野菜がニガテな人向けに、飲みやすさ重視の野菜ジュースやトマトジュースが増えてます。
もちろん健康にこだわりある人や、野菜が好きな人向けにこだわりの野菜を使ったジュースもあります。
なので、コンビニやスーパーへ行くと種類が豊富すぎてどれにしようか迷いませんか?
また野菜ジュースかトマトジュースどちらにしようか迷った時、決め手があればいいなと思いませんか?
そこで選びやすくなるポイントとなるそれぞれ栄養があるのかどうか、飲むならどっちがいいのかを調べてみました。
Contents
野菜ジュースとトマトジュースについて
手軽に摂れるジュースですが、野菜ジュースとトマトジュースを摂ることでどのような栄養があるのでしょうか?
まずは野菜ジュースとトマトジュースのそれぞれの原料と栄養について調べてみました。
野菜ジュースの原材料
原材料:野菜(トマト、にんじん、メキャベツ(プチヴェール)、ケール、ピーマン、ビート、ほうれん草、ブロッコリー、あしたば、チンゲンサイ、小松菜、かぼちゃ、パセリ、クレソン、アスパラガス、セロリ、しょうが、とうもろこし、ごぼう、グリーンピース、紫いも、キャベツ、レタス、たまねぎ、だいこん、紫キャベツ、赤じそ、カリフラワー、なす、はくさい)、レモン果汁
野菜ジュースというだけあって、原料の野菜は豊富に入っていますね。
普通に手に取って食べようと思うとお金もたくさんかかってしまうので、これだけの野菜の栄養を手に入れることが手軽に摂れると思うと安心ですよね。
トマトジュースの原材料
原材料:トマト、(食塩)
とてもシンプルですね!
ここではトマトと食塩のみのジュースについて調べてみましが、ものによってはミックスジュースとして他のものが混じっているものもあります。
そのため原材料をよく確認して、お好みのものを選んでみて下さい。
野菜ジュースとトマトジュースの比較
つぎに、野菜ジュースで有名なカゴメより野菜ジュースとトマトジュースの栄養素を見てみましょう。
野菜ジュース | トマトジュース | |
エネルギー | 68kcal | 40kcal |
タンパク質 | 2.4g | 1.8g |
糖質 | 13.7g | 7.8g |
食物繊維 | 1.1g | 1.4g |
食塩相当量 | 0〜0.6g | 0.48g |
カルシウム | 48㎎ | 14㎎ |
カリウム | 690㎎ | 580㎎ |
リコピン | 15㎎ | 15.7㎎ |
野菜ジュースは原料が豊富なこともあり、タンパク質やカルシウムなどが多く含まれています。
また、このほかにも
- ナトリウム:0 ~220mg
- 亜鉛:0.3mg
- 鉄:0 ~2.4mg
- マグネシウム:33mg
- ビタミンA:270 ~1400μg
- ビタミンE:2.6mg
- ビタミンK:11μg
- 葉酸:11 ~96μg
- α-カロテン:700 ~7000μg
- β-カロテン:3000 ~13000μg
- ポリフェノール:110mg
といった栄養素も含まれております。
そのため、いろいろな栄養素をまとめて摂りたい方には野菜ジュースがおすすめかもしれません。
トマトジュースは食物繊維やリコピンが多く含まれており、野菜ジュースのほうが圧倒的に栄養素が多くあることがわかりますね。
野菜ジュースの効果
- タンパク質は人の体の約15~20%、残り60%が水分できています。
これは水分を除いた重量の約半分をタンパク質が占めることになります。
タンパク質は筋肉や臓器、肌、髪、爪、体内のホルモンや
酵素、免疫物質などを作っています。
また栄養素の運搬を行いそして微量ではありますが、エネルギー源にもなり
ます。
- カルシウムは大量の野菜から摂ることは困難といわれてます。
しかしビタミン A ・ C ・ K が吸収を高める効果があるので生活習慣病の防止
につながります。
- 水溶性食物繊維を摂ることは腸内の善玉菌の餌になります。
すると排便が促されるので、便秘に悩んでいる方にも効果が望めます。
トマトジュースの効果<h/3>
- リコピンには血中HDL(善玉)コレステロールを増やす機能が、報告されています。
血中コレステロールが気になる方や血圧が高めの方にお勧めですね。
- 食物繊維には、食後の血糖上昇を抑える効果や、血液中のコレステロール増加を防ぐ効果など、からだに良い大切なはたらきがあるようです。
食物繊維は1日に20〜25g食べるのが望ましいので、1日の必要分の半分は摂
れる計算になりますね。
市販の野菜ジュースやトマトジュースは効果あるの?
栄養素だけを見ると、栄養の効果があるように見えてきますね。
だったらなぜ、「本当に効果があるの?」と疑われるとがあるのでしょうか?
それにはちゃんとした理由がありました。
市販の野菜ジュースやトマトジュースはどうやって作られているの?
野菜ジュースを作るには大量の野菜の種類と野菜の量が必要になります。
また、野菜は生ものなので水分が多いので腐りやすく日持ちしませんし、1年中常に同じ野菜を手に入れることは困難です。
一体どのようにジュースにしているのでしょうか?
