トマトは通年市場に出回っているので、普段からメニューの中に手軽に摂り入れやすい野菜のひとつですね。
サラダの彩りに加えたり、野菜と一緒に煮込んだりとバリエーションも豊富!
そんなトマトを長持ちさせるためには、保存方法が大事!
トマトは、常温や冷蔵、冷凍での保存が可能なんです。
今回は、トマトの保存の仕方について、それぞれわかりやすく解説していきます。
また、トマトを常備菜に加工してから保存するというやり方も簡単で便利!
こちらも、あわせて紹介します。
それでは、トマトを長持ちさせる保存方法と便利な保存食のつくり方を紹介します。
Contents
トマトを長持ちさせるには保存方法が大事!
トマトを長持ちさせるためには保存方法が大事なんです。
ここでは、それぞれの保存方法について解説します。
- 常温で保存(または追熟させたいとき)
- 冷蔵庫の野菜室で保存
- 冷凍して保存
などがあります。
トマトを短い期間で使い切るなら常温や冷蔵でも大丈夫!
でもしばらく使わないときは、新鮮なうちに冷凍で長期保存しちゃいましょう。
使う用途に合わせて保存すれば、いつでもトマトをおいしく食べることができるんです。
それでは、それぞれのやり方を詳しく説明していきますね。
トマトを常温で(または追熟させたいとき)・・・保存期間は2~3日くらい
2~3日トマトを常温で置いておくと、追熟され強い抗酸化作用のあるリコピンの含有量が増えるんです。
また、常温に置いておくと「追熟」して酸っぱさが和らぐので、おいしく食べられるというメリットもあります。
「追熟」は甘さを増したり果肉を柔らかくするために、収穫した後に一定の期間おいて成熟させることです。
トマトの栄養をしっかり摂るなら食べる直前まで常温で追熟させるのもアリ!ってことですね。
ここで気を付けたいのが、うっかり食べごろを過ぎて腐らせないようにしたいですね。
【常温で保存する】
トマトは、キッチンペーパーや新聞紙などで1個ずつ包みます。
それぞれ包んだトマトのヘタを下向きにしてザルやかごに入れ、直射日光が当たらない風通しがいい冷暗所で保存します。
トマトは収穫した後20度前後で追熟しちゃいますので、特に夏場の暑い時期、常温での保存は難しいですね。
トマトを冷蔵庫の野菜室で・・・保存期間は2週間くらい
冷蔵庫の野菜室で保存すれば、トマトの食感はそのままで2週間は保存できます。
赤く完熟したトマトは傷みやすいので丁寧に扱いましょう。
トマトはお互いに触れあっているところから腐っていきますので、なるべく触れ合わないようにします。
【冷蔵で保存する】
キッチンペーパーや新聞紙で1個ずつ包んで、トマトが痛むのを防ぎます。
ヘタを下にしてビニール袋に入れて軽く縛って野菜室で保存。
トマトはだいたい丸ごとで保存します。
でも、カットしたトマトが余ってしまったら「どうやって保存するんだろう?」って気になりませんか?
そんな時は、カットしたトマトをラップに包み密閉容器で空気を遮断すれば保存できます。
でも、鮮度が落ちやすいので早めに食べちゃいましょう!
トマトを冷凍で・・・保存期間は1ヶ月くらい
トマトは新鮮なうちに冷凍すれば、1ヶ月くらい保存することができます。
そして、冷凍庫にストックしておけばいつでもトマトが使えて便利!
冷凍トマトで、料理のレパートリーもきっと増えちゃいますね。
【トマトを丸ごと冷凍する】
トマトをきれいに洗ってからヘタを取って保存袋に入れて冷凍するだけ、簡単ですね。
この時、きちんと密閉できればラップをしなくても、トマトの皮がうま味を守ってくれます。
【カットしたトマトを冷凍する】
トマトをきれいに洗い、大きめの粗みじん切りにして保存袋に入れます。
使う分を小分けにして、平らにならして冷凍庫で保存すると使う時に楽チンです!
