「森のバター」「天然の美容液」とも呼ばれるほど栄養豊富で、濃厚でクリーミーな味わいのアボカド。
美容効果が高いことでも知られていて、最近では専門のカフェに行列ができるほどの人気ですよね。
クックパッドで検索すると、45,766件ものレシピが公開されています!
けれど、アボカドを加熱して食べてみたら「苦かった!」そんな経験はありませんか?
なんでだ…なんでこんなに苦いんだ!!!
…加熱したアボカド。— たんてい狸 (@Tantei_Tanuki) June 24, 2019
アボカドって焼くと苦い…?
— てね (@tene224) April 14, 2016
ちなみに私も、新しいアボカド料理にチャレンジしょうと意気込んで作ったらとっても苦くて・・・リメイクするのに苦労した経験があります。
これでアボカド嫌いになっちゃう人もいそう。
おいしいアボカドの料理のバリエーションを増やすため、失敗しない簡単な加熱方法があったら嬉しいですよね。
また、
「アボカドを加熱したら栄養価が変わっちゃう?」
「加熱したら変色しない?」
そんな疑問を持ってる方も多いと思います。
というわけで今回は、アボカドの加熱や苦味に関する疑問や、加熱しても苦くならないおすすめレシピなどをお伝えしたいと思います。
Contents
加熱したアボカドが苦いのはなぜ?
アボカドは加熱すると、アボカドに含まれるポリフェノールが変わってしまうとこで、風味や食感に「クセ」が出てしまいます。
その「クセ」が加熱せずに食べる時と比べて苦く感じてしまうんです。
解決策としては、
- 加熱しすぎない
- 皮に近い部分は使わない
- 熟しすぎた時の黒い筋に注意する
この3つに気を付ければ、加熱したアボカドの苦さを感じずおいしく食べることができるんです!
加熱しすぎない
アボカドは加熱時間が長くなると、苦味が強く出てしまいます。
加熱調理するときは、余り長時間火を通しすぎないよう注意するだけで、苦味を防ぐことができます。
皮に近い部分は使わない
料理するときにざっくりと切って使ってしまいがちですが、アボカドの皮の内側の茶色い部分は、ほんの少しですが苦味を感じやすいんです。
なのでアボカドをスプーン取るときに、苦い部分をあまり使わないようにするだけで、苦味はぐっと減らすことができます。
生で食べるときはそれほど神経質にならなくても大丈夫ですよ。
熟しすぎた時の黒い筋に注意する
熟しすぎたアボカドを切ってみると、黒い筋が出ている時がありますよね。
その筋が加熱するともっと苦味の原因になってしまいます。
面倒でなければ、裏ごしするなどして筋を除いて加熱調理すれば苦さは気にならくなります。
熟しすぎて色が変わってしまったアボカドは、見た目も気にならないスムージーにしてみてはいかがでしょうか。
アボカドを上手に熟させる方法はこちらの記事を参考にしてください!
アボカドの簡単な加熱方法
アボカドを加熱して食べる方法は沢山ありますよね。面倒くさがり屋さんでも簡単な方法をいくつかご紹介していきます。
- 電子レンジで温める
- トースターやオーブンで焼く
この2つを紹介します。
電子レンジで温める
この方法は、食べようとしたアボカドが固かった時に柔らかくする裏ワザです。
アボカドを半分に切って、ラップをふわっと掛けて500wで30秒~1分温める。
たったこれだけで、固かったアボカドが食べやすい柔らかさに変わります。
そのまま食べるより、他の具材と一緒にサラダにしたり、ディップにするとさらにおいしくなりますよ。
電子レンジでチンすると、なんとアボカドの変色も防ぐことができるんです!
トースターやオーブンで焼く
アボカドをたてに4つ切りか、6つ切りにして、種を取り除きます。皮はつけたまま塩とオリーブオイルをふりトースターかオーブンで焼き目がつくまで焼きます。
少しほっくりとした食感がおいしい「焼きアボカド」が簡単にできます。
アボカドの栄養は加熱したら変わってしまう?