調べてみると、「濃縮還元」と書かれてあります。
濃縮還元とは果汁の水分を飛ばし濃縮した濃縮果汁に、再び水分を加えて希釈し元の濃度に戻すことを濃縮還元といいます。
加熱する方法では、どうしても果汁本来の香りが損なわれてしまうので、還元しても全くの元通りにはならず、一般的に香料が加えられています。
引用:めいらく調査隊
つまり過熱して濃縮しているので、熱に弱いビタミン類は失われてしまいます。
そのため野菜の本来あるビタミン類の効果を期待して野菜ジュース飲んでも、「効果がない」と感じてしまうのは当然の結果ともいえますね。
過熱したら、栄養は失ってしまうのか?
そうはいっても、野菜ジュースやトマトジュースには、加熱しても摂れる栄養素もあります。
たとえばカルシウムやカリウムなどのミネラルや、野菜の色素であるカロテノイドなどです。
これらの中には、リコピンやβ-カロテンのように、生の野菜から摂るよりも野菜ジュース等の加工品で摂る方が吸収率の良い栄養素もあるのです。
そのためビタミン類が足りない点は同じように別のもので補うか、もしくは自分でジュースを作るというのも手かもしれません。
栄養をたくさん摂りたい人は、自分でジュースを作ってみよう!
たくさんの栄養をまとめて摂りたいなら、自分で作って飲むことをお勧めになります。
できるだけフレッシュな状態で飲んだほうが、野菜本来の味や香りもするので体にもいいですよね。
そして、市販にはないビタミン類を豊富に摂ることができます。
自分で好きな野菜を選ぶこともができるし、栄養素もコントロールできるからです。
もちろん、トマトジュースを生で作るのおススメです。
トマト本来の混じり気が無いので、飲みやすくなります。
最近ではスーパーに行ってもトマトの種類が豊富で、酸っぱいのが苦手な方にはフルーツトマトやアイコトマトなど甘めなトマトもあるので試してみてください。
ジュースの作り方
ジュースの作り方は、料理が苦手な方でもジューサーやミキサーを使えば簡単にできます。
ジューサーとミキサーの違いは、ミキサーは素材を丸ごと攪拌するもので、野菜を全て砕くので繊維など、すべてを摂取することができます。
そのため水分が少なくなるので、ドロッとした仕上がりが特徴的です。
一方ジューサーは砕いてから濾す機能があるので、水などを加えなくても素材だけでさらっとしたジュースに仕上がります。
ミキサーとジューサーは、どちらを使うかでジュースの仕上がり具合も変わってくるので、お好みに合わせて使い分けるのがおすすめです。
更に効果的に栄養をとりたいなら青汁もおすすめ!
市販されている青汁は、大麦若葉やケールなど、一般にはなかなか手に入りづらい栄養豊富な素材を使っている点で普通の野菜ジュースとは異なります。
健康食品として、乾燥粉末化した製品も市販されてもいます。
素材により異なりますが、青汁にはビタミン(赤)、ミネラル(緑)、食物繊維(紫)、ポリフェノール(茶)、アミノ酸(橙)、酵素(水色)などの栄養素が豊富に含まれます。
ちなみに青汁というと、まずいとのイメージがあります。
しかし最近の青汁は、製法の工夫や素材の工夫などで口あたりがよく、美味しくなっています。
素材の種類が増えて大麦若葉など青臭さが低減された青汁も増えています。
バランスよく食べるのが理想的
様々な栄養素を手軽に摂ることが出来るのが野菜ジュースの良いところ。
だからといって、野菜ジュースさえ飲んでおけば健康になれるわけではありません。
健康的な食生活の基本は色々なものを少しずつ、バランスよく食べることです。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」というように、同じものを摂りすぎるのは良くありません。
これは野菜ジュースも同じです。
普段の食事で野菜をバランスよく摂るように心がけ、野菜ジュースは野菜摂取の補助として
摂ることがいいようです。
ビタミン類以外の栄養は摂れるので、例えば牛丼やハンバーガーと偏った食事と一緒に摂れば補える部分も多いのではないでしょうか?
私の手軽に取れる朝ごはん【リアル体験談】
OL生活を送っていた時、特に繁忙期は朝ご飯を抜きにしてしまうことが多々ありました。
次第に立ちくらみや肌荒れが気になるようになりました。
また体調が崩れやすくなってきたこともあり、手軽でさっと飲める市販の野菜ジュースを摂るようにしました。
すると肌荒れはあまり改善はみられなかったのですが、便秘気味だったのが解消されたり、立ちくらみが軽減されるようになりました。
正直トマトジュースが苦手なので、私は野菜ジュースだけを摂っていましたが、今回調べてみてトマトジュースだとトマトと塩だけなので濃縮還元してないものが多いのかもしれないなぁと思いました。
まとめ
【野菜ジュース】
- 生活習慣病の防止。
- 便秘に悩んでいる方にも効果あり。
- 体内のホルモンや酵素、免疫物質などを作るタンパク質が豊富。
【トマトジュース】
- リコピンには血中HDL(善玉)コレステロールを増やす
- 食後の血糖上昇を抑える効果あり
- 血液中のコレステロール増加を防ぐ効果がある。
結論:野菜ジュースとトマトジュースどっちがいいのかというよりは、その時々の体調によって普段の食事に摂り入れて健康に近づけていきましょう!!
野菜ジュースとトマトジュースどちらもそれぞれにいいことがあるので、どちらかを選ぶというよりはどちらが好きかで選んでいいのではないかなと思います。
食生活の基本は色々なものを少しずつ、バランスよく食べることが大切です。
健康な体にすることで、これからの人生をより豊かなものにしていきましょう。
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