バナナは甘くておいしいし、気軽にスーパーやコンビニで販売されてます。
手にしやすい食べ物の一つですよね。
体に必要な栄養素をバランスよく含んでいるバナナは、朝ごはんに適しているイメージがあると思います。
スポーツをしている人にとっても、バナナはなくてはならない存在。
老若男女問わず、バナナ好きな方は多いのではないでしょうか?
私の1歳半過ぎの娘もバナナが大好きで、見つけると「あ!食べたい!!」と指さして訴えてきます(笑)
そんな「バナナ」の栄養と効果や効能について、今回は詳しく調べてみました。
Contents
そもそもバナナとは!栄養素はどんな感じ?
バナナは南アジアの熱帯地方が原産のバショウという草本になる実の総称です。
じつは色々な種類があります。
栽培されているバナナの種類は数百種類以上といわれています。
その中でも、よく見かける生食用のものと、芋のように生では食べられない料理用のものとがあります。
世界で栽培されているバナナの約3分の2は普段食べるような生食用で、残り3分の1は料理用です。
料理用のものは、でんぷんが糖質に変わらずそのまま残ります。
なので芋類と同じように、炭水化物の食材として加熱調理して食べられています。
ちなみにバナナの栄養は加熱してもあまり影響がなく、しかも美味しいんです!
バナナの産地は?
現在日本で流通しているバナナはほとんど輸入されているもので、全輸入果物の量で見るとバナナが約60%を占めています。
平成19年の貿易統計によれば、国内市場に出回っている約90%がフィリピン産の「ジャイアント・キャベンディッシュ」という品種です。
続いてエクアドル、台湾産があります。
国産のバナナは「島バナナ」や「三尺バナナ」と呼ばれるもの。
ある程度熟してから収穫できるため、輸入されているものよりもねっとりとしていて甘味が強く美味しいバナナです。
バナナの栄養素とは
バナナ1本(100g)に含まれる成分は以下になります。
エネルギー | 炭水化物 | カリウム | カルシウム | マグネシウム | 鉄 | 亜鉛 |
86kcal | 22.5g | 360mg | 6mg | 32mg | 0.3mg | 0.2mg |
ビタミンC | ビタミンE | ビタミンB1 | ビタミンB2 | ビタミンB6 | 葉酸 | 食物繊維 |
16mg | 0.5mg | 0.05mg | 0.04mg | 0.38mg | 26μg | 1.1g |
こうしてみると、様々な栄養素が含まれているのがわかります。
特にビタミンが豊富なのね!
ビタミンC、ビタミンE、ビタミンBについては体に必要なビタミンとしてよく知られていますね。
そして食物繊維に関しては1.1gと他の栄養素と比べても単位が違うほど、豊富に含まれているのがわかります。
では効果や効能はどのようなものでしょうか?
バナナを食べたらどんな効果があるの?
ビタミン類や食物繊維、ミネラルなど豊富な栄養素を含んでいるバナナ。
食べるだけで種類豊富な栄養素が手に入るなら、いつもの食事にとり入れていきたいですよね。
でも果たしてどんな効果・効能があるんでしょうか。
先程お伝えした栄養素で期待できる効果をみていきましょう。
また、注意しなければいけない点もあるので、調べてみました。
まとめると以下のとおりです。
- ダイエット効果
- 疲労回復効果
- アレルギーに注意
ダイエット効果
バナナはダイエット効果が期待できる食材として知られています。
これはバナナに含まれている糖質と食物繊維のおかげ。
1本食べるだけで満足感を得られるので、ダイエットにもおすすめということですね。
そして・・・そもそも痩せない原因の1つに「便秘」があります。
バナナを食べることで、バナナに含まれる不溶性食物繊維が胃の中で水分を吸収します。
便秘解消へとつながるほか、オリゴ糖も多く含んでいるので、腸内環境を整える手助けをしてくれるんですよ。
朝バナナダイエットはいいの?
朝食にはごはんやパンを食べる方が多いですが、これをバナナに置き換えることで摂取カロリーを抑えることができます。
バナナ一本は約86kcalなので、2本ほど食べてもOK。
満腹感が得られるように、ゆっくり噛みながら食べるのがポイントです。
ただ、バナナだけで朝食を済ませることはおすすめしません。
まずは水も一緒に飲みましょう。
食物繊維に加え、水分もしっかり摂ることでさらにお腹スッキリを目指せます。
健康的な脂肪分やスパイス(ピーナツバター、ヨーグルト、オートミールなどに添え、シナモンを振りかけるなど)と一緒に食べれば、お昼までに空腹を避けることができます。
バナナだけを食べるよりも、満腹感を得られてダイエットを長続きできますね。
また、昼食の3~4時間前に食べると体への負担が少ないと言われています。
たとえば12時頃に昼食を食べるなら、逆算して朝8時前後にバナナを食べるのがいいでしょう。
疲労回復してくれるって本当?
