女性や子どもたちにとって、あの甘くておいしい焼きいは特別なものですよね。
秋から冬の時期は、とくに甘くてしっとりしていて、あのおいしさを思い出すだけで食べたくなります。
さつまいもってどれも同じように見えるのに、甘くないものに出会ったことってありませんか?
甘くておいしいさつまいもを期待をしていただけに、甘くなかったら、とってもがっかりですよね。
そこで、そのさつまいもをどうしたら甘くておいしく食べられるのか、良い方法があれば試してみたいと思いませんか。
どうして甘くないさつま芋があるのかな?
どうすれば甘くなるのかな?
こんな疑問を持ったので、少し調べてみました。
Contents
さつまいもが甘くない理由
お店で売られているさつまいもは、品質管理がしっかりされているのであまり気にしなくてもいいですね。
甘くないのがあるのは、家庭菜園などで育てたさつまいもに多いようです。
甘くない原因は、おもに次の3つ。
- 収穫してからすぐは甘みが少ない。
- 品種により甘さの違いがある。
- 収穫時期や保存方法でも甘さが違う。
収穫してからすぐは甘みが少ない
さつまいもは、収穫してからだんだんと甘みが増していきます。
ですから、収穫してすぐは熟していないので甘みが少ないんですよ。
品種により甘さの違いがある
さつまいもは古くから各地で栽培されていて、以前は「高系14号」や「紅あずま」などの品種が甘くてホクホク感があるからと、人気があったそうです。
最近は「安納いも」や「紅はるか」のような、しっとり感があって甘みの濃いものが人気だそうですよ。
家庭菜園などで作るときは、「安納いも」や「紅はるか」などの甘い品種を選んで植え付けるようにしましょう。
品種によっては栽培に適した場所とそうでない場所がありますから、植え付ける前にどの品種が適しているかよく調べて植え付けるのが、甘いさつまいもを育てるコツです。
収穫時期や保存方法でも甘さが違う
家庭菜園などで手塩にかけて育てたさつまいもは、甘みが少ない気がするって思った方は多少はおられると思います。
家庭菜園などで収穫するときは、収穫時期が甘さのポイント。
さつまいもの収穫時期はおよそ10月から11月です。
この時期に収穫して、土のついたまま乾燥させ、新聞紙などに包んで日の当たらない涼しい所で保存しましょう。
収穫時期がずれたり保存方法が悪いと、栄養が不十分だったり、傷ができて傷んだり、成熟できなかったりして、あまり甘くならないのがありますよ。
品種や地域にによっては、収穫時期が違うものがあるので注意した方が良いですね。
ほかに、収穫時期には関係なく、小ぶりなものは甘みが少ないといわれています。
甘くする方法は成熟させるのがポイント
さつまいもを甘くするには次の3つがポイントです。
- しっかり成熟させる。
- 低温でゆっくり優しく焼く。
- 炊飯器を使う。
しっかり成熟させる
甘くさせる最大のコツは、しっかり成熟させることです。早く食べたい気持ちは分かりますが、少し寝かせてあげましょう。
さつまいもは収穫してから2週間ほどのあいだにでんぷんが成熟して甘くなります。それまで待ちましょう。
上手に保存すれば傷まないので、保存期間が長くなり、甘さがさらに増します。一番甘い時期は、新年を迎えた頃から3月にかけてといわれています。
低温でゆっくり優しく焼く
さつまいもの焼き方は、家庭で焼く場合と野外で焼く場合がありますが、ここでは家庭で焼く方法について説明しますね。
用意(使用)するもの
- ガスコンロなどのグリルやカセットコンロ。
- 水で洗ったさつまいもとアルミホイル。
- さつまいもの大きさ
さつまいもは太いものを使うのがコツ。細いと、焼いている間に焦げることがありますからね。
加熱前の準備
アルミホイルは、手でクシャクシャにしていもを包みます。いもの表面との間にすき間ができるようにするためです。
すき間があると、熱が間接に伝わるのでじっくりと火が入ります。また、いもの中の水分が少し抜けるように、アルミホイルの両端はわずかに開けておきましょう。
加熱の仕方
ガスコンロやIH調理器のグリルを使います。
他に、カセットコンロに金網や鉄板をかけてアルミホイルで包んだいもを置いても良いですね。
どの方法でも超低温でゆっくり優しく焼くのがポイント。ゆっくり加熱することで甘みが出てきます。
出来上がりまでの時間
火加減やいもの大きさ、クシャクシャの仕方で出来上がり時間が違いますが、20分から30分が出来上がりまでの目安です。
竹串をいもの一番太い所に刺して、無理なく突き抜ければ出来上がりですよ。
炊飯器を使う
まず、よく洗った皮の付いたままのさつまいもを、炊飯器の内釜に、さつまいも同士が重ならないように入れます。長いものは適当に切って入れましょう。
次に、さつまいもの高さの半分くらいに水を入れて、玄米モードを確認してスイッチオン。
50分ほどで出来上がります。
そのままで十分おいしいですが、焼いもの雰囲気が欲しいときは、アルミホイルに包んでオーブントースターで焦げ目を付けると良いですね。
甘みが少ないものは別の料理で美味しくする
甘くないものは、さつまいも本来の甘さがあまり期待できないので、おいしく料理して食べましょう。
例えば、手軽なレシピとして次のようなものがあります。
- ジャガイモの代わりに、「シチュー」や「カレー」「コロッケ」など。
- お菓系にには、「ケーキ」「バター焼き」「だいがくいも」「さつまいもチップス」など。
- スープ系には、「お味噌汁の具」「各種のスープ」「おさつポタージュ」など。
- 他に、「天ぷら」「きんとん」「さつまいもごはん」「スイートポテト」etc.
調理すると一味違うさつまいもが味わえますよ。
また、さつまいもはホットスムージーにするのもおすすめの食べ方です。「根菜類はスムージーに向いていない」とされていますが、ホットなら大丈夫。
甘さを調整できますし、便秘解消やダイエット効果も期待できるんですよ!
まとめ
収穫して2週間以保存してから食べるとおいしく食べられます。
品種や収穫時期によっては甘くないときがありますから、少し掘って試食してから収穫しましょう。
さつまいもは、ゆっくり時間をかけて焼いて食べるとよいですね。
炊飯器を利用してもおいしく出来上がりますよ。
甘みが少ないものは、別な料理で一味違うさつまいもを味わうのもおすすめです。
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