私たちの健康維持ため、積極的に取り入れたいファイトケミカル。
栄養豊富で、しかも簡単に取り入れることができるんですよ。
でもファイトケミカルといわれて、
- どんなものなのか
- どういう効果があるのか
がわからない方も多いと思います。
そこで今回は、
- ファイトケミカルってなに?
- どのぐらいの種類、効能があるの?
- ファイトケミカルを効果的に取り入れる方法
について紹介します。
この記事を読んでファイトケミカルの効果を知り、食卓をより栄養豊富にしませんか?
Contents
ファイトケミカルとは?
ファイトケミカルは主に植物に入っている栄養素のことを言います。
具体的には、植物が身を守るために作り出した色素や香り、辛みなどの成分のことです。
名前の「ファイト」が植物、「ケミカル」が成分を意味していて、「フィトケミカル」とも呼ぶことがあります。
ファイトケミカルもフィトケミカルも、語源が違うだけで同じものを指します。
ファイトケミカルの種類って?それぞれの効果と共に解説
ファイトケミカルの最も期待されている健康効果は、抗酸化力です。
抗酸化力とはアンチエイジングにつながる作用のこと。
体が老化するのを防いでくれるので、美容や健康にも大切です。
ファイトケミカルは大きく分けると5種類に分けられます。
- ポリフェノール
- カロテノイド
- 含硫化合物
- テルペン類
- 多糖類
種類によってさまざまな働きがあると言われています。
それぞれの効果と効能をみていきましょう。
ポリフェノール
ポリフェノールは、数年前の赤ワインブームで一躍有名になりましたね。
聞いたことがある方が多いのではないでしょうか?
ポリフェノールは、ファイトケミカルの代表と言われています。
植物の色素やアクの成分で発がんや老化を防ぐ効果が注目されています。
ポリフェノールは赤ワインの他に、ブルーベリーやナス、アサイーに多く含まれています。
カロテノイド
カロテノイドは緑黄色野菜に多く含まれています。
黄色、橙色の野菜(ニンジン、カボチャなど)には、夜間の視力維持や皮膚、粘膜の健康を維持する働きが期待できます。
赤色の野菜(トマト、スイカなど)には血流を改善する働きが期待できます。
緑黄色野菜の色によって効果が違うので、さまざまな緑黄色野菜を一緒に取り入れて効果を高めたいですね。
含硫化合物(がんりゅうかごうぶつ)
含硫化合物は、刺激のある香りや辛みが特徴です。
血行や血流の促進、改善作用や食中毒の予防の効果があります。
ダイコンやワサビに含まれるあのツンとした辛みが効果を高めてくれているんですよ。
玉ねぎやねぎをすりおろす時にも、独特のねぎの香りがしますよね。
その香り成分も殺菌効果が期待できると言われています。
テルペン類
テルペン類にはハーブや柑橘類などの特有の苦味があるのが特徴です。
抗酸化作用や免疫力強化の効果が期待できます。
また、生活習慣病の予防や抗うつ作用にも良いといわれていますね。
女性に人気のアロマテラピーではラベンダーなどのエッセンシャルオイルが使われますよね。
あれもテルペン類に含まれます。
多糖類
抗がん作用やコレステロール血を抑える働きが期待されています。
炭水化物の一種であり、海藻やきのこ、根菜類に多く含まれています。
粘り気のあるオクラ、ヤマイモや海藻のぬめり部分に細胞や胃を保護してくれる働きがありますよ。
ファイトケミカルを効果的に取り入れる方法
ファイトケミカルは色々な野菜を組み合わせて摂ることで、より効果的に摂取できます。
特にファイトケミカルが多く含まれているのは野菜の皮の部分。
野菜くずは普段は捨ててしまいがちですが、ここは有効活用したいですね!
というわけで、この先ではファイトケミカルをとても簡単に取り入れる方法を紹介します。
スムージーにしてファイトケミカルを丸ごと摂取
スムージーにすると、ファイトケミカルの栄養を壊さずに取り入れることができます。
また、フルーツと一緒にミキサーするので美味しく飲むことができるのもメリット。
特にお子さんは野菜が苦手な場合が多いと思います。
「野菜嫌いで、子供の栄養が気になる・・・」
と悩んでるお母さんもいらっしゃるのでは?
(私もそうでした!)
スムージーなら、バナナなどを加えてちょっと甘く作ればお子さんでも美味しく飲んでくれます。
皮のついた野菜を一緒に使って、ファイトケミカルの栄養満点のスムージーはいかがですか?
スムージーを作るにはミキサーが必要ですが、持っていない場合はこちらの記事を参考にしてください。スムージー作りにおすすめなミキサーを紹介しています!
余った野菜のヘタや皮を使ってベジブロスを作ろう!
ベジブロスは人参のヘタや大根の皮などを煮込んで作るだしのこと。
普段は捨ててしまっている野菜くずが、美味しくて栄養満点のスープになるなんて嬉しいですよね。
食卓にスープを一品追加すれば、家計の節約にもなりますよ!
ベジブロスの作り方については他の記事で詳しく書いているので、よければ参考にしてくださいね。
ジューサーを使っている方は、搾りかすを有効活用しましょう!
野菜や果物の栄養がぎっしり詰まっているので、捨ててしまってはもったいないですよ。
まとめ
いかがでしたか?
- ファイトケミカルってなに?
- どのぐらいの種類、効能があるの?
- ファイトケミカルを効果的に取り入れる方法
について紹介しました。
ファイトケミカルは野菜の栄養そのもの!
たくさん摂り入れて、健康生活を目指したいですよね。
ファイトケミカルはさまざまな食材に入っているので、
いろんな野菜を使って食卓を美味しく彩りましょう。
というわけで、これからは毎日のご飯作りにもファイトケミカルを意識してみてはいかがでしょうか?
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