せっかく美肌成分の多いアボカド、加熱することで栄養が変わってしまうのか心配ですよね。
結論だけいうと、加熱すると、熱に弱いビタミンCやビタミンBは薄れてしまいますが、他の栄養素はほとんど変化しません。
安心して加熱して食べてみてくださいね。
アボカドは加熱すると変色しない?
新鮮なアボカドを切ると、断面はとてもきれいな緑色ですよね。
あの色が加熱することで変色してしまうのでは?と思って加熱をためらった経験はありませんか?
結論からいうと、加熱で色は変わりませんので、安心して使ってくださいね。
加熱しても苦くない!おすすめアボカドレシピ3選
加熱するアボカドレシピはいっぱいあるけど、本当に加熱しても苦くないの?おいしいアボカドのレシピって、一体どれなのかな。
と思ってる方。
そんな方のために・・・アボカド料理で失敗を繰り返してき私が本当におすすめできるレシピを3つ選んでみました!
アボカドグラタン
《材料》1人分
- アボカド・・・・・・・・・・・半分
- マヨネーズ・・・・・・・・・・大さじ2
- 塩、胡椒・・・・・・・・・・・少々
- 生ニンニクチューブ・・・・・・2cmほど
- とろけるチーズ・・・・・・・・1枚
《作り方》
- アボカドを半分にして種をとり、スプーンで身をくり抜く
- アボカドを1cm角にカットして、マヨネーズ、塩と胡椒、ニンニクと混ぜ合わせる
- 2を1の皮につめてとろけるチーズを千切ってのせる
- オーブンで10分〜15分くらいチーズがとろけて焦げ目が軽くつくまで焼く
とても簡単ですが、マヨネーズのコクで苦味は全然感じずとろっとおいしいです。
アボカドオムレツ
《材料》2人分
- 卵・・・・・・・・・・・4個
- アボカド・・・・・・・・1個
- とろけるチーズ・・・・・お好み量
- バター・・・・・・・・・適量
《作り方》
- 卵を割り、混ぜておき、アボカドは食べやすい大きさに切っておく
- 熱したフライパンにバターを入れ、卵を入れアボカドと、とろけるチーズをおき、いつものオムレツの要領で作る
- お好みで醤油や塩コショウ・味ポン・麺つゆ・ケチャップで
いつものオムレツにアボカドを入れるだけという手軽さ!朝ごはんにもぴったりです。
チキンとアボカドのコショウ炒め
画像引用:チキンとアボカドのレモンペッパー炒め【クックパッド】
《材料》2人分
- 鶏もも肉(むね肉でも)・・・・・・・200g
- アボカド・・・・・・・・・・・・・・1個
- 塩こしょう・・・・・・・・・・・・・適量
- オリーブオイル・・・・・・・・・・・大さじ1
- にんにく(チューブ)・・・・・・・・2cm
- レモン汁・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
- ブラックペッパー・・・・・・・・・・適量
- ピンクペッパー(お好みで)・・・・・適量
《作り方》
- 鶏肉はひとくち大に切り、塩こしょうをふってなじませておく
- アボカドは、鶏肉と同じくらいの大きさに、スプーンですくいとる
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを熱して香りを立たせる
- 鶏肉を入れ、しっかりと火を通す
- アボカドとレモン汁と塩ひとつまみを入れ、アボカドの形が少し崩れるぐらいに炒める
- お皿に盛り、ブラックペッパー、お好みでピンクペッパーもふって出来上がり
レモンがさっぱりとした風味で、思いのほかさっぱりと食べられます。
炒めたアボカドの意外なおいしさを発見できます。
まとめ
今回は、加熱したアボカドが苦い理由や、簡単な加熱方法、加熱後の栄養素の変化や加熱してもおいしく食べられるレシピなどを紹介しました。
加熱したアボカドが苦くなってしまうのは、加熱すると独特のクセが出てしまうからでした。
けれど、
- 加熱時間を調節する
- 皮の裏側の部分は使わないようにする
- 黒い筋に注意する
などの方法で、加熱しても苦味を感じないようにできるんです。
寒い冬にはお腹からほっこり温まる加熱したアボカドを、是非試してみてくださいね。
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