キウイの選び方間違えた( ̄▽ ̄)
固い!すっぱい!— shinooooopy (@pumpkin1031s) May 16, 2010
キウイを食べてみたら、酸っぱくて「失敗した!」という経験された方も多いかもしれません。
キウイは果物の中でも特に栄養素の密度が高い「スーパーフルーツ」としてますます注目を集めており、毎日キウイを食べることの有効性も明らかにされています。
せっかくですから美味しくキウイを食べたいものですよね。
今回は甘く美味しいキウイを見分けるコツをご紹介いたします。
ポイントは、売り場に並ぶキウイの中から美味しいものを選ぶこと、そしてその最高に美味しく熟したタイミングを見極めることです。
熟すスピードはコントロールもできますので、そのテクニックと保存方法についても解説いたします。
では、詳しくお伝えしていきますね。
Contents
甘くて美味しいキウイの選び方
まずは、売り場に並ぶキウイの中から美味しいものを見分けることです。
主なポイントは次の4つです。
- 表面
- 形
- 大きさ
- 色
表面
キウイもその表面が内面の鏡になりますのでよく観察しましょう。
表面が綺麗でツヤと弾力があり、シワや傷みがない物を選びます。
また、産毛が均一でびっしり生え揃っているものは健康的で食味も良いです。
(品種によっては産毛のほとんどないものもあります。)
部分的に柔らかくなったりしているものは傷みがあるので避けましょう。
形
美味しさの詰まったキウイは意外な形!
平べったい形をしていることがポイントになります。
中でも、ちょっと形がくずれた感じの、ごろっとしたジャガイモ型のようなものに出会ったらラッキー!
この形のものは、生産者の間でキウイの長男と呼ばれ、幹に一番近い部分に出来るキウイのことを指します。
形が悪いのでスーパーで見られることは少ないようです。
幹から一番近いため、栄養や水が行き届きやすく、実が膨れて形が変わり、種も多くなります。
そのため一番美味しい状態に成長し、他のものより糖度が1度ほど高くなるそうです。
ジャガイモ型のキウイは栄養成分も豊富で甘く美味しい証なのです。
大きさ
ふっくらと大きく、ずっしりと重みのあるものは果汁を多く含んでおり、ジューシーで美味しさが詰まっています。
色
色も大事なポイント!
皮の色が黒っぽいものより、明るい薄茶色のものが甘くて美味しいです。
甘くて美味しいキウイの品種は?
売り場には最もメジャーなグリーンキウイの他、最近人気の高いゴールドキウイなどもよく並んでいますね。
品種によって食味や完熟したときの糖度にも違いがありますので、好みのものを選びたいところです。
数多くの品種の中でも、おおまかな傾向があります。
グリーンキウイは程よい酸味と甘みのバランスが魅力で、最もキウイらしい食味を楽しめます。
それに比べ、ゴールドキウイは酸味が少なく糖度が高いため、キウイの酸味が苦手な方にも好まれます。
グリーンキウイの糖度は13〜16度ほど、ゴールドキウイは16〜18度ほどです。
また、最近注目を集めている、レインボーレッドという希少品種は糖度18〜20度とさらに糖度が高めです。
えぐみや酸味はほとんどなく、いちじくや桃、いちご、柿、マスカットに似ているなどと、人によって感じ方が様々で、その名の通り七色の味のするキウイです。
お好みで楽しんでくださいね。
糖度が高いものはそれだけ傷むのも早いので、その点は注意しましょう。
美味しく熟したキウイの見分け方
熟し具合は、お尻と頭の部分を指先で挟むように持ち、お尻の部分を押すようにして確かめます。
キウイの最も甘くなる部分は果肉の緑の部分ではなく、中心部の白い部分で、この部分は最後に熟します。
縦に押すことで中心部が熟しているかを確かめることができるのです。
ヘタ周りが極端に柔らかくなっているものは鮮度と味が落ちていることもあります。
全体的に柔らか過ぎたり、凹みがあるものも美味しくありません。
追熟で硬いキウイも甘く美味しくなる!
スーパーではやや未熟な状態で売られていることが多いですが、硬めのものでも美味しくすることができるので大丈夫!
その処理を追熟といいます。
追熟させたいときは、陽の当たらない室内に置いておきます。
できたら乾燥しないよう新聞紙に包みましょう。
室温は15度〜20度が最適で、1〜2週間後が食べごろの目安です。
ときどき熟し具合を確認しながら待ちましょう。
急ぐ場合は、エチレンガスを出す果物と一緒に袋に入れておくとさらに早く熟します。
種子の発芽を促したり、果実の成熟を促すなど、様々な植物の営みに関わります。
収穫後の果実からも放出され、近くにある作物の成熟を早めます。
このエチレンガスの制御によって、果物の成熟を早めたり、緩やかにしたり、コントロールすることができるのです。
身近なものの中で、特にエチレンガスを多く発する果物はりんごです。
りんごの中でも、「つがる」、「黄王(きおう)」などはエチレンガスの発生が多く、「ふじ」や「サンふじ」はあまり効果がないので品種もチェックしましょう。
キウイはエチレンガスによる影響を受けやすいため、りんごなどを利用して追熟をコントロールしやすい果物なのです。
参考:オルディ株式会社
ビニール袋に入れるときは、小さい穴を開けるとエチレンガスが多く出ますので、より効果的です。
袋に入れて2〜3日後くらいが目安となります。
エチレンガスを多く出す果物がない場合は、未熟なキウイをテーブルにゴツンとぶつけて衝撃を与えることで、キウイ自体がそこからエチレンガスを放出しやすくなり、追熟が早まります。
少し凹みができる程度にして、あまり強すぎる衝撃を与えないようにしましょう。
ぶつけた部分は痛みやすくもなりますので、衝撃を与えるのは1個だけで十分です。
食べごろになった物は乾燥しないようビニール袋に入れるなどして冷蔵庫で保存し、早めに食べるようにしましょう。
また、日持ちさせたい場合は、硬い状態のままビニール袋に入れて冷蔵保存します。
最も日持ちする温度は0〜1度です。
マイナス1.7度以下にになると低温障害を起こし、品質が落ちてしまいます。
冷蔵室の中身の入り具合によっては低くなり過ぎることもあるので、手前側の方が安心です。
まとめ
今回は、甘くて美味しいキウイの選び方、食べ頃の見分け方、追熟や保存のポイントについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょう。
ちょっとしたコツで、いつでも美味しいキウイを食べられることをお分かりいただけたのではないかと思います。
この知恵を活かして、美味しいキウイ生活を楽しんでいただけたら嬉しいです。
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