赤ちゃんの食生活は、これからの体の成長にとっても大切。
元気で丈夫な子に育つために、しっかり栄養・水分をとってほしいですよね。
でも、
「うちの子は野菜を全然食べてくれない・・・」
「小食で、栄養が足りているのか心配。」
「お水やお茶をあげてもなかなかを飲んでくれない!」
など、赤ちゃんの栄養不足や水分不足が気になっているお母さんも多いのではないでしょうか。
そんなとき、
と考えたことはありませんか?
野菜ジュースなら手軽だし、美味しいので赤ちゃんも飲んでくれるかもしれませんよね。
とはいえ、
- 「でも、赤ちゃんに野菜ジュースを飲ませても大丈夫なのかな?」
- 「飲ませるとしたら、いつごろからあげていいんだろう??」
といったこともき気になるはず。
赤ちゃん専用の野菜ジュースと手作りの野菜ジュース、どっちをあげたらいいの?なんていう疑問もありますよね。
そこで、今回は
- 一般向け(大人用)の野菜ジュース
- 赤ちゃん用の野菜ジュース
- 手作りの野菜ジュース
の3種類について、それぞれの開始の目安、そして飲ませるときの注意点について紹介します!
Contents
一般向けの野菜ジュース
大人にとっては濃厚で美味しい野菜ジュース。
糖質、塩分、ミネラルなどが豊富に含まれています。
ですが、まだ消化器官が未熟な赤ちゃんが飲むと、胃腸や腎臓の負担になる恐れが。
なので一般向けの野菜ジュースを飲ませる場合は、
- 開始のタイミング
- 濃度
などに気をつける必要があります。
ちなみに、一般向けの野菜ジュースには食塩・砂糖・添加物(着色料・保存料・香料)が含まれるものも。
赤ちゃんに飲ませる場合には、これらが無添加のものを選びましょう。
開始の目安は1歳ごろ
色のついた飲み物は離乳食開始時期以降OKと言われていますが、一般向けの野菜ジュースを飲ませるのは1歳ごろまで待ったほうがいいでしょう。
消化の問題についてはすでにお伝えしたとおりですが、ほかにも赤ちゃんが早期に甘いものに慣れてしまうと、肥満や虫歯のリスクが高くなります。
また、ミルクや飲み物を飲まなくなったり、離乳食を食べなくなってしまう可能性もありますね。
栄養不足が心配かもしれませんが、基本的に赤ちゃんは母乳や離乳食で必要な栄養を摂れているので大丈夫です。
赤ちゃんの体の準備が整うまで、焦らず待ちましょう。
最初は薄めて飲ませよう
一般向けの野菜ジュースをいきなりそのまま赤ちゃんに飲ませるのはNG。
開始するときは、白湯で3倍程度に薄めてあげましょう。
その後、様子を見ながら少しずつ白湯の量を減らしていくのが〇。
ただし発達には個人差があります。
1歳を過ぎていても下痢になってしまうようなら、まだ飲ませるには早いかもしれません。
赤ちゃん用野菜ジュース
最近では赤ちゃん用の野菜ジュースも何種類か出ていますよね。
赤ちゃん用の野菜ジュースが一般向けの野菜ジュースと大きく違うのは、
- 食塩・砂糖が調整されている
- 保存料や香料などの添加物入っていないものが多い
ことです。
味に関しても一般向けとは違い、果物の割合が多めだったり、りんごやにんじんなどクセの少ない食材を中心に使っているものが多いです。
また、多くの製品が1パック100mL程度と小さく、赤ちゃんが飲みすぎないような工夫もされていますね。
赤ちゃん用の野菜ジュースを開始するとき
赤ちゃん用の野菜ジュースを調べてみたところ、開始の目安を離乳食が始まる5ヶ月~7ヶ月ごろとしているものが多かったです。
また、パッケージに生後5ヶ月からと書かれているジュースでも、「生後5、6ヶ月の乳児には、薄めてから与えてください」と注意書きがあるものも。
5〜6ヶ月の赤ちゃんにはとりあえず白湯で薄めてあげるのが安心かもですね。
手作りの野菜ジュース
市販の野菜ジュースは塩分や添加物など、色々と心配・・・という人も、手作りの野菜ジュースなら安心ですよね!
