レーズンと言えば「鉄分=貧血予防」と結びつく人も多いのではないでしょうか?
確かに、レーズンに含まれている鉄分は、他の食べ物よりもダントツに多い!
でも・・・
レーズンの栄養成分はそれだけじゃないよね!?
レーズンに含まれている栄養効能って何がスゴイの?
といったことが気になります。
レーズンは、生のブドウ1kgからたったの200gしかできないんです。
貴重ですね!
乾燥させた小さなぶどうの実には、たくさんの栄養が「ギュッ!」と詰め込まれているんです。
レーズンには、栄養がたくさん含まれているので「自然界のサプリメント」なんていわれるほど・・・
ここではレーズンに含まれているスゴイ栄養についてまとめました。
どんな栄養の効果・効能があるのか見ていきましょう。
Contents
レーズンはこんな食べ物
レーズンの歴史は紀元前、木にぶら下がって乾燥しているぶどうを「誰かが」見つけたのが始まり。
そう、レーズンはぶどうを天日や熱風などで人工的に乾燥させたものなんです。
ドライフルーツの一種で、干しブドウと呼ばれることもありますね。
もともとぶどうには、鉄分やポリフェノールなどの栄養成分が豊富なんです。
レーズンは、そのぶどうのうま味と栄養成分をギュッと凝縮しちゃいました。
だから、「自然界のサプリメント」なんて呼ばれているんですね。
また、レーズンは産地や種類によって甘さや食感などが違ってきます。
おもなレーズンの種類は3種類。
- カリフォルニアレーズン(アメリカ産)・・・味は濃厚
- サンタナレーズン(トルコ産)・・・さっぱりした甘味
- グリーンレーズン(中国産)・・・酸味がありスッキリ
それぞれレーズンによって味わいが違いますので、使う用途や目的などによって食べ比べてみるのも楽しいですね。
詳しくはこちらの記事をどうぞ!
それでは次に、レーズンに含まれている栄養成分を見ていきましょう。
レーズンに含まれている栄養成分とは
レーズンに含まれている主な栄養素は以下の通りになります。
いずれも、可食部100gあたりの成分を五訂日本食品成分表より参照しています。
炭水化物 | 80.7g |
マグネシウム | 31mg |
カリウム | 740mg |
カルシウム | 65mg |
鉄 | 2.3mg |
ビタミンB1 | 0.12mg |
ビタミンB2 | 0.03mg |
葉酸 | 9μg |
食物繊維 | 4.1g |
特に注目は、プルーンよりも多く鉄分が含まれているってことです。
気になる方は、こちらの記事も読んでみてくださいね↓↓↓
それではつぎに、それぞれの栄養成分の効果・効能について詳しく見ていきます。
即効性があってすぐに栄養補給ができるブドウ糖と果糖
レーズンの重さの70%がブドウ糖と果糖の炭水化物なんです。
- 脳のエネルギーの源、生命維持には必要不可欠な栄養素!
- 即効で栄養源になるので、スポーツや非常食に有効です。
レーズンはクイックエネルギーと言われ、とても効率の良い栄養素!災害などの緊急時の常備食としても最適なんです
エネルギー代謝をスムーズにするマグネシウム
マグネシウムは体の中にある約300種類の酵素を補助する役目(補酵素)があります。
- ダイエットに効果的!
- 腸内で水分を吸収し、便を柔らかくして穏やかに排便を促してくれます。
- 代謝がスムーズになって血液がサラサラに・・・
マグネシウムを摂取するとアディポネクチンの分泌が高まり、ダイエットや健康に効果が期待できます。
やせホルモン・・・アディポネクチンは脂肪が燃焼しやすくしてくれます。運動をする・しないに関わらず太りにくい体を作るサポートをしてくれるんですね。ダイエットのリバウンドを防ぐ効果も期待されています。
長寿ホルモン・・・アディポネクチンがインスリンの効果を高めて血糖値を下げてくれる働きもあります。生活習慣病などさまざまな病気を予防する効果が期待できるんです。
体に摂りすぎた塩分を排出するカリウム
レーズンのカリウムの含有量は果実の中でもトップクラス!