それに加えて、トマトは冷凍したり解凍することによって細胞壁が壊れて、甘味を感じやすくなるといった効果もあります。
トマトを常備菜に加工してから保存する
トマトを生のまま手を加えずに保存するやり方の他に、加工して常備菜として保存する方法があります。
たとえば・・・
- トマトを塩に漬けておく
- トマトをオイルに漬けておく
- 乾燥トマトにする
といった方法があります。
作り方も簡単なので、ぜひ作ってみてください!
トマトを塩で漬けておく・・・保存期間は1~3週間くらい
トマトの塩漬けは、納豆や豚肉の生姜焼きなどに混ぜて食べるとおいしいです。
ぜひ作ってみてください。
- トマト 1個(200gくらい)
- ニンニク 1片
- 塩 20g
- はちみつ 20g
作り方
トマトは粗みじん切り、ニンニクはみじん切りにしたら、塩・はちみつを混ぜ合わせ密閉容器に入れ冷蔵庫で保存します。
【point】
- トマトに含まれているグルタミン酸がトマトから出る水分にギュッと凝縮されてうま味成分に!
- また、5~6日過ぎたころには酵母が増え発酵、ますますうま味がアップ!
トマトをオリーブオイルに漬けておく・・・保存期間は1週間くらい
トマトをオリーブオイルに漬けておくと、いろいろな料理に使うことができるんです。
たとえば、パスタと混ぜ合わせたりサラダのトッピングとしてもおすすめ!
- トマト 1個(200g)
- 塩 小1
- オリーブオイル だいたいトマトが浸るくらい
作り方
トマトは粗みじん切りにしたら塩を振りかけて密閉容器に入れます。
トマトが浸るくらいにオリーブオイルを入れて冷蔵庫で保存。
【point】
- オリーブオイルがトマトに膜を張り、空気を遮段するため日持ちします。
- また、少し塩辛いくらいの方が保存性が高まります。
乾燥トマトにする・・・保存期間は冷蔵で4~5日・冷凍1ヶ月くらい
乾燥させたトマトを使えば、肉や野菜と一緒に炒めたりパスタやピザ、ポテトサラダに入れるなど、料理のレパートリーもどんどん増えていきますよ。
- トマト 1個(200gくらい)
- 塩 大1/2
作り方
トマトをきれいに洗いヘタを取って半分に切ったらい回し種を取ります。
トマトの両面に塩を振って、キッチンペーパーを敷いた耐熱皿に切り口を上にして重ならないように並べます。
電子レンジ600wで5分位加熱したら、いったん取り出してトマトの水分をキッチンペーパーでふき取ります。
再度電子レンジで5分位加熱し、様子を見ながら数回繰り返します。
トマトがシワシワになって水分がなくなったらOK!あとは完全に乾けば出来上がり!
【point】
- ドライトマトにすることでうま味がきゅっと凝縮されて更にうま味がアップ!
- 簡単に作れるので常備菜としてもおすすめです。
まとめ
トマトは野菜の中でも特に栄養価も高く、様々な料理にも使えてとても便利です。
トマトが安く手に入ったりして食べきれないときは、用途に合わせて保存方法を変えれば長期の保存も可能です。
トマトは収穫後も追熟しますので、特に夏場の暑い時期や完熟したトマトを常温で保存するのは避けましょう。
トマトを冷蔵保存なら数日、冷凍しちゃえば1ヶ月は持ちますので、状況に合わせて保存の仕方を変えればいつでもおいしく食べられますね。
また、常備菜としてトマトを塩やオイルに付けたり乾燥させたり・・・加工してから保存すれば普段の料理もバージョンアップすること間違いなし!
なかには、妊娠中の体調が悪い時でも「トマトなら食べられた」という人もいらっしゃいます。
トマトを食べたくなったとき、保存食にしておけばいつでも手軽に食べられますね。
ぜひ、いろいろな保存方法を試してみて、これからもおいしくトマトを食べましょう!
トマトから美容や健康にいい栄養も摂れて、なおかつお料理のレパートーリーも増えたらうれしいですね。
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