りんごダイエットは、1980年代頃に流行したダイエット方法ですが、以前とは違う方法で行う、新りんごダイエットとしてまた注目を浴びるようになってきました。
試したことがある方も多いのではないでしょうか?
実は私も以前試したことがありますが、りんごダイエットについてあまりよく理解していないまま実行してしまったため、トイレに通う頻度が高くなったことに驚いて、継続できず不完全燃焼のまま終了した苦い経験を持っています。
りんごダイエットって本当に痩せるの?
リバウンドするらしいって聞いたけど
ダイエットしながらからだにもいい効果があるって本当?
以前、試した方も、これから挑戦してみようと考えている方も、りんごダイエットについて、まだまだ知らないことがたくさんあると思います。
りんごはカロリーが低いだけでなく、からだにいい栄養素が多く含まれている食品です。
食事としての役割を一部補えるくらいのパワーと、からだからいらないものを押し出す効果は抜群で、体内の環境をいい状態へ一気にリセットできちゃう、ダイエットに適した果物です。
あわせてりんごの栄養や成分、オススメのダイエット方法などもお伝えしますので参考にしてくださいね!
Contents
りんごダイエットとは?
りんごダイエットとは、りんごを食べてからだの中をきれいにすることが目的とされています。
カロリーが低く、栄養素が豊富なりんごは食事置き換えダイエットに向いている食材とされています。
では、オススメのりんごダイエットの方法を2つご紹介します。
3日間デトックスダイエット
方法
- 3日間、毎食、生のりんごだけを食べる
- 水分は、水 or ブラックコーヒーを1日2杯までにする
- 寝る前にオリーブオイルを1杯飲む
こちらは以前からある方法です。
プチ断食を意識した、体内デトックスを目的とした方法になります。
3日間という短い期間でかなりストイックに行うため、一時的に体内から不要なものを出し、体重を減らすという効果が期待できます。
体内浄化を定期的に行いたい方には良い方法です。
食事置き換えダイエット
方法
- 1日1回の食事をりんごに置き換える
- 間食や食前に食べる
新しく登場したりんごダイエットの方法です。
継続して行うことができ、りんごの持つパワーを利用しながら、体内環境をじわじわ健康的な方向へ変えていく方法です。
こちらは食べるりんごは生のままでなくてもOKですし、無理なく続けてダイエットしたい方にオススメの方法ですね。
りんごダイエットで痩せる理由
りんごダイエットって、本当に痩せるの?
なぜダイエットにりんごが選ばれているのでしょう?
このような疑問がありますよね。
先ほどりんごダイエットは、からだの中をキレイにすることが目的とお伝えしました。
その他にも、ダイエットにピッタリな理由があるんですよ。
りんごダイエットで痩せる理由
- 腸内環境を整える
- カロリーが低い
- りんごの糖質は太りにくい
- 脂肪がからだに蓄積するのをおさえる効果がある
腸内環境を整える
「ダイエットと腸内環境?」と思われる方もいらっしゃると思います。
ですがお腹の調子を整えることは、ダイエットにとって大切なんですよ。
排便リズムが整うことで、痩せやすく太りにくい体質に変わっていくんです。
りんごには豊富な栄養素が含まれていて、かなりからだに良い食物です。
りんご100gに含まれる成分
成分 | カロリー | 水分 | 果糖 | たんぱく質 | カリウム | ビタミンC | 食物繊維/水溶性 | 食物繊維/不溶性 |
含有量 | 57kcal | 84.1g | 6g | 0.1g | 120mg | 4mg | 0.4mg | 1mg |
りんごには2種類の食物繊維が含まれていることから、整腸作用が期待できます。
- ペクチン
水に溶ける食物繊維で、糖、塩分、脂肪をゲル状にして身体に吸収されにくくしています。 - セルロース
水に溶けない食物繊維で、便の量を増やしつつ腸の掃除をし、腸内環境を整える働きをします。
りんごは消化が早く、体が排泄運動に専念できるためデトックス効果が期待できます。
だから、りんごはダイエットをする際に選ばれる食品なのですね。
カロリーが低い
エネルギー・成分(100g中) 比較表
りんご | バナナ | おにぎり | 食パン | |
カロリー | 57kcal | 86kcal | 179kcal | 260kcal |
炭水化物 | 15.5g | 22.5g | 39.4g | 46.6g |
糖質 | 14.1g | 21.4g | 39.0g | 44.3g |
りんごは100gあたり57kcalです。
ダイエットに人気のフルーツのバナナよりもカロリーが低いんです。
おにぎりなどと比較しても、ぐっと低いので食事置き換えダイエットに向いている食材ですよね。
りんごの糖質は太りにくい
糖質とは砂糖など甘いものの他に、ご飯、いもなどに含まれる炭水化物(でんぷん)などを指し、エネルギーの元になるものです。
りんごにはあのジューシーな甘さの元になる果糖が含まれています。
果糖はブドウ糖やショ糖など他の糖に比べて体内に吸収されるスピードが遅いのが特徴です。
りんごに含まれる食物繊維と一緒だと、さらにゆっくり吸収される仕組みへと変化して、脂肪になりにくくしています。
脂肪が蓄積されるのをおさえる効果がある
りんごに含まれているりんごポリフェノールの成分(プロシアニジン)には、内臓への脂肪の蓄積を減らす効果があり、腸の中で脂肪を吸収する酵素の働きをおさえてくれるのです。
からだに吸収される脂肪を減らすことで、肥満の予防効果につながります。
りんごダイエットは太る?
