甘酸っぱくてジューシーなパイナップルは、子供から大人まで好まれている果物のひとつ!
そんなパイナップルは栄養価も高くて健康にもいろんな効果が期待できるんです。
そのうえカロリーが低いのでダイエットにもいいんですね。
パイナップルは、年間を通して手軽に手入れられる果物。
そのままデザートで食べたり加熱して料理や付け合わせに・・・また果汁を絞ってジュースで飲んだりとバリエーションも豊富!
万人に好まれている果物、パイナップルにはどんな栄養が含まれているのか気になりますね!
今回は、パイナップルの栄養と気になるその効果・効能を教えちゃいます。
参考にしてくださいね!
パイナップルの歴史と雑学
普段、お店に並んでいるパイナップルの殆どが輸入ですが、中には沖縄や石垣島などで栽培されている国産もあります。
パイナップルの原産は熱帯のアメリカ、約1000年以上前から栽培されている果物です。
世界のあちこちで栽培され2000種類はあると言われてパイナップル。
今では比較的手軽に摂り入れることができますが、高価で貴重だった当時は、なんと王家の権力を象徴する果物だった・・・とも伝えられています。
また、あのパイナップルのツンツンした葉っぱが王冠に見えたことから「王の果実」と呼ばれていたこともあったとか・・・
色んな見方があるんですね!
そのほかに、このツンツンした葉っぱには大切な役割が・・・
このツンツンした葉っぱは、南国の強い太陽の日差しから実を守ってくれる役目もあるんです。
南国で降る貴重な雨を王冠のような葉っぱの真ん中に溜められるので、実の水分が補強できちゃうんです。
自然ってホント上手くできていますね!
ちなみに名前の由来は、見た目が松ぽっくり(pine)味がりんご(apple)に似ているという理由で「pineapple(パイナップル)」なんです。
おいしいパイナップルの選び方は、こちらの記事を参考にしてくださいね!
パイナップルに含まれている主な栄養
甘酸っぱさとみずみずしさがおいしいパイナップルですが、健康や美容にもとてもいいと言われています。
まずはパイナップルに含まれている、主な栄養を見てみましょう。
パイナップル可食部100g当たりの含有量
栄養素 | 含有量 |
エネルギー | 51Kcal |
水分 | 85.5g |
炭水化物 | 13.4g |
カリウム | 150mg |
カルシウム | 10mg |
マグネシウム | 14mg |
ビタミンB1 | 0.08mg |
ビタミンB2 | 0.02mg |
ビタミンB6 | 0.08mg |
ビタミンC | 27mg |
食物繊維 | 1.5g |
参照:日本食品成分表2015年7訂
パイナップルに含まれている栄養素のなかにビタミン類や食物繊維が多いってことは、なんだか体に良さそうですね。
パイナップルの効果と効能に注目!
それではパイナップルに含まれている栄養素を見ていただきましたが、ここではその中でも特に注目したい栄養素をピックアップしてみました。
主な栄養素は以下の通りです。
- カリウム
- カルシウム
- ビタミンB1
- ビタミンB6
- ビタミンC
- マグネシウム
- 食物繊維
ナトリウム(塩分)を排出・むくみを改善・・・カリウム
カリウムは、多くの酵素の活性化をサポート。
体の中で摂り過ぎたナトリウム(塩分)の排出を促進し、血圧を抑えてくれる効果があります。
また、神経伝達や筋肉の収縮を補助する作用があり、ストレスの緩和や便秘改善につながる・・・だからダイエットにも効果的!
骨や歯を丈夫に・・・カルシウム
カルシウムは骨や歯の細胞を作ったりするほか、精神を安定させたり血液の凝固作用を促してくれます。
カルシウムをしっかり摂取すれば骨粗しょう症の予防にも・・・
疲労回復に効果あり・・・ビタミンB1
神経系を正常に保つためサポートや糖質をエネルギーに変えて代謝をアップしてくれます。
強い疲労回復力があるので、疲れた体やスタミナをつけたいときにおススメ!
疲れた時にウナギを食べるといいと言われるのも、ビタミンB1が多く含まれているからなんですね。
湿疹や肌荒れ予防に効果的!・・・ビタミンB6
ホルモンの分泌異常を予防したり、酵素の働きを助けてくれるんです。(補酵素の役割)
また、ビタミンB6を摂取することにより皮膚炎や口内炎、貧血などの予防の他に心を落ち着かせる働きもあります。
女性ならではのPMS症候群(月経前症候群)にもうれしい効果が・・・
月経前の頭痛やイライラなど不快な症状の予防や改善に期待できるんです。
アンチエイジングに導く・・・ビタミンC
ビタミンCはコラーゲンの合成を助けたり、肌や皮膚を丈夫にしてくれる働きがあります。
また、抗酸化作用により体の老化防止や病気などのダメージから細胞を守ってくれます。
抗うつ症状や不安感など改善に効果的・・・マグネシウム
マグネシウムは酵素の働きをサポート!