生きていくうえで必要なミネラルの一種。
体内でカリウムとナトリウムのベストな比率は1:1なんですが、日本の食生活では塩分が多くなりがち・・・そのため
- 体の余計なナトリウムを排出します。
- むくみを解消してくれます
- 血圧を抑えて健康を維持するのに効果的!
カリウムは汗などの水分となって損失しちゃいます。
日頃から不足しないように、こまめに摂ることが大事ですね。
貧血予防に効果的な鉄分もいっぱい
レーズンに含まれている鉄の含有量はダントツ!
- 鉄分は貧血予防に効果
- 含有量はプルーンの2倍(プルーンは1mg/レーズンは2.3mg)
レーズンに含まれている鉄は「非ヘム鉄」と言われ、体内への吸収率は低いんです。
老化の原因を取り除くいくつかのポリフェノール
レーズンには美容効果のあるポリフェノールも豊富なんです。
- アントシアニン・・・眼精疲労予防・花粉症予防
- エピカテキン・・・抗菌作用・減菌効果・口臭予防・抗酸化作用
- レスベラトール・・細胞の酸化を防ぐ・美肌効果
ポリフェノールは水に溶けやすく効果は短時間なので、普段から食生活の中に摂り入れるといいですね!
ダイエットにも効果的な食物繊維
レーズンが持ってる食物繊維は他の食材ではあまりない特殊なタイプ。
すごいですね!だから食物繊維がダントツに多いんです。
- 便秘の改善
- 善玉菌を育てる
- 食物繊維の一種イヌリンが腸内環境を整える
食物繊維は2種類!
レーズンは、食べたいときにすぐ食べられるので便利。
普段から摂り入れて欲しい食べ物のひとつです。
レーズンにひと手間かけてもっとおいしく!
ここまでレーズンの栄養や効果・効能について説明してきました。
レーズンは、健康や美容にとっても優れている食べ物ってことなんです。
そんなレーズンにひと手間かけたレシピを紹介しますので、おいしく食べちゃいましょう。
シュガーバターレーズンパンのレシピ
ちぎって食べられるので、お子さんのおやつにもおススメのレーズンパン。
グラニュー糖が振りかけてあるので、甘さもあっておいしそうです。
レーズン入り卵焼きのレシピ
チョット意外な組み合わせのようですが・・・
レーズンの甘さがいい感じです。ぜひ作ってみてください。
いずれもおいしそうですが、中にはレーズンが嫌いな人もいらっしゃいますね。
理由としては・・・
といった声が多いようですね。
レーズンをそのまま食べるのはチョット・・・という方でもクッキーやチョコにコーティングされているとおいしく食べられるようですよ。
まとめ
あの小さなレーズンに、ぎっしりと栄養がたくさん詰まっているんです。
貧血防止に効果のある鉄は、非ヘム鉄。
だからレーズン単品ではなく、たんぱく質やビタミンCと合わせるとより効果アップ!
そして、マグネシウムやカリウム・カルシウムなどのミネラル類は、生きていくうえで体の為に必要な栄養素です。
特にマグネシウムは、酵素をサポートする補酵素の役割があるので、アディポネクチンの分泌を高めてくれます。
アディポネクチンは「やせホルモン」や「長寿ホルモン」と言われダイエットや健康に期待ができるんです。
そのほか、ポリフェノールも豊富なので抗酸化作用でアンチエイジングにも導いてくれます。
ちっちゃなレーズンに栄養がいっぱい。「自然界のサプリメント」・・・やっぱりスゴイですね!
一日レーズンを10粒程度で健康と美容に効果的!
普段から摂り入れていきましょう。
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