スムージーレシピに根菜類って入ってない気がするなぁ・・・
ニンジンとか栄養たくさん入ってると思うんだけど、もしかして根菜ってスムージーに向いてないの?
こんな疑問に答えます。
根菜類はスムージー向きではないんですよ!
スムージーで使う野菜には向き不向きがあります。
やっぱり組み合わせとして人気があるのは、グリーンスムージーに定番の葉物野菜ですね。
「でもどうして?栄養あるのに。」
と気になる方もいらっしゃるかと思うので、今回はスムージーに根菜類が不向きな理由を掘り下げて解説していきます。
こんにちは、サイト管理人のモリナです。根菜はあまりスムージーにしませんが、人参だけはアリなのでよく作ってました。
後半では根菜類のおすすめ食べ方についても紹介しているので、あなたの参考になれば嬉しいです!
Contents
根菜類はスムージーに不向きです
繰り返しですが、根菜類はスムージーに使う野菜としてはあまり向いていません。
その理由は下記の3つです。
- 腸にガスがたまる(おならが出る)
- 太るかも
- 根菜はミキサーで細かくなりにくい
腸にガスがたまる(おならが出る)
根菜類を摂りすぎると、腸にガスが溜まってしまいます。
簡単に言うとおならがたくさん出るということですね。
女性の方なら「そりゃ困る」という感じなのではないでしょうか。
例えば「さつまいもを食べるとおならが出る」と聞いたことのある方は多いと思います。
漫画で得る知識よね。
おならが出る原因は、さつまいもにデンプンと食物繊維が多く含まれているから。
デンプンも食物繊維も、胃腸であまり消化されにくい成分なので最終的に大腸で分解されることになります。
このとき、腸内細菌によってガスが作り出されるんだとか。
さつまいもの主成分はデンプンで、そのデンプンのおよそ30%は糖が鎖状につながったアミロースです。このアミロースは消化酵素では70%くらいまでしか体内に吸収できる糖に分解されません。その分解されなかったアミロースは大腸の細菌によって分解されますが、その際に出るガスがおならのもとになるのです
腸内で発生するガスは腸内細菌が作り出す。小腸で吸収されない食物繊維などは大腸に移動して腸内細菌のエサになり、細菌が分解する過程でガスが出る。
人によっては「おならが出るくらいなら別にいいか」という方もいらっしゃるかもしれませんが…まわりの人にご迷惑をおかけする場合もあるのでご注意を(笑)。
また、腸の動きがあまりよくない方や便秘気味の方だったりすると、おならとしてうまく排出できずに「お腹がパンパンに張って苦しい」となる可能性もあります。
太るかも
根菜類は野菜の中でもカロリーが高い食物です。
じゃがいもは特に炭水化物のイメージが強いですよね。
例として小松菜と主要な根菜類の栄養価をざっくり比較してみましょう。
じゃがいも | 人参 | 小松菜 | |
エネルギー | 76kcal | 39kcal | 14kcal |
炭水化物 | 17.6g | 9.0g | 2.4g |
たんぱく質 | 1.6g | 0.7g | 1.5g |
脂質 | 0.1g | 0.2g | 0.2g |
やっぱり、これを見ると根菜類ってカロリーがちょっと高めですよね。
食べ過ぎるとさすがに太ってしまうわけです。
まぁ、ジャガイモをスムージーにすることはさすがにないと思うけど。
大根も生じゃ辛いしね。
その点、にんじんはスムージーの材料としても使われることもあります。
にんじんは根菜類の中でも比較的カロリーが低めなのと、カロテンやカリウムといった栄養素が豊富に含まれているからです。
ただそれでも葉物野菜と比べたらカロリーは高めになっているので、人参スムージーの飲み過ぎには注意しましょう。
根菜類はミキサーで細かくなりにくい
3つ目のデメリットは、根菜類はスムージーにしにくいという点です。
強力なパワーのあるミキサーを使えば簡単かもしれませんが(バイタミックスとか)、普通のタイプのミキサーだと野菜の塊が残ってしまう可能性が大です。
これではちょっと飲みにくいですね。
にんじんはミキサーよりもジューサーの方がよく使われます。
葉物野菜が取れるグリーンスムージーがおすすめ!
スムージーはやっぱり葉物野菜を使ったグリーンスムージーがおすすめです。
料理にはそれに合った食材があるもの。
スムージーの歴史は100年程度ですが、当初から使っている材料は「水・果物・葉物野菜」ということで定番化されています。
トマトや赤パプリカ、ぶどうを使ったレッドスムージーや黄色パプリカやパイナップル、マンゴーなどを使ったイエロースムージーなどもありますが、あくまでも定番はグリーンスムージーということですね。
ちなみにレッドスムージーやイエロースムージーとはこういうものです。
根菜は別の食べ方がおすすめ!
スムージー向きではない根菜類ですが、体を温める作用があるので秋冬には積極的に取り入れたい食材です。
なので冷え性の方や風邪っぽい時には根菜類がおすすめです。カレーやシチュー、スープなどにして食べれば栄養満点、しかも体が温まりますね。
根菜類を使うならホットスムージーがおすすめ!
身体を温めたい方なら、根菜類をふんだんに使ったホットスムージーに挑戦してみては?
ホットスムージーは一度加熱した野菜を使って、フルーツと水と一緒にミキサーにかけるだけのシンプルなレシピ。
もっとも簡単なのは以下のレシピです。
りんごとにんじんのホットスムージー
にんじんを適当な大きさに切ってレンジで数分チンしたあと、りんごと水を入れてミキサーにかければ完成なので、冷え性の方や冬場でもスムージーを楽しみたい方はぜひ試してみてくださいね。
※りんごの代わりにバナナを使っても味が良く、飲みやすいです!朝食におすすめ。
ショウガを使うと、さらにポカポカしてあったまりますよ!
他にもホットスムージーのバリエーションはこちらの記事で紹介しています。
まとめ
今回はスムージーに根菜類って使えるの?というテーマでお伝えしました。
根菜類はスムージーには不向きですが、体を温める作用があるので寒い時期にはおすすめです。スープなど温かい料理が合っているでしょう。
根菜も葉物野菜も、両方バランスよくとることで元気な毎日を送れます。
冷たいグリーンスムージーと温かいホットスムージー、どちらも上手に楽しんで野菜の美味しさを楽しみましょう♪
それではまた!
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