レインボーレッドという種類のキウイをご存知でしょうか?
静岡県庵原郡富士川町の小林利夫氏が中国系キウイフルーツの中から育成した、選抜された新種のキウイフルーツです。
切ってみると、果肉の種の周辺が赤く発色しているのが分かります。
最近では量販型のスーパーなどにも出回るようになってきましたが、まだまだ知らない人も多いのでは?
そこで今回はレインボーレッドキウイをご紹介します。

これを読めば、レインボーレッドキウイを知っていた人も知らなかった人も、食べたくなること間違いなしです!
Contents
レインボーレッドキウイの特徴
「そもそもレインボーレッドキウイって何?」と思われている方も多いかと思います。
そこで、まずはその特徴から見ていきましょう。
見た目
レインボーレッドキウイは比較的小ぶりで、果頂部がくぼんだ形をしています。
そして表面にある産毛は少ないので、触った感触はつるっとしていて、皮をむくのがとても楽なんですよ!
果肉の部分は、外側が黄緑色、種が含まれる部分は赤色、中心部は白色となっていて、切ると断面がとても鮮やか。
追熟すると、外側が薄い黄色に変化していきます。
味や食感
山梨は市川三郷町より
地元のキウイフルーツ
『レインボーレッド』
甘さパないのです!!!!#レインボーレッド pic.twitter.com/wNITCOeBsq— 市瀬秀和 (@1_ichihide) November 16, 2018
レインボーレッドキウイは、口の中に入れると果汁がジュワっと広がり、溶けるようなとろとろ食感で、とても濃厚。
そしてとにかく甘みが強いです。
糖度は低くても15.5~19度で、完熟すれば20度以上にもなります。
一般的によく見るグリーンキウイは熟した状態で糖度が約15度なので、レインボーレッドキウイがいかに甘いかがよく分かりますよね。
酸味が穏やかで甘味を強く感じることができ、グリーンキウイによくあるエグみもないので、キウイが苦手な方でも食べやすいです。


後から口の中に芳醇な香りが広がるので、味だけでなく香りも楽しめます。
収穫時期と流通
「レインボーレッド」という名前の他にも「プリンセスレッドキウイ」や「瀬戸内のめぐみ」などのブランドネームがつけられていて、静岡県、愛媛県、福岡県などを中心に栽培されています。
国産のグリーンキウイの収穫時期は11月~12月頃なので、それと比べると比較的早く、9月下旬~10月上旬がレインボーレッドキウイの収穫時期となります。
生産量は日本のキウイ市場の中で0.5%以下と言われています。
そのうえ、追熟する性質ですぐに柔らかくなってしまうため、店頭に出回る期間や並ぶ量も限られています。
近年人気が上がってきているレインボーレッドキウイですが、目にする機会が少ないのもそのためです。
価格
キウイの価格について調べてみました。
スーパーなどでよく見られるグリーンキウイの価格は1玉70円前後です。
しかしレインボーレッドキウイは安い物で1玉150円前後、高い物だと400円以上するので、比較的高級フルーツと言えますね。
値段は少しお高いですが、その代わりに味や食感は他の物と比べものにならないくらい良く、見た目も華やかなので、値段以上の価値があるのは確実です。
栄養素
レインボーレッドキウイの種がある部分の赤みの正体は、イチゴなどの赤色色素と同様にアントシアニンの一種だと考えられております。
このアントシアニンとは、ブルーベリーやナスなどに豊富に含まれるポリフェノールの一種で、天然の色素です。
植物が紫外線から身を守るために蓄える成分ですが、視覚機能を改善する効果や眼精疲労を予防する効果、眼病を予防する効果があると昔から知られており、現在ではサプリメントなどにも活用されています。
また、アントシアニンには内臓脂肪の蓄積を抑制する効果やメタボリックシンドロームを予防する効果、花粉症を予防する効果なども期待できるため、とても重要な栄養素と言えますね。
もちろんビタミンC、ビタミンE、食物繊維なども豊富に含まれているため、美容や健康にはピッタリですよ!
レインボーレッドキウイはどこで買えるの?
レインボーレッドキウイは旬の時期に産地のスーパーや道の駅などで買うことができます。
ですが、忙しかったり遠かったりすると、そう簡単には行けませんよね。
そんな時はネット通販がオススメ!
以下に2つご紹介しますので、参考にしてみて下さいね。
九州産 レインボーレッド (キウイフルーツ・キウイ) 一箱(30~36玉入り/約3.6kg)
九州産のキウイは甘みが強く酸味が少ないのが特徴です。
またビタミンCも豊富で、昨年度は売り切れたほどの人気っぷりです。
メールマガジンの登録をしておくと予約が開始した時に通知が入るので、見逃したくない人にはオススメです。
2111 糖度18℃以上数量限定!レインボーレッドキウイフルーツ(11~12個)化粧箱入り
ふるさと納税を活用してレインボーレッドキウイを購入するのもいいですよね。
とっても濃厚で一度食べたらやみつきになるはず。
ご自身のご褒美にもピッタリ!
美味しいレインボーレッドキウイを食べよう!
レインボーレッドを美味しく食べるために、選び方とどのように食べるのかを紹介します。
レシピもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてくださいね!
選び方
追熟してすぐに柔らかくなってしまう性質から、収穫時はとても硬いです。
したがって、食べる際は手に取って、指先でキウイの果頂部(下手の部分)を縦に軽く押さえてみて柔らかさを感じるようになったら食べ頃です。
また、通常のキウイと比べると早く熟します。
そして劣化が早く、常温の場合は1~2日ほどで追熟してしまいます。
熟し過ぎると発酵してしまうので、食べごろになったらなるべく早く食べましょう!


特に小さいものは著しく変化し、少し柔らかくなったと思ったらすぐにとろけるほど追熟が進んでしまうこともあるので気をつけて下さいね。
美味しい食べ方とは?
レインボーレッドキウイは生で食べるのがイチ押し!
1~2時間くらい冷蔵庫で冷やして食べるととても美味しいです。
生で食べる以外のアレンジレシピを2つ紹介するのでぜひ試してみて下さいね。
したがって、朝食べても大丈夫です。
作るなら今!レインボーレッドのゼリー
材料 (4人分)
レインボーレッド4個
リンゴジュース300cc
白ワイン25cc
砂糖10g
ゼラチン5g
水30cc
レインボーレッドキウイには、たんぱく質分解酵素「アクチニジン」がほとんど含まれていないため、他のキウイと比べると固まりやすいです。
なので、ゼリーにして食べるのも味の雰囲気が変わってオススメ!
白ワインを入れなければお子様も美味しく食べることができます。
虹色♪レインボーレッドキウイのスムージー
材料 (コップ2杯分)
レインボーレッドキウイ3個
パイナップル1/4個
グレープフルーツ・ホワイト1個
フルーツスムージーは栄養満点で毎日でも飲みたいですよね!
お好きなフルーツで組み合わせを変えてみたり自己流でアレンジするのもオススメです。
まとめ
今回は中が赤いキウイ「レインボーレッドキウイ」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
グリーンキウイに慣れている分、中が赤いのは斬新で目を引きますよね。
稀少で少し高級なので毎日手軽に食べられるわけではないですが、味も良く栄養も満点なので、食べたことがない方には是非一度食べてみていただきたいです。


その味や食感にやみつきになること間違いなしです!
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