あなたは春菊を食べてお腹を壊した事ってありますか?
この記事にたどり着いたということは・・・きっと春菊を食べて下痢になってしまった経験があるのですね。
実はわたしにもそういう経験があります。
でも基本的に春菊って、お腹にやさしくて胃腸の調子を整える薬膳効果が期待できるんですよ。
というわけで今回は春菊が原因で下痢になるようなことって本当にあるのか?という素朴な疑問について調べてみました。
調べてみた結果、原因は以下の4つにしぼられました!
- 食べ過ぎ
- アレルギー
- そもそも春菊ではなかった
- 傷んでいた
それではまいりましょう!
Contents
春菊は消化に良い野菜
原因を語る前に、そもそも春菊とはどんな野菜か?というのをお伝えしていきたいと思います。
春菊はギザギザの葉っぱが特徴の、キク科のお野菜です。
薬のような香りで独特の風味をもっていますね。
日本固有の野菜かと思いきや、トルコやギリシャなどの地中海沿岸部が原産地なんですよ。
とはいえ、日本でも古くから春菊が使われていました。
江戸時代にはすでに広く食されていたようです。
文献で春菊が登場するのは、15世紀後半の「尺素往来(せきそおうらい)」です。
これには菫菜(スミレ)、躑躅(ツツジ)、春蘭(シュンラン)、杜若(カキツバタ)などとともに春菊が登場します。
江戸時代の農書「農業全書」や「菜譜」には栽培方法が記載されています。
引用:野菜ナビ
加えて、春菊は薬膳効果もあります。
- 風邪の予防
- がん予防
- 高血圧予防
- 貧血予防
- ストレス緩和
といった効能があります。
春菊は栄養も豊富です。免疫力アップが期待できるβカロテンをはじめ、ビタミンA、ミネラルも含まれています。
200g(1束)の摂取で、1日に必要な栄養素をとれてしまうそうですよ。
また、春菊に含まれている食物繊維が腸の機能を活発にしてお通じをよくしてくれます。
つまりデトックス効果が期待できるということですね。
さらに、ほうれん草と同じくらいの鉄分が含まれているため、春菊は貧血の方にもおすすめの食材でもあります。
春菊を食べて下痢になる原因って?
ここまででおわかりのように、春菊はおなかにやさしい野菜であることが知られています。
では、春菊を食べて下痢になる原因ってなんでしょうか?
繰り返しになりますが、以下の4つが考えられます。
- 食べ過ぎ
- アレルギー
- そもそも春菊ではなかった
- 傷んでいた
上から順にお伝えしていきますね!
春菊の食べすぎ
いくら健康にいいからと言って、食べすぎればお腹をこわしてしまいます。
栄養満点、食べやすくてカンタンに料理できるとあれば、好きな方ならたくさん食べてしまうこともあるかもしれません。
お通じが良くなりすぎて下痢になるという可能性もありそうですね。
春菊アレルギー
まれにですが、春菊を食べるとアレルギーを発症すしてしまうケースがあります。
春菊の食物アレルギー症状として、
- できもの
- お腹の痛み
- 吐き気
- 下痢
- 息切れ
- アナフィラキシーショック
などがあります。
息切れやアナフィラキシーショックのような症状が出た場合はすぐに病院を受診しましょう。
下痢についても、アレルギーをうたがってみることをおすすめします。
そもそも春菊ではなかった
ごく珍しいパターンですが、なにかのきっかけで野菜ちがいをしてしまう場合もあります。
春菊はキク科の植物。似たような野草がたくさん生えていれば、春菊と間違えて食べてしまうことも。
・・・と思いきや実は違っていて、お腹をこわしてしまう場合も考えられます。
あとはこんなこともあるでしょう。
↓
料理して食べてみたら、春菊の中に別のよく似た野草が紛れ込んでいた。
こんな場合は下痢になってしまう可能性が高いです。
多くの方はお店やスーパーで春菊を買うわけなので気にしなくていいと思いますが、もし「知り合いからもらった」なんていう場合は念のため注意したほうがよさそうですね。
春菊が痛んでいた
冷蔵庫にしばらく保存していると新鮮さが失われていきます。
古くなりすぎた春菊を生のままサラダにして食べてしまった・・・!
なんていう場合、下痢になってしまうこともあると思います。
ちなみに春菊は農薬がのこりやすい野菜としても有名です。
きちんと洗わないと農薬にあたる可能性もあるので、ちゃんと洗ってから食べてくださいね。
まとめ
春菊を食べて下痢になる原因を4つお伝えしましたが、心当たりはありましたか?
おさらいすると、
- 食べ過ぎ
- アレルギー
- そもそも春菊ではなかった
- 傷んでいた
ということでした。
特にアレルギーについては個人で判断せず、病院で受診することをおすすめします。
春菊は薬膳効果のある食材ですが、食べすぎや体質に合わない場合も。
そして、ちゃんと洗って食べた方が無難ですね。
春菊の食べ方としては
- おひたし
- 鍋の具材
- お粥の具材
- 洗ってサラダ
などにしてお手軽に料理して食べることができます。
わたしはやっぱり鍋の具材やおひたしで食べることが多いです。美味しいですよね。
それではまた!
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