骨や歯を作ったり、神経の興奮を沈める効果に期待できます。
便秘の改善や抜群のデトックスパワー・・・食物繊維
食物繊維の中でも水に溶けない不水溶性繊維が豊富!
不溶性食物繊維は、お腹の中で水分を含んで大きくなり、腸を刺激して便通を促してくれます。
また、ダイオキシンなどの有害物質を吸収し排出してくれるのでデトックス効果にも期待!
天然の中でも最高の酵素と抗酸化物質を含むパイナップルのデトックスパワーは抜群なんです。
便秘の方におススメ!
パイナップルの栄養を効率よく摂取するには
パイナップルにはビタミン類や食物繊維が豊富に含まれていますので、美容や健康にとっても効果的なんですね。
そして、パイナップルには食欲増進の効果があったり、消化を助けてくれる優れもの!
だからパイナップルの栄養を効率良く摂るなら・・・食前・食後に食べるのがいいんです。
そんなパイナップルの食べごろって・・・いつ?
パイナップルのおいしい食べごろって、なんだかわかりにくいって思いませんか?
そもそもパイナップルは追熟しないので、買ってきたら早めに食べるのがBEST!
そうはいっても、食べたら固かったり酸っぱかったりしたら・・・ガッカリしちゃいますよね。
そうならないように・・・
パイナップルの食べごろはいつなんだい?って思ったらこちらの記事をどうぞ!
パイナップルの食べ合わせの効果
食材にはそれぞれ食べ合わせがあります。
パイナップルもそうなんですが、食べ合わせる食材によってはそれぞれ効果が違ってきます。
- 相乗作用・・・それぞれ食材同士の栄養の相乗効果によってより栄養効果を高める
- 相加作用・・・それぞれの食材が持つ栄養を足し算して摂りたい栄養をよりたくさん摂れる
- 相殺効果・・・食材を組み合わせることで栄養を無駄にしてしまう
- もりな
それでは、次にパイナップルと食べると効果がアップする食材を紹介しますね!
パイナップルと食べ合わせの良い食材
- 疲れをとるなら・・・イチゴ・キウイフルーツ
- お肌やお通じにおいいのは・・・バナナ・ヨーグルト・アボカド
- 健康な脳のために・・・カシューナッツ
せっかくのパイナップルの栄養を効率よく摂るなら、生のままで他の食材と食べるのがおススメ!
その理由は、パイナップルを加熱すると栄養成分が30%くらい減っちゃうから。
パイナップルに含まれる栄養は、食べ合わせも考えてしっかりと摂取しましょう。
逆にあまりよくない組合わせって・・・じつはパイナップルと牛乳なんです。
パイナップルも食べ合わせる食材によっては、それぞれの栄養素の効果をなくしたり、体に害を及ぼすように変化することがあります。
食べ合わせによっては
- 体を冷やす
- 消化吸収が良くない
- 消化に時間がかかる
などの理由が挙げられます。
食べ合わせとして、酸性のパイナップルとアルカリ性の牛乳を一緒に摂ると胃に不調をきたす可能性があると言われています。
そのためパイナップルと牛乳との組み合わせは、控えた方がいいかもしれませんね。
パイナップルの食べ過ぎに注意!
南国のフルーツって体を冷やす果物に分類されるんです。
おいしいしダイエットにもいいからと、思わず食べ過ぎてしまっては逆効果!
パイナップルに含まれるブロメラインという酵素は、たんぱく質を分解しちゃいます。
過度に摂ると胃の粘膜や食道を荒らします。
パイナップルを食べて舌やのどがかゆくなった・・・なんてことありませんか?
それも食べ過ぎなのかもしれません。
ひどい人は出血することもありますので、なんでもほどほどが一番なんですね。
まとめ
パイナップルには、ビタミン類や食物繊維が豊富に含まれています。
ビタミンには抗酸化作用があるので、美肌効果やアンチエイジングに導いてくれたり、疲労回復にも効果的!
また、ビタミンB6は女性にうれしい効果があります。
PMS症候群と呼ばれる月経前の不快な症状、頭痛やイライラなどを予防したり改善に期待できます。
そして不溶性食物繊維は、お腹の中で水分を吸って膨張するのでお通じを促してくれるんです。
パイナップルの酵素と抗酸化作用でデトックスパワーも抜群!
カロリーも低いのでダイエットにもおススメです。
パイナップルは比較的手軽に手に入りますので、健康と美容のために普段からぜひ摂り入れてみましょう。
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