ケールは栄養豊富で「野菜の王様」と呼ばれ、日本の戦後の食料不足を解消する食材として、青汁の原材料で使い始めたんですね。
当時は「苦い、マズい!」が当たり前のケールでしたが、現在では食べやすいように品種改良されています。
でも・・・
「どのケールを選んだらいいのかわからない・・・」
「ケールの種類が多いのはいいんだけど・・・どんな料理に使えるの?」
「ケールってなんだか苦そうで青汁以外に考えられない」
そんな言葉が聞こえてきそうですが・・・
ケールはサラダや炒め物などにも使えるので、ぜひ食生活の中に摂り入れて欲しい野菜のひとつなんです。
ということで、今回は・・・
「ケールの種類ってどれくらいあるの?」
「おいしいケールを選ぶポイントはこれ!」
といった内容で進めていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
ケールにはたくさん種類がある!
ケールは、温暖な気候であれば年間を通して栽培することができるんです。
最近では、環境が違う世界のあちらこちらの国で栽培されているので、その土地に合ったケールに品種も改良されています。
品種改良されたケールを合わせると、だいたい50種類くらいあると言われています。
すごく多いんです。驚きですね!
日本でも、農家の人たちがもっとおいしいケールを作りたいと頑張って品種改良してくれています。
日々、世界のあちこちで品種改良されているので、これからもおいしいケールが増えてきそうですね。
ケールの種類とおすすめ調理法を紹介!
ケールはおいしく食べられる種類もあって、ご家庭で使うことが多くなりましたね。
ところが、ケールを使う料理によって「どれを選ぶの?」とか、近所から貰ったケールをみて「どんな料理が出来るの?」なんて困ってしまったり・・・
そこで、今回はケールを大まかに分けて紹介します。
- カリーノケール
- コラード系ケール
- カーボロネロ
- ゴズィラーナ
- ベビーケール
- クックケール
といったメジャーな6種類で検証!
それぞれ一般的に知られているケールですが、選ぶ種類によって特徴やおすすめの調理法が違います。
そこのところを詳しく説明していきますね。
カリーノケール
1)特徴
パセリのようなギザギザした細かいカールのように縮れている葉が特徴!
葉には切れ込みがあり、サニーレタスを厚くしたようなイメージですね。
旬はたねを蒔く時期によって年間3期で収穫が可能なため、6月から1月までおいしく食べられます。
2)おすすめ調理法
葉はやわらかく苦味などはほとんどないので生でもOK!
細かく縮れた葉がふんわりとして、ドレッシングにも良くからむので生サラダに適しています。
軸は厚みがあるので、細かく刻んでスープに入れたりコトコト柔らかくなるまで煮込めばおいしくなります。
コラード系ケール
1)特徴
楕円形でしわがないブロッコリーの葉に似ているのが特徴!
比較的葉は柔らかく、濃いグリーンです。
2)おすすめ調理法
葉の方は柔らかく、茎は硬いので調理する時は時間差がいいですね。
炒め物やチャーハンなど、加熱すると甘味が増しておいしくなりますよ。
カーボロネロ
1)特徴
茎が太く、放射線状に葉を伸ばします。
葉は細長い濃い緑色で、細かく縮れて裏側に丸まっているのが特徴!
原産はイタリアのトスカーナですが日本では黒キャベツと呼ばれています。
12月から4月までが旬で、甘味が増すこの時期がよりおいしくなります。
2)おすすめ調理法
くせがなく荷崩れしにくいので煮込みや炒め物、和え物がおすすめ!
ただし・・・煮込むと汁がちょっと黒っぽくなります。
ゴズィラーナ
1)特徴
別名「カーボロリーフグリーン」と呼ばれている増田採種場が開発したケールの一種。
ケールとカーボロネロを交配させた品種で、名前の由来は「ゴジラ」からきているんだとか・・・
葉はカーボロネロより幅広く、比較的たいらで丸い形をしています。
葉の表面は、濃い色して細かく縮れているので結球しないちりめんキャベツみたいな感じ!
厚みがある葉を触ると、少しゴワゴワした感触があります。
春先には、脇芽からもとうだち(花をつける茎が伸びること)して花芽が付き食べることができるんです。
旬は12月から2月の寒い冬です。
2)おすすめ調理法
くせがないので、炒め物や煮込み料理に向いています。
サッとゆでるときれいな緑色になりますし、炒めれば歯触りも良く甘味がでておいしくなるんです。
幅が広い葉なのでキャベツの代わりにゴズィラーナで包んで煮込めば、ロールキャベツの代わりになりますね。
ベビーケール
1)特徴
見た目はヨモギの葉っぱに似ている若い新芽です。
葉は柔らかくフワッっとして小さいので食べやすいんです。
ケールの初心者だったり苦いのがダメな人におすすめ!
2)おすすめ調理法
サラダや炒め物、天ぷらにするとおいしいです。
クックケール
1)特徴
全国で3件しか生産していない希少なケールなんです。
ケールの栄養価をそのままで苦味を失くし、キャベツのように食べやすいケールを開発!
2)おすすめ調理法
葉が柔らかいので生のサラダがおすすめ!
そのほか、茹でたり炒めたり・・・色々な料理に使えるおいしいケールです。
おいしいケールを選ぶポイントはこれ!
ケールを生のまま食べたり、加熱したりして食生活に摂り入れている人も多くなりましたね。
それは、使う用途に合わせて品種改良をされ、やわらかいケールもたくさん作られるようになったからなんです。
そのためご家庭でもケールを使う機会が増えてきました。
だったら、調理用と青汁用でおいしいケールを選ぶポイントを覚えておくといいですね。
《調理で使うケールを選ぶとき》
- 葉があまり大きすぎない
- 葉がみずみずしく生き生きしている
- 鮮やかな色をしていて葉の表面に斑点がない
- 葉が硬すぎない
《スムージーや青汁で使うケールを選ぶとき》
- 葉が大きい
- 葉の表面にツヤがあってハリがあるもの
いずれにしても、新鮮でおいしいケールは葉の色やハリが見分けるポイントになりますね。
ケールをおいしく食べるためにちょっとひと手間!
ケールが「苦い!」そして「マズい」といったイメージはまだありますね。
でも、最近では苦味が少なくなったケールもあって料理に使う人も増えてきたんです。
新鮮なケールを手に入れたら、おいしく食べるためのポイント!
まずは調理に時間を掛け過ぎないことが重要です。
そのためには、調理する時の下処理やちょっとしたひと手間でケールが食べやすくなります。
例えば、「ちょっと苦味がね・・・」って時も、サッと短時間で茹でるだけでも気にならなくなりますよ。
生サラダなら、ケールのみどり色に映える彩りや足りない栄養分をプラスして、おいしくいただきましょう。
まとめ
ケールは、世界のあちこちで栽培されて、食べやすいように新種改良もされています。
ちょっと前までは「苦い」「マズい」だけ・・・青汁の原材料のケールでした。
それが、今では「野菜の王様」として健康や美容にも期待が出来る栄養素がいっぱいのケールが人気になっています。
たくさんあるケールの中から、生のサラダや炒めもの、煮物など用途に合わせて選べばおいしく食べられます。
苦味が気になったら、ケールを加熱すれば歯ごたえが良く食べやすくなりますので料理のレパートリーも増えちゃいますね。
意外なところで・・・ケールが煮崩れしないのでロールキャベツのように包んで煮込みが出来るっていうのはうれしいですね。
たくさんあり過ぎてケールが食べきれないときは、保存も出来ますのでいつでも食べられます。
ぜひ、ケールを普段の食生活に摂り入れてみて欲しいですね。
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