パイナップルを食べ過ぎておなかを壊したんだけど、原因は何だろう?
もしかして自分はパイナップルアレルギーなのかもしれない・・・
そんな心配をしているあなたへお伝えします。
酸味と甘みがジューシーでおいしい、南国生まれのフルーツ、パイナップル。
パイナップルはビタミンや食物繊維が豊富で、美肌効果やお通じ改善など体の健康のために食べている方、調理前にお肉と一緒に入れておくことでお肉を柔らかくするのに使う方も多いではないのでしょうか?
パイナップルはジュースとしても飲めますし、カットしてあるものもあって、美味しくてついつい食べ過ぎてしまいますよね。
私も給食に出た冷凍パインは大好物で、毎回おかわりするくらい好きでした!
そんなパイナップルですが、食べ過ぎると腹痛を起こしたり、下痢をしてしまうことがあります。
パイナップルを食べ過ぎると酵素やアレルギー、体質など様々な理由で胃痛や腹痛、下痢をひき起こしてしまう可能性があるんです!
そこで今回は、パイナップルを食べ過ぎて腹痛を起こす原因を3つに分けて説明していきたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
パイナップルで腹痛が起こる原因
パイナップルを食べ過ぎると、胃痛や腹痛、下痢などを起こしてしまうことがあります。
それはなぜでしょうか?
腹痛の原因は大きく次の3つが考えられます。
- パイナップルに含まれるタンパク質分解酵素
- アレルギー
- 元々胃腸が弱いorただ単に体に合わない
それぞれ説明していきましょう!
パイナップルに含まれるタンパク質分解酵素
生のパイナップルを食べ過ぎて腹痛を起こすという方は、パイナップルに含まれているタンパク質分解酵素、「ブロメライン」が原因なのかもしれません。
ブロメラインとは、元々人体に含まれているタンパク質分解酵素の一種で、パイナップルに多く含まれていると言われています。
タンパク質を分解する性質を持つことからブロメライン軟膏として医療に使われたり、胃腸の調子を整え消化をサポートしてくれるのでサプリメントとしても使われている、すごい酵素なんですよ。
そんな良い効果を持つブロメラインですが、当然摂り過ぎは良くありません。
薬もそうですが、お医者さんに言われた適量を飲むからこそ、安全であり、効果がきちんと出るようになっていますよね?
なのでパイナップルを食べ過ぎると、タンパク質分解酵素のブロメラインの効果が効きすぎてしまうので、胃腸の調子が悪くなるんです!
ちなみにパイナップルを食べたときに舌がピリピリするのも、このブロメラインの効果と言われています。
舌を覆っている唾液中のタンパク質を分解し表面のバリアがなくなることで、酸味を直接感じてしまうようになってしまい、舌がピリピリ感じるそうなんです。
舌のピリピリや後味が気になる方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
ブロメラインは適した量で摂ればメリットがたくさん!
ブロメラインは摂り過ぎると腹痛を起こしてしまったり、舌がピリピリしてしまうのですが、適量を摂ればメリットがあるんですよ!
主なメリットは次の2つ。
- 胃腸機能の改善
- 花粉症の症状の緩和
他にも、ブロメライン軟膏と言って、ケガをした際に出される塗り薬として使われることもあります。
こう見ると、結構万能の酵素なんですね!
ブロメラインのサプリメントもあるくらいなので、胃腸の調子が悪い方、花粉症や鼻づまりがひどい方は試してみても良いのではないでしょうか?
たくさんパイナップルが食べたい方は、加熱処理をしてから食べよう
パイナップルをどうにかしてたくさん食べたい!
おなかが痛くなるのは嫌だけど、しっかり食べたい!
そんなパイナップル好きな方でも大丈夫!
生のまま食べなきゃいいんです!加熱してから食べましょう!
ブロメラインは60度以上の高温には耐え切れず効力がなくなってしまう性質があるので、腹痛を起こさないようにするには加熱調理をしてから食べるのが良いでしょう!
面倒な方は、電子レンジを使うのもいいですね。
また、加熱したパイナップルを食べるのが嫌な方は、熱処理が既にしてある缶詰のパイナップルを買って食べるようにすると安心です。
アレルギー
食べたら口の中がイガイガするし、おなかも痛くなってきた・・・
もしかしたらあなたは、パイナップルアレルギーなのかもしれませんね。
ですが、それほど珍しいことではありませんよ。
現代において、食物アレルギーや花粉症を持っている方は結構多いです。
特にスギ・ヒノキ科花粉症の方がパイナップルアレルギーになりやすいと言われていて、口の中やのどがイガイガする、といった口腔アレルギー症状がよく出るそうです。
子どもの頃は食べられたという方も、大人になってから急にアレルギーになってしまう人も中にはいるそうなんですよ。
なので自分がアレルギーを持っていないと分かっていても「なんか変だな」と感じたら、食べるのをやめてしばらく様子をみましょう。
症状が重い場合は病院に行って検査しましょう
パイナップルを食べて口の中がちょっとかゆくなる方は、食べ過ぎを控えましょう。
じんましんがでたり、腹痛がひどいという方は、念のため一度病院に行って検査を受けたほうが良いと思います。
ちなみに検査では一度に39項目ほどのアレルギーを調べることができるそうですよ。
元々胃腸が弱いorただ単に体に合わない
元々胃腸が弱い方は、パイナップルのブロメラインだったり、酸味が強いことが原因で、胃や腸にダメージを負ってしまうのかもしれません。
また、パイナップルに限らずですが、人には苦手な食べ物があったり、アレルギーではないのに食べると体の調子が悪くなる食べ物があります。
脂っこいものがダメな人や牛乳を飲むとおなかがゆるくなる人など、が代表的ですね。
それは自分の体を守るためのサインであり、体からの警告でもあります。
パイナップルに限らず、体に合わない食べ物があった場合は、なるべくその食べ物を口にしないようにするのが一番の対策になるでしょう!
まとめ
今回はパイナップルの食べ過ぎで腹痛が起こる原因や、その対処法などについてお伝えしましたが、お役に立てたでしょうか?
栄養豊富で体に良いパイナップルに限らずですが、どれだけ好きでも同じものばかりをたくさん食べるのは体の為にも控えましょうね!
また、アレルギーではなかったとしても体が受けつけない食べ物はたくさんありますので、食べる時はご自分の体と相談しながら食べていくようにしましょう!
パイナップル好きのあなたへ、他にもパイナップルについての記事がありますので、気になる方はぜひご覧になってくださいね!
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