りんごダイエットをしたのに、体重が増えているのはなぜ?
からだにいい果物だから、りんごはたくさん食べていいのよね?
どんなダイエットにも出てくる疑問ですよね。
本来、りんごそのものにはさほど太る要素はありません。
からだに脂肪がつく、太る原因は、からだの中にエネルギーがありすぎるということです。
りんご1個の重さはだいたい約300gなので、171kcalになります。
実は食パン6枚切り1枚のカロリーとあまり変わらないのです。
つまり、りんごだけでも食べる量がすごく多ければ、カロリーオーバーになります。
いつもの食事の一品をりんごに変える、間食でドーナツを食べていたところをりんごにするなど、工夫をするといいですよね。
りんごダイエット注意点
食べ方にも気を付けたい点があります。
りんごにはからだによい成分が含まれていますが、その成分には偏りがあるため、りんごばかりをずっと食べ続けていたら、からだ全体の栄養バランスが崩れてしまいます。
そして加熱したりんごでは糖質が生のままのりんごより少し増えることもわかっています。
また、ダイエットで食事制限を行うと、好きなものを食べたいのに食べられないことで、どうしてもストレスがたまりますよね。
ついついイライラしてしまったり、ダイエットを継続しているはずなのに、なぜかこれまで食べていた量より多い食事や間食をしてしまうことがあります。
これが、リバウンドです。
我慢や無理をせず、気持ちに余裕をもって、ダイエットを行うことが重要なのですね。
りんごダイエットでむくみも解消
りんごダイエットのデトックス効果はまだあります。
りんごの栄養素に含まれるカリウムには、むくみの原因となる、体内の多すぎる水分と塩分(ナトリウム)を排出し、血行を良くする作用があります。
また、りんごポリフェノールに含まれる抗酸化作用にも、血行を良くする働きがあり、老廃物が効率的に排出するので、むくみ解消につながります。
毎日のりんごダイエットにぜひとりいれたいレシピをご紹介します。
むくみ除去 デトックスウォーター
材料 (1日分)
- リンゴ2個
- シナモンスティック2本
- 水1.5L~1.8L
- 氷お好み
作り方
- リンゴの芯を取り除き、1/16程にスライス 皮は剥かない
- 容器にリンゴとシナモンをいれ氷でカバー
- 水を入れ冷蔵庫で1~6時間で完成
むくみ除去 デトックスウォーター by clover0com
手軽に作れて、好きなタイミングで気軽に飲めます。
どんな食事とも相性が良く、しかもりんごの栄養素が効率よく取れちゃう、有能ドリンクですね!
ダイエット以外にも嬉しい効果
ダイエット以外でも様々な効果があるので、ぜひ毎日の生活に取り入れたい食品ですね!
りんごから期待できる効果
- 整腸作用
- 高血圧予防
- 殺菌作
- 抗酸化作用
- 免疫力向上
- アレルギー改善
- 美白効果
理想の体と一緒に美容や健康まで手に入るんですね。
まとめ
りんごダイエットはりんごだけで劇的に痩せるということはありませんが、デトックスや体内のバランスを整える為に有効なダイエット方法でした。
りんごの持つ様々な栄養素のおかげで、健康で痩せやすいからだづくりを心がけて生活していけば、病気のリスクも減っていき、毎日元気に過ごせそうです。
きれいでスッキリとした心とからだを手に入れたいなら、デトックス効果抜群のりんごダイエットを、ぜひ1度は試してみる価値アリですね!
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