- 甘みが足りない場合は水を120cc程にしてバナナを加えても美味しいです。
まとめ
今回の記事では「グリーンスムージーはまずい?野菜のえぐみの原因と解決策」についてお伝えしました。
- 癖のある食材や苦み、辛みのある食材を使いすぎていないか
- 葉野菜ばかり入れていないか
- 栄養を取りたいからと何種類もの野菜や果物を入れていないか
使う食材や、使い方、組み合わせによってグリーンスムージーは美味しくなります。
グリーンスムージーはまずいものだというイメージはいったん横に置いて、美味しく健康的なグリーンスムージー作りをしてみませんか。
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