ただ手作りの場合でも、消化不良やアレルギーの心配があります。さらには生の食材なので感染のリスクも忘れてはいけませんね。
というわけで飲ませるのは1歳以降がいいでしょう。
ジュースにする食材は
- りんご
- バナナ
- みかん
- にんじん
- ほうれんそう
などの野菜・果物がおすすめ。
もちろん、まだ生野菜は・・・と心配な人は、茹でてからミキサーにかければOKです!
できれば砂糖を加えるのは避けたほうが〇。
手作りする際にははちみつを入れないように注意しましょう。
野菜ジュースを飲ませるときに注意すること
赤ちゃんに野菜ジュースをあげるときは、以下の3点に注意が必要です。
- アレルギー・下痢
- 肝機能障害のリスク
- 野菜ジュースは虫歯になりやすい
順番に解説していきます。
アレルギー・下痢
赤ちゃんに野菜ジュースを上げるときは、下痢や食物アレルギーの症状、肌の異変等がないか、食後の体調にも気を付けましょう。
食後のうんちの状態(色や下痢の有無など)は必ずチェック。
下痢をした場合は、症状が治まるまで一旦控えましょう。
再開するときは、野菜ジュースの濃さ・量・温度など調整を。
うんちの色が黄色やオレンジなどになっていた場合、消化不良の可能性があります。
健康には問題ないようですが、あげすぎには気を付けましょう。
また、肌が赤くなったり蕁麻疹がでているなど、食物アレルギーの症状が出ていないか注意しましょう。
何か異変があった場合は病院で医師に相談してください。
肝機能障害のリスク
野菜ジュースを飲みすぎると、含まれるカロテンによって肝機能障害が起こり、肌が黄色くなってしまうことも。
手・足が黄色くなることがあります。これは、ミカンを食べ過ぎた時などに手・足が黄色くなるのと同じ現象(柑皮症)です。飲む量を控えていただければ元に戻ります。
飲むのをやめると元に戻るので特に心配はいりませんが、もしも肌の色に異変があった場合は一旦控えるようにしましょう。
野菜ジュースは虫歯になりやすい
野菜ジュースの糖質は、虫歯の原因になります。
特にジュースはおやつより、虫歯になりやすいそう・・・。
飲んだ後は必ずお口の中をケアしてあげましょう。
食後すぐ、赤ちゃん用の歯ブラシで歯磨きを。
歯ブラシがまだ難しい赤ちゃんは、湿らせたガーゼや歯磨き用のシートで歯を丁寧に拭いてあげましょう。
歯磨きの後には水や白湯を飲ませるといいです。
野菜ジュースはおやつとして
野菜ジュースは甘いので、クセになりやすいです。
実際、赤ちゃんに野菜ジュースをあげたらクセになってしまい、ミルクや飲み物(お茶・白湯など)を飲まなくなったという話をよく耳にします。
中には、離乳食を食べなくなる赤ちゃんもいるんだとか・・・
栄養を心配して野菜ジュースをあげたいという人もいるかもですが、野菜ジュースは甘い上に、野菜そのものを食べるほどの栄養が含まれていません。
野菜ジュースは食事や飲み物の代わりではなく、おやつとしてあげましょう。
赤ちゃんが野菜を食べてくれないときは
赤ちゃんが野菜を食べてくれないという場合には、野菜を刻んだりすり潰したりして、スープやおかゆに混ぜるなど、食べ物としてとれるように工夫するといいかもしれません。
また、忙しくて時間がないお母さんには、市販のベビーフード(粉末やフレークタイプのもの)や、粉末の青汁を活用するのもおすすめ。
さっと食事に混ぜるだけで、手軽に野菜の栄養をとらせることができますよ。
まとめ
いかがでしたか?
野菜ジュースによっても差がありますが、飲ませるのは1歳を過ぎてからがいいようですね。
一般向けの野菜ジュースは特に注意が必要で、最初は白湯で薄めてあげましょう。
赤ちゃん用の「〇ヶ月からOK」となっている野菜ジュースでも、1歳までは薄めてあげることをおすすめします。
野菜ジュースをあげた後は必ず、体調変化(下痢をしていないかや肌の異常がないかなど)に気を付けましょう。
食後のお口のケアも忘れずに!
そして、食事や飲み物ではなくあくまでもおやつとして、ということも大切。
外出時など、特別なときのおやつにするのもいいかもですね。
赤ちゃんに野菜ジュースをあげたいときに、よかったら参考にしてみてくださいね!
コメント