見た目がおしゃれで可愛く、鉄分が豊富で「食べる血液」と人気沸騰中のビーツ。
おしゃれなレストランのサラダバーなどにも並んでいることが多くなり、少しずつ見かけることが多くなってきました。
ロシア料理のボルシチに使われていることでも知られていますよね。
わたしは最近、レストランのサラダバーで初めてビーツを食べたのですが、
「ん?土臭い!!」
と感じて、少し食べにくかったです。
食感はシャキシャキしていて美味しかったのですが、あの土臭さが気になって、おかわりはできませんでした。
そこで今回は、
- ビーツが土臭いのはなぜ?
- ビーツの土臭さをやわらげる方法
について、お話しようと思います。
ビーツが土臭いのはなぜ?
ビーツが土臭い原因は、ゲオスミンという化学物質です。
ゲオスミンは、雨が降ったあとの地面の匂いを持つ物質で、人の鼻はこの土臭さに敏感なようです。
ビーツと言えば、この土臭い香りが特色のようなので、この香りも含めて楽しむのが良いのかもしれません。
特別に出していただいたシェフのニーナさんとセルゲイさん自慢のスイーツ。真ん中にあるのはなんとビーツのケーキ(!)意外にもビーツの土臭い風味とチョコレートの香りが見事にマッチして新体験の美味しさでした! pic.twitter.com/x3Mi1Kd2w7
— イスクーストバ ロシア・東欧のアートブック専門店 (@iskusstvo_shop) May 13, 2019
合わせ方によって、土臭いビーツも風味として美味しく食べられるようですよ!
ビーツの土臭さをやわらげる方法は?
とはいうものの、
栄養満点なビーツを食べたいけど・・・
やっぱり土臭いビーツは食べにくい・・・
そう思うのはわたしだけではないはず!
ここからはビーツの土臭さをやわらげて、美味しく食べられる方法をご紹介します!
具体的には3つの方法があるようです。
- 火を通す
- 酢と合わせる
- 酢を入れたお湯で少し煮る
くわしくみていきましょう。
火を通す
ビーツは加熱すると甘くなり、食べやすくなります。
そもそもビーツは、甜菜(てんさい)の仲間です。
甜菜(てんさい)は、砂糖の原材料にもなる植物です。
ですので、ビーツも野菜の中では甘い部類に入ります。
見た目は赤いカブのようですが、カブとは違う種類のものになります。
このビーツの甘さは、火を通すと際立ちます。
また、食感もホクホクしたものになり、土臭さもやわらぐので、グッと食べやすくなりますよ。
煮込み料理としてはロシア料理のボルシチが有名ですよね。
ボルシチの他にも、サイコロ状にカットしてスープに入れることもできます。
また、ポタージュスープにしても赤い色がキレイで美味しいですよ。
ミラクルスープ☆赤ビーツのポタージュ by 城西大学医療栄養学科
また、炒めてきんぴらにすることもできます。
赤い色が鮮やかで、とっても美味しそうです。
酢と合わせる
ビーツの土臭さの原因であるゲオスミンは、酸性のものと合わせると分解されることが分かっています。
ですので、酢漬けにしたりドレッシングであえたりすれば土臭さがやわらぎます。
生のビーツはシャキシャキとした食感が楽しめます。
加熱したビーツよりは甘さはひかえめになりますが、見た目も華やかなので一度試してみてはいかがでしょうか。
酢を入れたお湯で少し煮る
皮のまま、酢を加えた沸騰させたお湯で煮るという方法もあります。
酢の効果でゲオスミンが分解されるのと、加熱することにより甘みが増す効果の相乗効果で土臭さを消すという方法です。
茹で時間は、ビーツをサラダに使いたい場合は15分程度、柔らかくしたい場合は40分程度が目安のようです。
ビーツの下処理☆ボルシチ・サラダetc. by ハートフルキッチン麗
皮ごと茹でることによってビーツの栄養が逃げず鮮やかな赤色も保てるので、おすすめの方法です。
それでもやっぱり土臭いのが気になる場合は、皮をむいてみると良いかもしれません。
皮をむいて酢を入れたお湯で軽く茹でてみてください。
皮と実の間にあるえぐみが抜けて、食べやすくなります。
ですが、あまり長く茹でるとせっかくの栄養素や色素が抜けてしまいます。
ですので、サッと茹でる程度が良いですよ。
まとめ
いかがでしたか?
ビーツの土臭さは雨が降ったあとの地面の匂いを持つゲオスミンという物質が原因です。
解決策としては、
- 火を通す
- 酢と合わせる
- 酢を入れたお湯で少し煮る
という方法を、レシピと一緒にご紹介しました。
食べる血液とも言われる栄養満点のスーパーフードであるビーツ。
少しの工夫で土臭さもやわらいで美味しく食べられますので、ぜひ試してみてください。
美味しいビーツを食べて、健やかな身体を手に入れましょう。
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