体力が弱っていると感じたり、疲れている時には、バナナが効果を発揮します。
バナナは活力を増進してくれる自然の滋養強壮剤。
体に必要不可欠な栄養を与えてくれます。
バナナはすぐにエネルギーになるといわれていて、痩せている人や体が弱い人にとって非常に良い食べ物です。
バナナには筋肉を強化するカリウムが含まれているので、トレーニング後の素早い回復を促進し、筋肉の強化へとつながります。
アレルギーってあるの?
バナナアレルギーがあるので、乳幼児やお子さんがはじめて食べる時は注意が必要です。
じんましんやせきなど全身症状を伴う、「即時型」アレルギーに分類されます。
アレルギーの原因は、果物に含まれる原因タンパク質(アレルゲン)が胃や十二指腸で分解されずに体内を巡るので、全身症状となって現れます。
バナナを食べたらどんな効能があるの?
バナナに含まれている栄養素の働きや作用が、どのような体に変化を与えてくれるのでしょうか。
具体的にどのような効能があるのか、気になりますね!
消化器系にいい
バナナには水溶性食物繊維が含まれているとお伝えしました。
バナナを食べると、胃酸に栄養を与えて胃腸への刺激をやわらげることにつながります。
潰瘍の自然療法として効果的ともいわれているんですよ。
バナナのフラクトオリゴ糖は腸の善玉菌に栄養を与え、体に良いサプリメントとして効果を発揮します。
消化・吸収されることなく大腸まで達し、腸内にもともと存在する善玉菌に、好きな炭水化物の「エサ」を優先的に与えて、数を増やそうという考えです。
オリゴ糖は、大豆・たまねぎ・ごぼう・ねぎ・にんにく・アスパラガス・バナナなどの食品にも多く含まれています。
ビタミンミネラルが豊富
ビタミンB群は糖質や脂質の代謝アップを促してくれます。
具体的には消化液の分泌を促すビタミンB1、粘膜をつくるビタミンB2があります。
ビタミンCはそれほど多くはないですが、風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果が期待できます。
ビタミンB群の主な働きは、エネルギー代謝の補酵素です。補酵素は代謝を円滑に行わせる潤滑油のような働きがあります。
コレステロール値を下げる
バナナにはペクチンという栄養素が含まれています。
ペクチンは食物繊維の一種で、コレステロール値を下げるはたらきを持った栄養素です。
またコレステロール値を下げること以外にも、血糖値の上昇抑制、疲労回復などの作用があるので太りやすい体質の改善にもつながります。
水溶性食物繊維は、糖質の消化管での吸収を遅延させて急激な血糖値の上昇を抑える作用があります。またコレステロールの吸収抑制や胆汁酸の吸着・排泄の作用もあり、食物繊維の摂取量の多い方が心疾患の発症リスクも低いと報告されています。
子どもの便秘解消にバナナ大活躍!【リアル体験談】
私には1歳半の娘がいます。
娘は授乳中、便秘になりがちでした。2日に1回出るか出ないかといった具合でしたね。
生後5か月の時には、最長7日間便秘になりました。
さすがに焦り病院に連れて行きましたが、のんきな先生だったので
うん、母乳なら出なくても大丈夫!
といって、笑って済まされました(笑)。
(一応座薬は処方していただきましたが、帰宅したタイミングで運よく出たので結局使わなかったです。)
数か月後に離乳食を始めたのですが、「離乳食を始めると便秘になる」ということで不安でした。
というわけで快便を促すために、食物繊維が多いバナナを早い段階からすりつぶして食べさせるようにしてました。
あくまで私の娘の場合ですが、一日排便しなかったとしても、バナナを食べさせれば当日か翌日には便秘が解消してくれます。
それは今になっても変わらず、バナナを食べれば100%でます♪
またバナナはやわらかいので、離乳食の初期段階でも食べさせやすいです。
持ち運びも楽なので、お出かけの時にも持っていきやすいんですよね。
満腹感を得られやすいので、食事が少なかったかも?というときにデザートとして与えやすいメリットもあります。
バナナは栄養豊富なので安心して子どもに与えられる果物。
甘くておいしいので子どもは喜ぶし、おやつの代わりとしてもとても重宝しています。
まとめ
バナナは・・・
- ビタミンが豊富なので、糖質や脂質の代謝アップや疲労回復、肌荒れに効果がある。
- ダイエット効果としては、食物繊維×水分で満腹感を得られ、お腹スッキリで体重も減りやすくなる。
- 子どもや乳幼児にはアレルギーに注意
- 活力を増進する自然の滋養強壮剤
バナナにはたくさんの栄養素が含まれているんですね!
しかもバナナは手軽に手にすることができる食べ物です。
この記事でバナナの魅力を再発見したら、今日から積極的に食生活に取り入れてみてはいかがでしょう?
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